0605創る名無しに見る名無し
2019/07/16(火) 18:48:40.77ID:OX9zjsbc「僕モ今ノ内ニ叩クベキダト思イマス。
今ナラ妖獣モ少ナイデスカラ、戦イモ楽ニナルデショウ」
「ヘリオス、あんたも雨は一等苦手だったじゃないか?
どう言う風の吹き回しだい?」
「今ハ、ソウ言ウ事ヲ言ッテル場合ジャ無イッテ事デス」
2対1で押されているアジリアに、今度はニャンダコーレが加勢した。
「コレ、コレ、落ち着くのだ、コレ。
急いては事を仕損じると、コレ、言うだろう。
コレ、一応魔導師会にも断りを入れておかなければ、コレ、私達だけで奴と戦うのでは無いのだ」
ヴェロヴェロもヘリオクロスも彼に説得される。
だが、ここで話が落ち着き掛けていたのに、ビシャラバンガが口を挟む。
「こちらから打って出るのは、妙案だとは思う」
「ビシャラバンガ、コレしかし、ヴェラが今どこに居るのか絞り込む必要があるのだぞ、コレ。
闇雲に市内を歩き回るのでは無く、コレ、土地勘のある者を頼るのだ。
それは、コレ、やはり魔導師会か都市警察の者だろう」
「連中が協力してくれるか?」
ビシャラバンガは魔導師会や都市警察の手を借りるのに、否定的だった。
ニャンダコーレは彼を説得する。
「今は雨だ、コレ。
魔導師会や都市警察の見回りも少なかろう」