【リレー小説】勇者ヘッポコとヌルスケ part10
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
登場人物
【ヘッポコ】
ゼウスに召喚されロトの勇者となった少年。重力魔法『ボッシュート』を使う。
頭に刺激を受けると爆発する。
『異能遺伝子』を持ち、敵の攻撃や魔法を身体が勝手に反応して再生する。
万引き癖がある。
【ヌルスケ】
不思議なメダルの収集家。メダル王に授かった力で不思議な力や不老不死などを手にしている 。
【ケン・リュックマン】
アメリカから来た顔がリュックの亜人。
擬人化する謎の武器『ルシール』(有刺鉄線を巻き付けたバット)を持っている。
ヘッポコの親友。
※前スレ
【リレー小説】勇者ヘッポコと冒険者ヌルスケ part9
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1581957477/ ※「ヘッポコ、ヘッポコ!おい、ヘッポコ!!早く起きろこのヤロー!!」
ヘッポコ「ムニャムニャ…。も、…もう…食べられないっ」zzz さて、きょうものんびりですね。存外世間GWですねw私はGW後から
晴れて海外旅行です。世間GWは行楽シーズンですね。GWくらいから
気候も暖かくなる感じですね。少なくとも肌寒さもなくなります。5,6,7,
8,9,10が暑い気候でしょうかね。4月と11月が普通くらいですね。
12,1,2,3、が寒い気候ですか。一年を通せば寒い気候も4か月ほどなの
ですがね。やはり夏はいいですね。
存外行き過ぎた資本主義に警鐘を鳴らす意味で社民党の活動には期待
出来ますね。私もどっぷりと企業人という訳ではないのでその様な運動に
コミットしやすい面があります。。まあ、社民党もいずれは民主とくっつくかも
しれませんね。民主が分離する可能性もあります。そういった政局の流れも
注視する必要がありますね。存外辻元清美さんが社民から民主に移ったように
時の流れと共に野党再編もあります。。まあ、わたしも元テレビ局グループの
社員ですから存外リベラル肌ですね。言論の自由を制限する安倍政権に強く
抗議します。 ヘッポコは起きた!
そしてトイレに入ると鍵を閉めた。 『猫飼いたい』(※他シリーズものとは別設定とお考え下さい)
「未確認生物図鑑・猫科」
そこには「地獄猫被り」や「神獣アニャンタ」といった世にも珍しい、且つ愛らしい珍獣達が詳細な説明文と想像図
を交えて描かれていた。
「可愛いですね……ネコ、飼ってみたいです……ネコ」
図鑑を眺めつつ、嘆息混じりに一人ごちる。
シノブはここ最近、王国マスコットのベロベロスや地竜ちゃんと戯れる事を何よりも楽しみにしていた。
何もかもを自分がやらなくては、と言った強迫観念から開放され、年齢相応の欲求を満たす事が出来る。
幼き日に得られるはずだった何かを、シノブは今取り戻しつつある。
平和な証拠だ。近頃はネコに御執心の様子。
「あまり勧めないよ……ネコは」
フト、そこに通りかかったのは親友のエステル。
「(はて、珍しい事ですね?)」
シノブは疑問に思う。
大概の事は、当たって砕けろとばかりにチャレンジして、強固な意志と、主人公(風味)補正とで
やり遂げ、通して来たエステルが、こんな事を言うとは……
ならば逆説的考えて、エステルには飼い猫を持った経験があるのであろう。
「と言うと、難しいのですか?ネコを飼うのは」
シノブの質問にエステルは硬い表情で、
「相応の覚悟を持たなきゃダメだよ?ネコって大概、気紛れな気性で、構い過ぎても、ほっとき過ぎても拗ねちゃって
扱いがムツかしいんだ。ストレスが嵩じるとトンでもない厄介事を引き起こす事もある。それら全てを、シノブは主人と
して甘んじて、引き受ける覚悟はある?」
シノブは自らの心情を省みて、ただ可愛いから、興味があるからといった甘い気持ちで動物を飼おうとした自らの浅慮
を恥じた。
同時に生き物に対して真摯な想いを持つ、頼れる親友エステルの真っ直ぐな心意気に改めて感動する。
「そうね。生き物を軽い気持ちで飼っていいものではないわね。今は保留とします。でも私に覚悟が備わった暁には、
将来的には是非一匹飼ってみたい。その布石として是非、エステルが信じるネコ育成の心得を拝聴したいですね」
シノブは教えを請うに相応しいよう、自らの姿勢を正す。
「私も試行錯誤しながら、悪戦苦闘中の身の上だから、余り偉そうな事は言えないけど……」
「(え?エステルったら皆に内緒でネコを飼っているのですか?)」
「まずは誰が主であるのか、毅然とした態度で示す事。友人同士なら気が引けてしまうような事でも、特に行為中は
しっかりと割り切らないとイカンね。公私の切り替えをキチンとする。これを互いに理解する事が大切だと思う……」
「(友人?行為?公私?)」
「後は飴と鞭の使い分け、その匙加減かな?こればっかりは互いに体で覚えるしかないけど、信頼関係が
深まってくれば少々イキ過ぎても、ネコからすればそれが快感と思えるようになるらしくて、むしろマンネリ化
する関係を一新する刺激になるとか。あ、なんだったらメニャーニャにも聞いてみ……」
「ありがとう、エステル。もう結構です」
(※出勤前に使い古された、『ネコタチ』ネタを投下する愚行をお許し下さい) 爆発のショックで目を覚ました。
ヘッポコ「さて、久々にアリアハンの街をを散歩するか」
ヘッポコ母「いってらっしゃい、暗くなる前に帰るのよ」
ヘッポコ「子ども扱いすんなババア」 こういう女を低学歴チンポで屈服させるのが気持ちいいんだよねぇ ヘッポコ「服用3日目、効果がルボックスよりあるような気がする
覚醒作用が強いのか日中眠気が薄く、夜も何度か目が覚めた
性欲はマジでなくなる、ジェイゾロフト以上では?
