魔王「勇者怖くね?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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魔王城内
魔王「勇者怖くね?」
側近「急ですね。いきなりどうしたんですか?」
魔王「だってさ、光魔法とか使うんだよ?あの眩しいの嫌いなんだけど」
側近「それは魔王様の偏見です。というか、あの魔法を喰らって眩しいで済んでるのは魔王様だけじゃないですか?」
魔王「いいや、あれ喰らうと頭が真っ白になるんだよ」
側近「そこらのモンスターなら消し炭で真っ白ですけどね」
魔王「そういう側近こそ眩しいの嫌いじゃないのか?」
側近「魔王様は眩しいと思いますよ」
魔王(この側近…、出来る!?) ここは闇魔族の城「濠魔殿」。
今日も魔王と側近が何やら下らない会話でお茶を濁していた。 そこへ慌ててドラキーAが入ってきた。
ドラキーA「タイヘンタイヘン」
側近「どうしましたか?ドラキーさん」
ドラキーA「アヤカシノ森に勇者が」
側近「なんと、それは困りましたね」 ゆっくり進めていきますね
需要無いなら適当にドラクエのお話でも 魔王「しかも勇者はエクスカリバー使うとかただ凶器振り回したいだけだろ?」
側近「あれ、魔王様が選んだ武器じゃないんですか?」
魔王「こんな木の杖で勇者に立ち向かうとか狂気の沙汰だろ?」
側近「きょうきだk…」
魔王「ともかく、こっちだってこんな物で戦ってるんだからせめて武器捨てて欲しい」
側近「けど魔王様ってそのカリスマ性が既に武器なんじゃないですか?」
魔王(武器ってホント何なんだろうな…) おっ楽しみにしてるお!
一週間何も無さそうだったら続き書くお! コメントありがとな
続きも楽な姿勢で見てくれればおけです 魔王「あと仲間と戦うと強くなるとかいうチートスキルね」
側近「魔王様だって仲間を探せばいいじゃないですか?」
魔王「それが皆畏れ多いとか言って仲間になってくれないんだよ…実際俺嫌われてるだろ」
側近「それも一種のカリスマなんでしょうけどね」
魔王「そんなカリスマなんて今すぐにでも捨てたい」
側近「なら、魔王様の仲間でも募集してみましょうか…」
魔王「まあ、集まらないだろうけどな」
側近「集まらないなら集まらないで私は嬉しいですけどね」
魔王(フォローされなかった…) ヘッポコ「こんにちゃーす、勇者でーす」
魔王「はうあ!?」 ヘッポコ君は竹ざおを手にして身構えました。
魔王「何だ、貴様は?そんな武器で戦うと言うのか?」
ヘッポコ「オレは勇者だ。武器なんか飾りだ!」
魔王「しかも仲間を連れていないだと?」
ヘッポコ「お前なんか、オレ一人で十分だぜ!」
そう言い終わる間もなく、ヘッポコ君はあっさりやられてしまいました。
―あなたは死にました― 気がつくと、ヘッポコくんは王様の前にいました。
王「おお勇者よ。死んでしまうとは何事じゃ」
ヘッポコくんはしょんぼりです。
王「やはり一人旅は危険じゃ。街の酒場で仲間を見つけるがよかろう」
さっそく、ヘッポコくんは酒場にむかいました。
街の酒場に入っていったヘッポコくん。
カウンターのお姉さんに話しかけました。
ヘッポコ「オレは勇者だ。戦士と僧侶と魔法使いを呼び出してくれ」
ルイーダ「なあに、坊や。子供はこんなとこに来ちゃだめよ」
ヘッポコくんは追い出されてしまいました。 スレ主とは別人見たいだけど、面白いよ
続けるなら名無しじゃなくてコテハン入れた方がいいよね
自分も次書くときはコテ入れるんで、お互いスレ完走まで頑張りましょ 仲間を見つけられなかったので、しかたなく一人で修行の旅に出ました。
スライム相手に戦闘です。
*「ピキー!ボク、悪いスライムじゃないよ」
ヘッポコ「うるさい。オレは強くなりたいんだ」
弱いスライムをたくさんやっつけるヘッポコくん。
いつのまにかあたりが暗くなってきました。
夜になったので、いったん家に帰ることにしました。
お母さんが玄関の前でヘッポコくんを待っていました。
お母さん「こんな遅くまで、どこほっつき歩いてたんだい!さっさと家に入んな」
家に入ると、お腹がすいていたヘッポコくんは、まずキッチンに行きました。
でも、テーブルの上には食べ終わった食器がおいてあるだけです。
お母さん「ごめんよ、ヘッポコ。さっきお前の叔父さんが来て、お前の分まで食べちまったんだよ」 へっぽこ「なんでだよー!それは、へっぽこの分だって、叔父さんを止めれば良かったじゃんか!」
母「ちょっ、へっぽこ?」
へっぽこ「もー頭に来た!今日は何てついてない日なんだ! うぉぉー!」
母「ちょっと、へっぽこやめて!」
へっぽこはツボを割った。10G見つけた!
