部屋の外では3人のヤクザが突入の合図を待っていた。
「なんか騒がしくなってないか?」
「まぁ、突入と声が掛かってからだ。待て」
そこへ廊下を歩いて金髪三つ編みの痩せたぶさいくな少女が、お盆にオレンジジュースを乗せてやって来た。
「晩a-n(ばんわー)」
にこやかに挨拶するムーリンをヤクザ達が睨んだ。
「なんだ、ガキ」
「てめぇ、ゴスロリの仲間か」