煩悩に囚われなくなり無駄な時間過ごすこともなくなった
逆にパートナーいて困っている人は同じSSRIではルボックスおすすめする」 ウィーンとベルリンで全集完成してるアバドは凄いよな。
演奏が目立ちたがりでないので過小評価されてるけど。
協奏曲の録音の多さは類を見ない。アバドほど独奏者の演奏を引き立たせる指揮者はいないからだと思う。 >>857
ヘッポコがパフパフ小屋の前を通ると、せむしの呼び込みが声をかけてきた。
「勇者さま、いい子が入りましたよ」
「苦しゅうない、案内せい」 赤ちゃん「ハプハプ!」
ヘッポコ「何だよコレー??」
案内された小部屋に赤ちゃんの格好をしたオッサンが寝ていた。
せむし男「へへへ…ごゆっくりどうぞ」 俺「ほーんとかよ!?」
火星人「間違いありません」
そして俺は自身のルーツであるらしい冥王星へと向かった。 はい、皆さん仰るようにヘタなりに書き続けますね。
・・・・・・澱んだまどろみから徐々に意識が鮮明になる。
目に映る天井には木目。明らかに自宅のものではなかった。
そして、そこに灰色は広がっていなかったが、直感的に先の灰色の世界だと理解した。
空気感が現実と異なるのである。
治夫は空気を感じ取る肌感覚というようなものが人一倍敏感であった。
うつ病になり、脳機能が大きく衰えていてもこの世界の空気を感じ取ることができるほどに。
その敏感さは現実世界で生きるのには殆ど不便なものでしかなかったが・・・・・・
心なしか体がいつもより軽い気がした。
ベッドと呼ぶには相応しくない作りの床から身体を起こし、周囲を観察した。
木造の小屋のようであるが、この床のように粗末な作りであり、木材の加工も建築もプロの手で行われたものではないのは一目瞭然である。
以前の夢の続きであろうか。
稀ではあったが夢の続きを見ることがあったのでそこには驚かなかった。
記憶を辿ると、大男に馬に乗せられたところまでは覚えている。
彼がここまで運んでくれたということだろうか。
一面灰色に見えた大地は世界の全てではなく、一部ということだろうか。
そこまで考えて、夢に整合性を求めるのは馬鹿げていると思考を放棄した。
窓に目をやると外からは木々が覗いている。
気になって小屋の外へ出ると見渡す限り木々しかなかった。
どうやらこの小屋は森の中に位置しているようだ。
生い茂る木々が美しい。
木々など現実でも見慣れているし、木々の見た目も現実のそれと変わりない。
しかしこの木々は生きている。
静止しているにも限らず飽きさせない動的な生命力を感じさせた。
木々だけではない。足元の雑草、木々の隙間から覗く空もが活き活きとしている。
この世界は空気が濃い、と思った
一つ一つの情報が鮮明なのだ。
夢なら覚めなくて良い、腐りかけた心の底からそう思った。
夢が覚めるまでの間だけでもこの世界を堪能しようと歩き回った。
新鮮さとどこか懐かしい感覚が腐った心身を駆け抜ける。
健全な状態ならもっと鮮明に世界を感じられるのだろうか、と初めてうつになったことを悔やんだ。
いつの間にか小屋は見えなくなり森の出口が見えている。
帰り道など分からないが、夢の中で帰り道など不要、仮に夢でなくてもここで死ぬのなら構わないとすら思った。
森の外へ出ると束の間の夢心地は急に終わりを告げた。 納豆定食をマックのドライブスルーで、声を高らかに注文してしまいました 写真が必要なら防犯カメラ映像を静止画でプリントアウトすればいい話だから、嫌がらせでやっているんだろうなと思う ステゴザウルスは度々、海水を飲んでプハーッとして満足気 赤ちゃん「ハプハプ!」
へっぽこ「なんた?!この赤ん坊は?!」
ヌルスケ「スタンド使いかも知れんな!」 たしかにるしゃ21時は久しぶりだな
これは本気のるしラップか… 【阿吽の呼吸】『鬼滅の刃』もはや “日本経済の柱”と話題 映画は歴代1位発進、東宝株価が高値更新… [BFU★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1603158358/
132名無しさん@恐縮です2020/10/20(火) 07:05:19.74ID:vZYn5K8n0
『鬼滅の刃』もはや“日本経済の柱”と話題 映画は歴代1位発進、東宝株価が高値更新…企業コラボも恩恵続々
