0201創る名無しに見る名無し垢版 | 大砲2020/03/27(金) 20:39:58.03ID:3QuAPMeB 「……そう。お友達が一緒に悲しんでくれたのね」 キンバリーは中庭のベンチに並んで座り、ムーリンを抱き締めながら、言った。 「いいお友達が出来たのね、ムーちゃん」 「うん」 暫くムーリンは眠そうにキンバリーに凭れかかっていたが、ふいに顔を上げると、言った。 「キム姉、マルと付き合ってるの?」 キンバリーは長いこと夜空の月を見上げていた。今宵の空は無月だった。