0146創る名無しに見る名無し
2019/11/23(土) 05:35:26.41ID:9Aik73B7「そっか、それがいいな」ランは少し残念そうに言った。
「なんだと思ったの?」不思議そうに椿が振り返る。
問答無用にランは後ろから椿を抱き締めた。
「これでも寒くはないだろ?」
あっ、と驚いたような声をひとつ漏らしてから、椿は笑った。
「本当だ」
「でもこれじゃ泳げないから、後でユージン返す」
「……うん」
「その前に、少し話をしよう」
「うん!」
「楽しい話じゃなくて悪い。お前、学校行かないの、なんで?」
「あ……」椿は微かに逃げるような動作をした。