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbbeff2274ddec2148e30c27ca790263138467c7 その疫病は、強い感染力を持っており、発病した人間から空気感染する。感染した人間は発病後、一週間をかけて徐々に体の力が抜けてゆき、やがて体が動かなくなると今度は全身の穴という穴から血を流し、地獄の苦しみの果て死ぬ。
しかし特筆すべきはその疫病が魔族には一切発病しないということであった。
疫病は女神との対話を経て、教会が解毒魔法を開発するまでの3年間に全人口の4割を死滅させた。
結果として人々は魔族の進行と、疫病に苦しみ、魔王が現れてから三年の間に人類の領土は、ある小さな王国と、その周辺地域を残し、すべて侵略された。
三年間の劣勢の中、その小さな王国が生き残ることができたのは、孤島に浮かぶ地の利があったほかに、勇者の存在があったためであった。
その女神の加護を受けた選ばれし少年が、その啓示を全うし、疫病に苦しむその王国を仲間と共に、襲い来る魔物の手から守り抜いたのである。
そして、疫病の危機を人類が乗り切った後、勇者は旅立つことを決意した。
人々を苦しめる魔王を倒すため、勇者は、頼もしい三人の仲間と共に、世界を救うための旅にでた。
そして、艱難辛苦乗り越えた勇者一行は、5年間の旅の末、ついに魔王と対峙を果たしたのである。 魔王は超大量のゲリ便をひりだし、勇者を生き埋めにした 勇者ヘッポコはそれを超えるゲリ便をひり出して脱出した。
ヘッポコ「い、今のは危なかった…」 女神は、私実は貧乳でたまに…たまに…、週末オナニーします
ゴメンナサイ 魔法使いララ「極大バギーラ!」
巨大な竜巻が、魔王めがけ突き進む。
魔王「ふん」
魔王の手の一振りで、ララが生み出したものと同じレベルの竜巻が発生する。
同規模の呪文が激突し、相殺された。
賢者アナ「バイキルト改!」
アナの魔法が、ヘッポコとケンのステータスを跳ね上げる。
そして風の衝突により発生する粉塵を突き抜け、ケンとヘッポコが魔王に切りかかった。
ケンの重く早い打撃と、ヘッポコの素早く正確な斬撃が息の合ったコンビネーションと共に、音速を超える速度で放たれる。
魔王「ふははは」
その閃撃を、魔王は両手の上腕のみで受けきってみせた。
剣とバットが腕に激突するたびに、金属音と火花が散る。
ヘッポコとケンの斬撃と打撃を受け、体を後退させながらも、魔王は余裕を張り付けた顔で、二人の攻撃を防いでいた。
勇者ヘッポコ(聖剣ナマクラーでも切れないのか!?)
戦士ケン(ぬうううっ、アナによって強化された俺たちの攻撃を防ぐとは)
無呼吸運動に二人が限界を感じたその時。
魔法使いララ・賢者アナ「どい てっ! くださいっ!」
勇者ヘッポコ・戦士ケン「!」
その音が届くと同時、ヘッポコとケンはその場から飛び退く。
魔法使いララ「極大メラメーラ!!」
賢者アナ「聖ウロタトモカーオ!」
灼熱の極太光線と、眩く光る巨大な十字の衝撃波が、取り残された魔王を襲う。
魔王「!」
ララとアナの究極魔法が、魔王に直撃する。粉塵と共に爆音と衝撃が空間を駆け抜けた。
勇者ヘッポコ「やったか!?」
着地同時、声を発したヘッポコの顔が、一瞬で曇った。
魔王のいた地点を起点に巻き起こる風が、粉塵を払いのけ、無傷の魔王が姿を現したのだ。 ハロウィンパーティーで一波乱
10月31日には、秋篠宮家でハロウィンパーティーが行われたそうだ。
この関係者は言いにくそうに続ける。
「眞子さまは、“シスター”の修道服の衣装をご用意なさっていたようで、これをお召になっていました。
しかし、スカートの丈は超ミニ。
これには、廊下で眞子さまのお姿を確認した殿下もたいへん驚かれていたのですが、もっと殿下を震撼させたのは、眞子さまのお身体に施されたペイントです。
眞子さまはなんと、腕やデコルテ、太ももなど、あらゆる箇所に“小室圭命”“小室圭のモノ”といった文言のペイントを無数に入れられていたのです。
殿下が『まさか、あの男にここを…』と恐る恐る問うと眞子さまは勝ち誇ったような笑みを浮かべて『ええ、全身が』と意味深に返答されたとか…。
