沖縄諸島。
ここの高齢者は地球上のだれよりも長い平均余命で、ほとんどが驚くほど元気な老後生活を送っています。
特に注目されるのは、100歳まで長生きする人の数で沖縄では人口10万人につき、100歳以上の住民が68人もいらっしゃいます。
彼らの食生活の特徴は炭水化物の多い食生活でたんぱく質ではありません。
沖縄の食事はたんぱく質に対する炭水化物の割合が目立って大きい。
特にサツマイモが豊富で、カロリー源のほとんどを占めます。
近年の研究で、一貫して導き出されたのは、炭水化物を多く与えてたんぱく質を少なくすると、さまざまな動物の寿命が延びるという結論です。
高炭水化物低たんぱく質の食生活により、脳内にみられる老化の兆候が一部抑えられることが分かってきました。
そして驚いたことに、炭水化物とたんぱく質の比はいわゆる「沖縄比率」と同じく、10対1が最適だと分かってきています。