「アイツ、今回キレて暴れ回ったあと、意識失ってたじゃん」
「あ? ああ……」
「あの状態なら、簡単に喉の骨でも折って殺せるじゃん」
「喉の骨折ったらお前の仕業だってバレ……待てよ?」ジェイコブは暫く考えると、言った。「ガンリー、いいぞ。やはり頭のいい自分とは別視点からの意見も聞いてみるもんだ」
「うへへ」褒められたと勘違いしてガンリーは嬉しそうに頭を掻く。「でもどうやったらキレるかな?」