修道服は、一説には『神と結婚し純潔を守ることを示したもの』であったと言われています。既に、眞子さまにとって小室さんは“神”であり、圭さん以外とは…という姿勢を示されたのかもしれません。
このような眞子さまの“エキセントリックな行動”は既に秋篠宮家では頻繁に起きており、両殿下共に眞子さまの説得は無理、というお気持ちを高めていらっしゃるのです」
https://imperialism.site/archives/12639 その瞬間ヘッポコは爆発した
魔王も巻き添えを食らって死んだ
おわり 魔王「ふむ、なかなかやるな」
魔王の周囲に、野球ボールほどの大きさの光球が三十ほど召喚される。
勇者ヘッポコ「!」
魔王が手を振るうと同時、光球が、四人それぞれへ向け迫る。
四人がそれぞれ音速の回避運動に入る。 それを追尾する光弾。
戦士ケン「なっ」
迫る8つの光弾、その内の一つにケンはバットを振り下ろした。 着弾、同時に爆発、その爆発は残りの光弾にも誘爆し、ケンは爆炎の中に包まれた。
勇者ヘッポコ「ケーン! くっそ」
ヘッポコは、体を錐もみさせながら跳躍し、紙一重で迫る10の光弾を避けると、自身を通り過ぎた光球めがけ雷撃呪文を放つ。
勇者ヘッポコ「あーっ、あーっ、南無Thunderーッ!」
呪文の衝突により、10の光球が同時に炸裂した。
光球の爆風に吹き飛ぶ体の舵を取り、なんとか着地する。視界の隅で、ララがアナと自分に迫る光球を、ヘッポコと同じ要領でやり過ごすの確認する。
勇者ヘッポコ「!!」
背後に走る悪寒に、ヘッポコはとっさに背面へ向け聖剣ナマクラーを振り抜く。
刃が空を切る、その切っ先の数センチ先に魔王の余裕の張り付いた顔があった。
ヘッポコは左手をかざし、雷撃呪文を放つ。
対し魔王は、暗黒呪文で応じた。
至近距離で二つの呪文が激突する。 鋭い雷鳴と光が辺りを包み込み、その後訪れる衝撃波にヘッポコの体が吹き飛んだ。
体が地面をバウンドし、転がり、やがて停止。 停止と同時、呪文を撃った左手に激痛が走る。
見れば、腕がなくなっていた。
ほぼゼロ距離からの勇者専用魔法と魔王専用魔法の激突だ、これぐらいで済んでむしろ運が良かった。
そう思考すると同時、ヘッポコは同じ条件であった魔王を見、顔をしかめた。
魔王は涼しげな顔をして、先ほどヘッポコがいた場所に直立している。
アナの回復魔法で、黒焦げになったケンの体と、ヘッポコの失った左腕が再生した。
魔王「どうした? こんなものか?」
魔王はその余裕ゆえか、声をかけた。
勇者ヘッポコ「……く」
ヘッポコは、顔をゆがめる。
強い……今まで戦ったどんな敵よりも……これが魔王
女神の加護を授かった自分達をまるで相手にしていない。 しかし……どうにも引っかかる。
ヘッポコは思考する。
戦闘前の言葉もそうだが、今の魔王の戦いぶりだ、たとえば先ほどのララの疾風呪文に対して、あの暗黒呪文を使えば貫けたはずだ。
なぜ相殺を選択した?
というより、なぜ人型のまま戦うのか。 この土壇場で本気を出さない理由が……何か……ある?
「!」
一瞬でヘッポコの目前に移動する魔王、その手刀と、聖剣ナマクラーが激突した。 しかし……どうにも引っかかる。
ヘッポコは思考する。
戦闘前の言葉もそうだが、今の魔王の戦いぶりだ、たとえば先ほどのララの糞尿呪文に対して、あのスーパーウンコトルネードを使えば貫けたはずだ。
なぜを選択した?
というより、なぜクソ型のまま戦うのか。 この土壇場で本気を出さない理由が……何か……ある?
「!」
一瞬でヘッポコの目前に移動する魔王、その菊門と、糞剣ビチクソーが激突した。 魔王「ガハハハハハハハハハハハハハハ、そんな糞で私の菊を貫けるとでも思ったのか」 53 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW d9e5-UMza) 2020/11/03(火) 23:03:35.08 ID:JIjclMHO0
うちの近所にも分別ババアいるよ
最初に分別が出来てないってキレられた時次は袋開けてこっちで分別するぞって言われたから以降俺は一切分別しないでそのババアに任せる事にしてる
すげー助かってるから出張や帰省した時必ずお土産買って行ってるけど渡す度に分別しろってガチギレされる ヘッポコ「うるせえ!ダボが!!」
ドクワッシュ!!!
