長野市の公園廃止問題について、1日、市議会で荻原健司市長は青木島遊園地を「廃止」すると明らかにしました。「地権者の意向もあり、これ以上、土地を借りられない」としています。

遊園地は一部の住民からの「子どもの声がうるさい」などの苦情をきっかけに3月末での廃止を決めていましたが、異論も多く、市は2月、住民説明会を開催。荻原市長は存続も含め再検討し自ら最終判断する考えを示していました。

荻原市長は1日、市議会の代表質問で4月いっぱいで「廃止」にすると明らかにしました。理由は地権者がすでに土地使用の新たな計画を立てていたためとしています。

長野市・荻原健司市長:
「市が昨年に廃止方針を示し、今年度いっぱいの現状復旧を申し入れて以降、新たな土地利用を計画されており、関係者との調整を重ねてきましたが、これ以上お借りするのは断念せざるを得ない状況。遊園地の存続を選択肢として真剣に検討し、関係者と調整してきたが、結果として存続を臨んだ住民の期待に応えられなかったのは大変申し訳なく思います。遊園地は廃止とし、4月中にはお返しする予定」