へっぽこはタンスを開けた。やくそうを見つけた!
へっぽこは引き出しを開けた。しかし、何もなかった。 夕食も食べていないヘッポコくんは疲弊しきって寝てしまっていました。
ではなく、スレ主です。コテハン忘れていました。適当にやっておきます。
続きはゆっくり進めますが、ヘッポコくんのも書いてあげてください。 魔王城
側近「魔王様、仲間を募集した結果、幾人かがこの城に来てくれました」
魔王「仕事早いっていうか昨日の今日なんだが…」
側近「細かいことは気にしなくて大丈夫ですよ。抽選は厳正に行ったので」
魔王「抽選って…」
側近「魔王様を支持しますかっていう質問にはいと答えた人だけを選びました」
魔王(細かいことを気にするべきではなかったか…) 側近「それじゃあ、早速登場してもらいましょうか」
魔王「マジでいるのか」
側近「とりあえず闇妖さん、どうぞ」
闇妖「あわ、あの、こんにちはです」
側近「闇妖さんはダークエルフといわれる種族のいわゆる末裔だそうです、一言どうぞ」
闇妖「よ、よろしくです」
魔王(か、可愛い…) 側近「あとは、魔竜さんですね。ちゃっちゃと登場しちゃってください」
魔竜「……よろしく」
魔王「なんというか、そこまで緊張しなくてもいいんだぞ?」
魔竜「……いや別に緊張とかしてないっすけど」
魔王「それならいいが…」
側近「ちなみに、魔竜さんは魔法担当だそうです」
魔王「え、まさか皆魔法使いポジション?」
側近「そうとも言えます」
魔王(側近、もっとバランスを考えてくれ…) 魔王「とりあえず、よろしく頼もう」
側近「歓迎会とかどうします?」
魔王「都合によりカット」
側近「予算の不都合によりできないの間違いでは?」
闇妖「居酒屋とか行ってみたかったな…」ショボーン
魔王「よし、じゃあ俺のおごりで行くか!」
側近(闇妖さん、グッジョブです!) 一方、その頃…。
ヘッポコ「どりゃーーーーっ!」
ベシッ!
スライム「ピギャー!」
アリアハンでレベルを上げまくったヘッポコは
レベル94になっていた。
ヘッポコ「もう何者にも負ける気がしないぜー!」
上機嫌のヘッポコが、そう叫んだ時…。
怪しげなメロディーがヘッポコの体を包んだ!
デンデン、デンデン、デンデン、デンデン、デン、ドロン♪
−−−お気の毒ですが、冒険の書は消えてしまいました。−−− 居酒屋
店員「イラッシャイヤセー」
闇妖「わー、ここが居酒屋かぁ!」パアァ
側近「皆さん、何飲みますかね?」
魔竜「……生お願いします」
闇妖「なんかわからないけど、カクテルってやつで!」
側近「魔王様は何にします?」
魔王「魔王のロックで」
全員(……)ドンビキ 今日はヘッポコくんの16歳の誕生日。
いつものようにお母さんにベットからたたき起こされました。
お母さん「ヘッポコや、今日はお城に呼ばれているの忘れたのかい!」
ヘッポコくんは慌てて服を着替えてお城へ向かいました。 お城に向かったヘッポコくん。
入り口の兵士さんに挨拶します。
ヘッポコ「ちわーす、勇者でーす!」
兵士さんは言いました。
「うちは勇者は間に合っています。 なんとかお城に入れてもらったヘッポコくんは王様のもとへ向かいます。
王「はっはっは、ワシが王様じゃよ。しておぬしはどなたかな?」
ヘッポコ「オレはヘッポコ。世界を救う勇者だ!!」 勇者の登場に王様はビックリです。
王「なんと世界を救う勇者とな!」
ヘッポコくんは得意げです。
王「ならば願いがある!娘が魔物にさらわれたのじゃ。その魔物を退治して参れ。」
ヘッポコ「勇者の名にかけて姫を助け出してみせるぜー!」 王様の願いを聞き、姫を魔物の手から助け出す旅に出たヘッポコくん。魔物がいるという洞窟へ来ました。
ヘッポコ「うおー、魔物め出てこーい!」
すると洞窟の中から魔物が・・・。
お詫び 作者急病のためご好評を頂きました勇者ヘッポコくんは今回で中止とさせていただきます。ご愛読ありがとうございました。 ヘッポコくん連載お疲れさまでした!