>>922は勇者の鉄槌によってフルボッコされた 落とした時はビビったが、焦げてるし
寿司屋の視力検査が、よくわからないまま ヘッポコは、思考を中断し、魔王との鍔迫り合いをやり過ごすと、後方に跳び、魔王と距離をとる。そして皆に目配せする。
ケン・ララ・アナ「!」
三人の仲間達は、その目配せから読み取ったのか、ヘッポコへ手をかざした。
三人の魔力がヘッポコに注ぎ込まれる。
ヘッポコの体から魔力がほとばしる、頭髪が発光し重力に逆らうように逆立った。
魔王「!」
魔王の眼前に魔力を帯びた聖剣ナマクラーが迫る。
今までとはくらべものにならない圧倒的な初速で、繰り出されたそれを、魔王は屈むことで避けた。
続く第二閃、ヘッポコによって放たれるそれは、やはり今までの比でない速度と威力をもって魔王に迫る。
魔王は魔力を腕の前腕に集中させ、繰り出されるそれを腕をクロスさせることで防いだ。
しかし、その威力を相殺できず、体が大きく後方へ吹き飛ぶ。
続く三閃、音速の空中滑空の最中迫るその閃撃を、魔王はまたしても前腕で防ぐ。
魔王「……!」
吹き飛ぶ魔王と並走するヘッポコによって振るわれる剣撃と、魔王の腕撃の激突により、二人の通る空間には漆黒と稲妻の衝撃波だけが取り残され。まるで二人を追従するように次々と爆ぜてゆく。
魔王の背が壁と激突する、それによって停止する体の滑空、目前には、聖剣ナマクラーによる刺突が迫っている。
対し魔王は、両の手の平で白刃取りした。
勇者ヘッポコ「!」
白刃取りの衝撃波が黒と雷の魔撃を放出しながら波紋上に周囲を駆け抜けた。その中心、ヘッポコの腹部に、魔王のつま先がめり込む。
勇者ヘッポコ「んがッ…」
魔王に蹴り上げられ、上空にかちあげられるヘッポコ。
同時、ケンが投射したバットが、アナの極大呪文が、ララの極大呪文がーーー
対し魔王は、漆黒の魔力を周囲に球体状に展開し、魔力のバリアを張った。
すべての攻撃が、魔王へ届くことなく、バリアに阻まれる。
勇者ヘッポコ「オールァイ、究極!南無Thunder!!」
ヘッポコを纏っていた魔力が、一瞬にして体から離れ、周囲に拡散する、そしてヘッポコの掲げた手のひらに収束、まるで光線のような極太の雷撃が、雷速でバリアを貼った魔王へと降り注いだ。
魔王「……!」
ヘッポコの全魔力を放出した一撃が、魔王のバリアを吹き飛ばし、魔王に直撃する。
勇者ヘッポコ「……く、くそ」
ヘッポコは着地と同時、顔を歪めた。
そこには、傷つき、口の端から血を流しながらも、直立する魔王の姿があった。 「で、その「魔女」ってのはどこにいるんだい?」
トリスタンは地元の冒険者に尋ねた。トリスタンも冒険者かと聞かれたが、冒険”屋”だと訂正している。
「あぁ…ベールで「魔女」っていやぁ、あの子だな。「日輪の魔女」と言われてる子が、魔術学院にいるらしい」
「ん?てことは、そいつが大量のコロシをやってるってことかい?」
「いや、殺しまくってる奴は別の魔女じゃねえかな…このへんで「魔女」っていやその子ってことだよ」
「やばい奴なのかな?」
「いやいや、なんでも特待生だとかで、素行も良いらしい。日ごろから殺ってる訳じゃねえだろ。今月で卒業になるはずだ」
「助かるぜ。この分と、今回の宿代は俺の奢りだ」
「地元のモンだから」と言うのも構わず、トリスタンは食事代と宿にあたる金額をテーブルに置き、店を出た。
ベール魔術学院――
ビビは教員室の外で、ある天使族の女性と会話をしていた。
「…ということですので、今後の身の振り方に関しては余計なことをしてもらっては困るのです」
「イゾルデ… あなたは私の親にでもなったつもり?護衛にしては越権行為だわ」
「我々はあなたが物心つかない頃から支援を続けていたのです。ただの護衛ではありません。そもそも私の支援がなかったら…」
「結構。よく頭に入れておくから、とりあえず下がっていて頂戴。この後友達と約束があるの」
「友達?ボーイフレンドではないのですか?それも、あんな落ちこぼれなどと…」
「ロンの悪口はやめて。さぁ、今日はこれで帰って」
ふわりとした赤毛のセミショートの髪をフードで隠した天使族のイゾルデと言われた中世的な雰囲気の女性は、そのままフワリと宙を舞い、そのまま去っていった。
ビビはため息をつく。どうして特待生というだけでこんなに不自由なのか。
腕をめくり、刻まれた「日輪」の紋章を見ながらぼやいた。「最悪」
やがてロンと合流する。
ロンに対しては恋人とは思っていない。純粋に膨大過ぎる魔力は周囲を怖れさせ、明晰すぎる頭脳も周囲を遠ざけた。
この少年は、自分にとって「都合の良い存在」に過ぎない。
「なぁビビ、なんか最近君、暗いよ。おかしい」
ロンが見透かしたように言う。彼は頭も悪く、家が医者だというだけでいるようなものだ。冒険者志望だが、武術もお世辞にも長けているとはいえない。
「そんなことはない。ねえ…ロンはここを出た後が楽しみ?」
ロンは顔をやや赤らめた。
「…そりゃそうだ」「何で?」
一息ついて声を絞り出す。「…ビビと…もう会えなくなるんだから…」
と、その時だった。ビビは、遠くに何者かがこちらを覗いているのを感じた。
