0173創る名無しに見る名無し垢版 | 大砲2020/03/25(水) 15:14:27.18ID:mwhAm8vj 「お姉ちゃぁん」 幼い頃のムーリンが砂利の上を駆けている。 「お姉ちゃ……あっ!」 砂利に足を取られて転んだ妹に、モーリンが振り返った。 「もう……。本当にアンタは私がいないと何も出来ない子ね。本当にタオ家の一員?」 姉の白い手がムーリンの手を握り、立たせてくれた。 「タオ家の家業を継ぐ者なら一人で立ちなさい。そうなれるまでは……仕方ないから私が面倒見てあげる」