こっちはまだまだ続けます。 魔王「冗談です。すみませんでした」
魔竜「……多分あのギャグだけでビール冷やせますよ」
闇妖「居酒屋って冷房効きすぎてるんですかね?」
側近「とりあえず注文しちゃいましょうね」
店員「チュウモンヨロシイッショウカ?」
魔王「ウーロン茶お願いします……」
側近(魔王様お酒飲めないですもんね……) 側近「魔王様に仲間ができた記念ってことで、カンパーイ!」
魔王「それはなんか馬鹿にされてるような気がするんだが……」
側近「魔王様にとっては重要な出来事ですよ?」
魔王「馬鹿にされていることはよくわかった」
闇妖「カクテルって綺麗ですね。つい見入っちゃいます」
魔竜(……目の前の修羅場もある意味見物ではあるな) 二時間後…
闇妖「側近さん、寝ちゃいましたね」
魔竜「……ものの見事にぐでってたな」
魔王「まあ大半が愚痴だよ。俺の」
魔竜「……けど側近さん飲むの少なかったすよね」
魔王「側近は酒が回るの早いからな」
闇妖「帰り、どうしますか?」
魔王「側近をおぶって帰るまでがワンセットだ」
闇妖(魔王様も大変ですね……) 数日後、魔王城
側近「魔王様、そろそろ勇者の方も考えたらいかがでしょう?」
魔王「いや普通に考えて魔王が勇者に物語的に勝てるわけないだろ」
側近「魔王様が勝てないと私たちの人生がバッドエンドなんですが」
魔王「勝ったら勝ったで物語としてはバッドエンドだろ」
側近「それはないですね。そもそも勇者は勝手に人の家を漁ってたりするわけですし」
側近「逃げようとする魔物を追ってたり」
側近「そもそも勇者なんているせいで民主主義の欠片もありませんし」
側近「勇者ってぶっちゃけ悪なんじゃないんですか?」
魔王「勇者怖えよ」 側近「すみません。ちょっと熱く語りすぎましたね」
魔王「気迫だけは伝わった」
側近「どうです?勇者討伐は魔王様の義務なんですよ?」
魔王「なんかいろいろおかしいような気がするが……」
側近「とにかく、私だって勇者怖いんですよ?魔王様がしっかりしてくれないと」
魔王「それはだな……」
側近「まあ、今回は作戦を考えてきましたから!」
魔王「仕方ないな……」
魔竜(……仕方ないのは魔王様な気もするがな) その頃、ヘッポコは毎日の反復スライム狩でギガデインを習得していた。 側近「作戦としては勇者を魔王城までおびき寄せて魔王の偽物に対峙させます。あとは、残りの人員でフルボッコです」
魔王「非人道的すぎる……」
側近「そもそも私たち魔族ですよ?人権とかないですから」
魔王「俺が魔王になったときにせめて法律くらいは整備するべきだった」
側近「ともかく、魔竜さんを魔王として誘導しようと思うんですが、どうです?」
魔竜「……それって拒否権あります?」
側近「魔王様、どうです?」
魔王「もうどっちを選んでも正解じゃない気がする……」 番外編
闇妖「こんにちは。結局私の出番が少ないですね」
闇妖「気になるレスになんか返信というかそういう感じのコーナーらしいです」
闇妖「初回なんでそんな返信するスレもないと思いますけど……」
闇妖「ヘッポコくんの物語は自由に書いていただいて構いません」
闇妖「むしろ盛り上げていただけると幸いだとか」
闇妖「また物語の方は当分このコテハンで進めていきますね」
闇妖「それだけみたいですね。また何か御用がありましたらお伝えします」
闇妖(このコーナー必要なのかな?) 魔竜「……冗談ですよ。ちゃんと仕事は果たしますから」
魔王「大丈夫なの?ほんとに良いの?」
魔竜「まあ、俺程度の犠牲で、この世界が救えるなら」
魔王「魔竜ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
魔竜「……魔王さん、本当にいいやつでしたね」
魔竜「まあ、俺が勇者なんですけど」