ロンの渾身の告白も、残念ながら風にかき消された。周囲の様子を窺う。どうやら、守衛の一人がこちらを見ているようだ。
「急いでるから…それじゃさよなら。また明日!」
一人になったが、決して怖くはない。戦いの訓練でも連勝、いや圧倒的勝利だった。
自分でも分かるのだ。加減をしないと相手は死んでしまうのではないか。と。
導師を相手にして、うっかり半殺しの怪我を負わせてしまったこともある。それもずっと前の話だ。
そして守衛が――トリスタンが、近づいてきた。驚いたような、おどけたような表情をしている。 30分後
魔王「思いのほか手こずったな、さすがは勇者一行といったところか」
衣服や体についた傷に顔をしかめながらも、魔王は満足気に足元に倒れる勇者一行を見つめた。
勇者ヘッポコ「……く」
戦士ケン「なんたる…」
僧侶アナ「はぁ…はぁ…」
魔法使いララ「化け物…」
魔力をすべて使い果たし、立ち上がる体力も奪われたヘッポコたち、しかし皆、息がある。
魔王「まだしゃべれるのだから大したものだよ」
魔王はそういいながら、指を鳴らした。
魔王の間に魔物がぞろぞろと入ってくる。
魔王「連れて行け」
魔物「はっ」
ヘッポコ達は乱暴に引きずられながら、荒れ果てた魔王の間を後にした。 >>928
勇者に選ばれたものに与えられる女神の加護。
この加護を受けた人間は、人としての限界を超える体力と魔力を得ることができる。
そして勇者は、制約はあれど、この加護を仲間にも与えることができ、それにより勇者の仲間は、勇者と変わらぬ力を得ることができる。
また、女神の加護を受けたことによる最たる効力として不死がある。
どんな方法で殺そうと、加護を受けたものの死体はその場に残ることはなく、契約を交わした教会へ全快の状態で転移される。
つまり女神の加護を受けた者は、高い戦闘能力に加え、何度死のうがその戦闘の経験値を引き継いだまま生き返り、戦い続けることができるという、一般の人間や魔族と比べても圧倒的なアドバンテージを有するのである。
それは、魔王にとっても脅威であり、勇者一行にとっては十分すぎる保健となっていた。
あるいは……
ヘッポコは考える。
その油断が、この最悪の現状に気づけなかった原因であったのかもしれない。 >>930
魔王に敗れ、ヘッポコ一行はそれぞれ別の独房に入れられた。
独房、鉄柵の檻の奥は四方を壁に覆われ、窓もベットも何もない、壁はただのざらついた石造りのように見えるが、その強度はあの戦闘でも崩れることのなかった魔王の間と同じ材質であると考えられる。
そして鉄柵の向こう側には花。毒々しい色をしたその花は近くに存在する者の魔力を吸い上げる性質を持つもので、魔王城にたどり着く前の冒険でも、なんどか苦戦させられたものと同じであることをヘッポコは知っていた。
ここで睡眠をとっても魔力は回復しない……女神の加護は自分の魔力の消費によって成り立っているため、魔力がなければその恩恵を得ることができない。 回復するのはヘッポコ本来の体力のみとなる。
加えて、舌を噛み切らないように猿ぐつわをかまされ、両手両足は鉄の枷で固定されている。
勇者ヘッポコ(厳重だな)
不自由な体を身動ぎさせ、顔をしかめた。
そう、死んでも復活するのなら、殺さずに、このように無力化すれば良いのだ。
くそ……ほかのみんなは大丈夫なのだろうか
……世界は、大丈夫なのだろうか
女神さま……どうか……世界にご加護を
ヘッポコは目をつぶり、ただひたすらに祈った。 仮面ゲリダー「私の助けが必要か?」
ヘッポコ「た、助けてくれ」 仮面ゲリダー「やっぱ無理だわ、私には手に負えない…」
そう言うとゲリダーは暗闇に消えた。
腕や足が、関節を無視してねじ曲がり、体が球状に歪んでいた。
痛覚が全開で悲鳴を上げるが、意識が飛ぶことはなかった。
例えではなく、実際に体が歪に曲げられているのだ。
脳内は、鋭い痛みの信号のみが蹂躙し、もはやどこが痛いのかもわからない。
ただ、声だけは出すことができた。
今自分は痛みに耐えられず、無様に声を上げている。
そんな状態が、どれほど続いたのかわからない。
体感的には1年にも10年にも感じた。
ヘッポコを肉団子にしてから1日後、魔王は、ヘッポコを魔王の間に連れてこさせた。
魔王は指を鳴らすと、肉団子がほどけ、ぐったりとしたヘッポコが姿を現す。
魔王「女神の信仰を捨てる気にはなったかね」
勇者ヘッポコ「ギギギ…」
ヘッポコは痛みに歯を食いしばりながら、弱弱しく首を左右に振った。
魔王「まったく、本当に強情だな、お前らは」
ヘッポコは、魔王をにらむ。
魔王「捨てれば良いのだ、そんな信仰、そうすれば、貴様らにこんなことをしなくても済むというに、なぜわからん、もう信仰を捨て、死んだ方が楽であろうに」
勇者ヘッポコ「……」
猿ぐつわを嵌め不細工な息を吐き出しながらも、ヘッポコは魔王を睨み続けた。
魔王「…もう良い、次だ」
ヘッポコは魔物に引きずられ、部屋を後にする、そして独房に戻る途中で、同じように魔物に引きずられるララとすれ違った。 死んだ方がいいんじゃね?
