「背後がガラ空きだよ!」
巨大ゴブリンが頭を上げた瞬間
背後に人影が現れ、その脳天に斧が食い込んだ。

ゴブリンは何が起こったのか分からず、脳漿を零しながらよろめいたあと、
膝を付きそのままうつ伏せに倒れた。

「お前は…」
カーリーは驚きその場に立ち尽くしている。
「私はカナリア。天才ゲーマーのカナリアだよ!」