魔王「!?」 なんと!魔竜の腹からヘッポコが現れた
ヘッポコ「倒すのにカナリ手こずったが、他の魔族に気づかれず来れたぜ」
魔王「き、貴様!」
ヘッポコ「おかげでMP満タンだ!」 という夢をヘッポコはアッサラームの宿屋で見ていた。 闇妖「すみません!遅刻してしまいました!」バタン
魔竜「ぐっは」
闇妖「あ、すみません魔竜さん!」
魔竜「貴様……!」
闇妖「ま、魔竜さんやっぱり怒ってます?」
魔竜「当たり前だろ、せっかく良いところだったのに」
闇妖「わ、私に見えないところでなにしてるんですか!?」
魔竜「俺はあいつを絶望させなければならない。聖の力で」
闇妖「セイノチカラ!?」
魔竜「どうだ?お楽しみはこれからだぞ?」
闇妖「この人ヤバイ……!」
側近(すでに展開もヤバイ……!) 〜〜CM〜〜
触れたら最後、日本全土がハルマゲドン!
さらば、母なるアリアハン!
ドラゴンクエスト3!そして、伝説へ・・・ ヘッポコ「もしかして魔王弱くね?」
竜王「油断するでない、あやつは我と同等…いや、それ以上の力を持っておる…」 魔竜「ゴァアァァー!!誰かと思えば竜王、貴様かぁ!!」
竜王「ワハハハ…ずいぶんと暴れておるらしいのう…泣き虫トカゲよ」
魔竜「!!?」 魔竜「り、竜崎!!」
竜王「田中ァ〜何が魔竜だよ、田中ァ〜(笑」 魔王城
闇妖「とりあえず落ち着いてください!この本を投げつけますよ!」
魔王「それ一応伝説魔法の魔導書なんだが」
側近「まあ物理攻撃もできますけどね」
魔竜「やめろ!そんな分厚い本当たったら痛いに決まってるだろ!」
闇妖「それでも私は投げつける!」ドゴオ
魔竜「魔王軍強すぎだって……ここは一旦引こう」
闇妖「なんかよくわからないけど、一件落着ですね!」
魔王「魔導書すごいスピードだった」
側近(物語もすごいスピードでおかしくなってますけどね) 側近「けど、勇者が来て損害が魔導書一個だったのは初めてじゃないですか?」
魔王「俺の財布も損害受けたが」
側近「それは魔王様自身の管理ですのでなんとも」
闇妖「勇者がいたんですか!?」
魔王「君が華麗に撃退したけどね」
側近「魔竜さんが勇者だったっていう展開でしたね」
魔王「こんなことがあると思わなかった」
側近(ツッコミ役が一人減ってしまいましたね……) 側近「どうします?仲間ならもう一度集めてもいいですけど」
魔王「また勇者に紛れ込まれると困るし、集め方めっちゃ雑だからいいや」
側近「そうですか。なら仕方ありませんね」
魔王「仕方ないって…」
闇妖「そうです!私今日お弁当作ってきたんですけど……」
闇妖「お弁当が、無いッ…」
側近(早速ボケが吹っ飛んできましたね……) 魔王「まあ食事は社員食堂で食べれば大丈夫」
側近「フォローにすらなってませんね。あと、食堂で食べてることは触れてもいいのでしょうか」
魔王「あれ、俺が食べちゃダメなの!?」
側近「料理人さんに頼めば好きな場所で食べれますよ」
魔王「初耳だな、詳しく聞かせてもらおう」
側近「ショクドウデタベルリョウリオイシイデスヨネ」
闇妖(私が弁当を持ってこなければこんなことには……!) 闇妖「とりあえず落ち着いてください!」
側近「そうですね。社員食堂とかよりも勇者の方が重要ですか」
闇妖「そうじゃないですけど、そういうことで良いですから」
魔王「とりあえず、このままでは暴走しかねないな」
闇妖「思い出してください、一番最初のレスを!」
魔王「え、なんで知ってるの」
闇妖「魔法です」
魔王「てかメタ…」
闇妖「魔法です」
魔王「……」
側近(闇妖さんって記憶支配系の魔物だったんですね) 魔王城
側近「闇妖さんは家に弁当を取りに行きました」
魔王「誰に説明してるんだ?」
側近「この物語を見ている人です」
魔王「勇者もびっくりなメタ要素の巣窟だな」