どうせ親のコンドーム破れて生まれたんだろお前 スネ夫殺人とか糞とか書いていた奴が
亡くなったらしい
皆で冥福を祈ろう いちいちID変えて投稿すんなよ
誰も読んで無いんだからさ ヘッポコ「オオォリャッ!!!ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(裂帛の気合いと共に魔王めがけて超大量の下痢便を噴射する)」
ケン「ソオォリャッ!!!ブリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ(裂帛の気合いと共に魔王めがけて超大量の下痢便を噴射する)」
アナ「トオォリャッ!!!ブブブブブブブブブブブブブブブビビビビビビビビビビビビビビビビビ(裂帛の気合いと共に魔王めがけて超大量の下痢便を噴射する)」 >>934〜>>937
同一短小包茎のハゲ豚は豆みたいな亀頭だから女を満足させたことがない 2年前……
「まーた化粧なんてして、俺には理解できん」
馬車の上、手綱を握りながら、隣に座るララに向けケンはため息を吐いた。
「まー、頭がリュックの奴には分からないわよね〜かわいそうに」
ララはそんな意に返さないといった風で、手鏡を見ながら口紅を塗る。
「頭が立派だと!? そんな褒めても何もでんぞ!!」
「そんな事言ってないわよ」
「ブヒっ!?」 坂本「西郷見てないで助太刀しろよな!?
いくら拙者がソロプレイに定評があるにしろ
こりゃもういじめだよ!ビーバップハイスクールかよ!!
西郷「あなたが申し出たんでしょwww
牛股「坂本、西郷…ひと足先を越されたか」
ちゅぱ衛門「奴ら、我らの高名を奪おうと…」
涼「坂本どの…!?」
藤木「……………牛股師範」
牛股「まだ見ておれ源之助、あの程度の野良犬に喰われるならそのまま餌にするまでよ」
牛股「彼奴(きゃつ)が虎でないのなら、
それ以上かそれ以下の何かか…いずれにせよ
見所はこれからにござる」
牛股「見せてくれような?…獅子とやらを」 魔王城 〜地下牢〜
「ベッポゴ…ヘッポコォー」
はげ上がった頭頂、両目が厚ぼったく腫れ上がり、鼻が豚のようにでかく、奇妙な口をした者が口から液をはき出さしながらヘッポコの名を呼んだ。
鉄柵ごしに、魔物に引きずられるその奇形な顔をした者は、ヘッポコの名を呼び続ける。
「どうじようヘッポコ、私……ずっとこの顔なんだって……死んでも直らないんだって……魔王がそういう呪いをかけたんだってぇぇぇ」
「ンガッ!!」
猿ぐつわを噛まされたままのヘッポコは、目を見張り、その奇形の者を見つめる
まさか……ララ?
「どーしよーヘッポコ……なんで…なんでこんなっ、ひんっ」
魔物の蹴りが、ララの腹部に突き刺さった。
ララの体が浮き上がり、地面に落ちる。
豚のような鼻から膿のような臭い汁を出し、ララはうずくまる。
「うっううっ」
すすり泣く声が聞こえる。
ララは、引きずられながら自分の独房の中へ戻された。
「モガッ…」
ララの悲痛な叫びが耳から離れない、それはヘッポコの胸の締め付けた。 >>944
魔王に敗れ三日がたった。 三日間、ほぼ一日中魔物より与えられる苦痛、時には魔王みずからが拷問に参加することもあった。
死なないように細心の注意を払いながら行われる拷問の数々。
特に魔王の拷問が何よりも残忍であり、冷酷であった。
ヘッポコはそれを思い出すだけで、未だに体が震える。
「うっ…ううう」
ララのすすり泣く声が、牢獄を反響する。
猿ぐつわはされていない、しゃべれることから舌を噛むことだってできる……
でも、きっとララはそれをしないだろう とヘッポコは思った。
人一倍外見に気を遣っていた彼女だ。 あんな顔で人前にでるなど、彼女に取って死ぬよりも苦痛であろうと。
ヘッポコは、顔をゆがめる。
言ってやりたかった、そんなお前でも俺はかまわないと、
ほかの誰が何を言おうと守ってやると。
ただ、ヘッポコの口からは猿ぐつわを伝って唾液が漏れるのみで、声は液にまみれ発せられることはなく。
ただララの悲痛な呻きだけが、残酷な今を突き付けるように牢獄に響き続けた。 「…ピピピ」
「そう怖がるなよ、友達になろう」
「……ピキ」
「いて、ははは、かみついてくるとはいい度胸だ」
「ピキー!」
「いててて、このやろう」
「……」
「そんな顔するな、すぐ戻ってくるから」
「クゥン…」
「馬車の事、たのんだぞ」
「ピッ……」
囁きかけるような鳴き声に、ヘッポコはゆっくりと瞼を開く。
目の前、スライム型の魔物がいる。
(…スラウィム……こんなところまで来たのか…)
