>>24
ビーフに切りかかるその前に、林が立ちはだかった。

林「ビーフ様の手を煩わせるまでもない!ここは私が!」

田中は昼食のおにぎりを林に向かって投げた。

田中「同じ日本人ならこの威力が分かるだろ!」
林「これは……! 白米……! ビーフシチューにかけたい……ご飯で食べたい……!」

林は日本への憧憬で涙ぐんだ。
そして、ビーフからシチューを奪い取ると、白米でハヤシライスを作った。

林「うまー……!」
ビーフ「何っ? ……なるほど、ありだな。この旨さに免じて、この場は見逃してやろう」
田中「あざーっす!」