側近「デバックモードか何かですかね」
魔王「それで、俺たちは待ってればいいのか?」
側近「せっかくなのでちゃんと勇者について話し合いましょう」
魔王(このノリどうにかならないかな……) 魔王「勇者の仲間が回復魔法使ってるのチートじゃね?」
側近「正論すぎて何も言えませんね」
魔王「四天王って俺の管轄じゃないんだよな」
側近「勇者撃退プロジェクトですね」
魔王「勇者ってまだ二十歳なってないんだよな」
側近「お酒は二十歳になってから」
魔王「裏ボスシステムはまじで萎える」
側近「勇者も鬱憤を晴らしたいのでしょうね」
魔王「これで当分勇者要素いらない?」
側近「いや、無理ですね」 なんかノリがわからなく成ってきた
作者そろそろ飽きてきた? 番外編
闇妖「やっと出番ですね。本日からはゲストをお招きいたします!」
魔竜「……で、俺ですか」
闇妖「結局勇者なのかも分からずに追っ払われてしまいましたが……」
魔竜「……それは後々言う予定はある」
闇妖「本当ですか!」
魔竜「……それよりも今まさに物語が行方不明なのは?」
闇妖「迷走段階、またの名をスランプと言うのでしょうか?」
魔竜「質問に質問で返すなよ……」
闇妖「とりあえず、一段落ついたらまた色々書きます。だそうです」
魔竜「……仕方ねーから付きやってやる程度で見たほうが良さそうだな」
闇妖「まあまあ、これからも書いてくので良かったら見てくださいね!」
魔竜(なんだこの番外編という名の宣伝は……) 一方、その頃。
幻魔「ぐわっ!おのれっ、おのれぇーー!ぎゃあーーーーー!!」
ハッケヨイ「姫様、大丈夫かい?」
姫「はい…」ポッ
四天王の一人、幻魔を倒したヘッポコくんは、姫を連れてお城に戻りました。
王様は大喜びです。
王「ヘッポコよ。よく姫を連れ帰ってくれた。そなたこそまことの勇者じゃ!」
ヘッポコ「いゃあ、それほどでも…」フフン
ヘッポコくんは鼻高々です。
その夜は姫の帰還を祝って、夜遅くまで宴が行われました。
ドンチャン♪ドンチャン♪
そして、夜が明けた! ヘッポコ「あー 頭が痛い……昨日は飲み過ぎたかな……ん??」
ぼんやりした頭で辺りを見回すとベットには姫様が寝ていました。
ヘッポコ「え?え??」
姫「ふあぁ〜っ……あら ヘッポコ様 おはようございます」ポッ
コンコン
執事「おはようございます勇者さま 昨夜はお楽しみでしたね」
ヘッポコ「えぇーーーーっ!?」 ヘッポコは姫の寝顔を覗きこんだ
なんと、姫のスッピンは凄く不細工だった! ヘッポコはそーっとマジックで瞼の上から目を書き込んだ ヘッポコは調子に乗って姫のほっぺに口紅で渦巻きを書いた。
まるでバカボンみたいになつた。 魔王が突如として消えたあやかしの森では勇者達が我が物顔で暴れていた。
ドラキーA「はぁ、また今日も棍棒で殴られたよ(/_;)」
スライスA「おいらは、ファイアっていう火でお尻が黒こげだよ」
ドラキーB「はぁ前のように魔王様が来て勇者の奴をやっつけてくれないかなぁ」
森の妖魔達は、大変な思いで生活していました。 番外編
闇妖「なんというか、お久しぶりですね」
魔竜「……どうしたよ」
闇妖「一段落だそうですよ?」
魔竜「……いやどう見ても一段落では済んでいない」
闇妖「まあ魔王様が本気を出したと思えば……」
魔竜「とりあえずこの場を借りて謝っておいたらどうだ?」
というわけで20日ほど投稿を開けてしまい申し訳ございません。
今後は少しずつ続けていこうと思っていますのでよろしくお願いします。
闇妖「ヘッポコくんが地道に残っていたのは驚きでしたね」
魔竜「……これから不定期でも少しづつ投稿しろってことじゃ?」
闇妖「そうですね。次回からはやはり魔王のグダグダトークが書けるみたいですよ」
魔竜「まあ期待せずに待ってくれると良いみたいだな」
