0257創る名無しに見る名無し垢版 | 大砲2020/03/27(金) 13:10:03.72ID:C+z8buZB 不幸せは私を通り越してすれ違うと、私の中で挨拶をした。 シルクハットを被った猫が私の胸の窓を開けて顔を出し、帽子を脱いで不幸せに挨拶を返す。 彼女は私の中で私の心臓を両手で掴む。乳を揉むようにドック、ドックと鼓動をさせる。 「なんだ、こんな幸せが歩いて来ることもあるもんじゃないか」作者の弟が言った。