0177創る名無しに見る名無し垢版 | 大砲2020/03/25(水) 15:41:53.82ID:mwhAm8vj ムーリンのうなじに注射針が刺さった。 刺されたことにも気づかぬように、ムーリンの瞼が垂れると、あっという間に眠りに落ちた。 「あっ……、あれっ? 寝たぞ?」ジェイコブが不思議そうにしながら安堵の息を漏らす。 「僕だよ、僕」四男が注射器を持ったまま存在をアピールする。 「なんだ、お前、いたのか。よくやった」 「ムーリン……」父は眠る娘の金髪を撫でながら、言った。「これからはキム姉さんにあやして貰うんだ、いいな?」