体中の筋を削がれ、もはや動くことすら出来ないヘッポコ。
「ピピッ」
スラウィムは、悲しそうな顔でこちらを見ると、傷ついたヘッポコの体を舌で舐めた。
(捕まって……どれくらいたった……みんなは……)
久しぶりに見た仲間の姿に、ヘッポコは心にわずかな余裕を取り戻していた。
勇者になってから出会った友達……、まだ魔王の事も、魔物の事もよくわかってなかった頃。
その見た目のかわいさと、負けん気の強そうな目に惹かれ、つい構っていたら仲間になった、唯一の魔物。 そして女神の加護を受けた魔物でもある。
しかし魔物における女神の加護の伸びしろは人ほど長くはなかったらしく、俺たちが成長を続ける中、早期にスラウィムの成長の限界は訪れてしまった。
そこらの魔物には負けないだろうが、音速戦闘が行えるレベルに達する事はなかった。
だけど
(今の俺を殺せる攻撃力くらいは……ある)
ヘッポコは、目で訴える。
「……」
スラウィムは、黙ってヘッポコを見つめた。
そして
その鋭い牙が、ヘッポコの喉を食いちぎった。 「……ヘッポコ殿!」
教会、中央に備え付けられた金の祭壇の上に立つヘッポコ。
「やった…復活に成功した……」
ステンドグラスからそそぐ光に目を細め、青い法衣に身を包んだ壮年の神父の言葉をヘッポコは静かに噛みしめる。
体が動く、苦痛はない。 身なりは小汚い布の服。 伝説の武具は回収されなかったらしい。
転生は、肉体であれば万全の状態となるが、外装情報に関しては制約があった。
死から一日前までの期間内で最上の情報が出力されるのだ。
例えば魔王に敗れ武具をはがされたとしても、武具を剥がされて一日以内に死んだならば、武具を装備した状態で転生される。
今回のヘッポコの転生を例にすると
一週間体中を痛めつけられた傷はすべて再生するが、装備品に関しては一日の制約を守った形となる。
日が空き過ぎた。 魔王の策に最悪の形で嵌ったことをヘッポコは改めて受け入れ、しかしすぐに思考を切り替えた。
「今何時でしょうか? すぐにでも王に報告したいことが……っ」
しゃべり、動き出そうとしたヘッポコはしかしその場にかがみこんでしまった。
「ヘッポコ殿、大丈夫か?」
神父がヘッポコに駆け寄る。
「……大丈夫です、少し体に違和感があるだけですので…それよりも、早くアリアハン王に報告したいことがあります。ことは一刻を争うのです」 「ヘッポコ殿、あなたは疲れているのです、死んだばかりだ無理もない、とにかく一度腰を落ち着け、何か温かいものを飲んでから、城にむかいなさい」
無理にでも立ち上がろうとするヘッポコを神父が諫めた。
「しかし……」
「見なさい、体が震えているではありませんか、今シスターに温かい飲み物を用意させます、それまでおとなしくしているのです、いいですね?」
(確かに……体も思うように動かないし、気分も悪い…)
「……わかりました」
ヘッポコは神父の肩を借りながら立ち上がり祭壇を降りると長椅子に座った。そして一度大きく息を吐く。
(ケンは…うまくやっているだろうか、それとも…俺が最後なのだろうか?)
「神父さま、私の仲間はこちらに来ていますか?」
「!…今はそんな事よりも、自分の回復に努めなさい」
神父が目を反らすしぐさをヘッポコは見逃さなかった。
「神父さま、そんな事ってどういうことです? 何かご存じなのでしょうか?」
「後で話ます、今はとにかく気を落ち着けなさい」
「いえ、今すぐ教えていただきたい、私の仲間は、何人、こちらに来しました?」
「……」
ヘッポコの直情を感じた神父は、しばし考えた後諦めたように口を開いた。
「……一人……です」
「誰です?」
「……アナが、あなたの来る5時間ほど前に」
「! 彼女は今どこに?」
ヘッポコはふらつきながらも立ち上がった。
「…会わない方がいい」
神父はゆっくりと首を振った。
「!? なぜです? まさか醜い姿で転生されたのですか?」
醜い豚に変えられたララの顔がその時の言葉がヘッポコの脳裏をかすめた。
「いや、女神の転生を経ればどんな肉体に対する傷も呪いも元に戻ります」
神父の当たり前の回答に、ヘッポコは疑問を深める。
「…ではなぜです?」
「心です、彼女の心は……壊れてしまっていた」 「!!」
「もはや意思の疎通はとれず、日常生活は不可能、あんなに信仰熱心な子だったのに……残念だ」
「会わせてください」
「ヘッポコ殿……」
「お願いします」 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。