「無礼はどっちだ、このドブス」
メイファンの言葉に秀珀の美しい顔が歪んだ。
「ドブスじゃないわよ、この悪たれが」
「私はお客さんだ。さっさと歓迎しろ、このドブスババァ」
「ドブスにとどまらずババァ呼ばわりかい。覚悟おし。アンタは生きて帰さないよ」
「ズーローから紹介されて来たメイファンとチェンナだ。大人一人と子供一人でチェックイン頼む」
「聞いてないよ。大体ズーローなんてただの酒場での飲み友達。アンタの面倒見る義理などないわ」
「やるか?」
「ネズミにしてくれる、この人間の悪ガキが」