闇妖「それではまた次回!」 魔王城内
魔王「仕方ないからそろそろ勇者の対策するか」
側近「いきなりどうしましたか?頭打ったりとか……」
魔王「いや、正面切ったら勇者って恐ろしいから罠でも仕掛けておこうかなって」
側近「どんな罠を仕掛けますか?」
魔王「傭兵を雇うとかどうだ?」
側近「待ってください。傭兵すらいなかったんですか?」
魔王「いや傭兵雇うとか物騒だから……」
側近(なぜか金庫のコインが減ってると思ったらそういう……)
側近「というか、それぜんぜん罠じゃないですよ」
魔王「なん…だと…」 魔王「それはともかくとして、どんな傭兵がいいんだ?」
側近「ただ単に力が強い者や、敵の探知機能がある者とか、色々ですね」
魔王「出費はどれぐらいなんだ?」
側近「一月百万コイン位ですかね」
魔王「城の維持費が半分飛んでいくんだが……」
側近「……弱い傭兵を探します」 側近「一応、一月一万コインから傭兵が雇えるようですが……」
魔王「それでいいじゃん」
側近「一万コインって詐欺かあるいはスライムあたりが来そうですけど……」
魔王「いやけど一万コインならゴブリン辺りならなんとかなるんじゃないか?」
側近「とりあえず手紙だけは書いてみますね」 魔王城 数日後…
側近「今日からこの城にも傭兵がやってきました」
魔王「どんな感じだったか?」
側近「結構、強そうです。とりあえず入っていただきましょうか」
魔騎士「失礼いたします」
魔王(スライムナイトだった…)
側近「彼が傭兵のスライムナイトこと、魔騎士さんです」
魔騎士「本日からよろしくお願いいたします」
魔王「よ、よろしく……」 側近「魔騎士さんには城門周りの警備をしてもらおうと思っています」
魔王「それが一番良さそうだな」
魔騎士「了解しました。それでは早速警備させていただきます」ガチャ
魔王(なんというか、敬語苦手だな……)
−魔王城− 廊下
魔騎士「魔王っていうからもっと強そうだと思ってたが、そうでもないな」
魔騎士「あの側近さえどうにかしてしまえば、魔王城も乗っ取れそうだ」
魔騎士「面白いことになりそうだな…ククク」
闇妖「あの、どうかしましたか?」
魔騎士「!?」 闇妖「お客さんですかね?案内しましょうか?」
魔騎士「いや、今日から傭兵をさせていただく者ですが……」
闇妖「あ、よろしくお願いしますっ」
魔騎士(何とかやり過ごせただろうか……、まさか伏兵がいたなんて)
闇妖(何というか、独り言が多い方みたいですね) 魔王城
魔王「傭兵も配置できたし、とりあえずはこれで様子見かな」
側近「判定ガバガバですよ?」
魔王「いないよりマシだと」
側近「そんな考えだとまた魔竜さんの時みたいになりますよ」
魔王「まあそうそうあることじゃないって」
某所
魔竜「……くしゃみ出そうだな」
賢者「風邪でもひきましたか?」
魔竜「多分噂でもされてるんだろ」
賢者「魔竜さんの噂話…イイですね」
魔竜(……魔王といい、なんというか個性派ばっかり集まるな) その頃、あやかしの森では森を仕切る組合長のサイクロプスAが新進気鋭の勇者セフィロすと対峙していた。
ドラキーA「タイヘンだよサイクロプス組長!今までよりスッゴく強いのが着たよ」 賢者「それにしても、魔竜さんって額の傷が印象的ですよね」
魔竜「……お前デリカシーないな」
賢者「いやいや、味方のことは自分のこと。魔王を討伐するための一手ですよ」
魔竜「……お、おう」
賢者「それで、その額の傷はどうやって出来たんですか?やっぱり魔物と…」
魔竜「辞書が当たった」
賢者「魔物の攻撃で…」
魔竜「辞書が当たった」
賢者「もしかして、魔法攻撃全振りとかしました?」
魔竜「変なとこだけ察しがいいな……」 魔王城
闇妖「おはようございます」
側近「あ、今日から正門前には傭兵が立っているので、関係者のパスポート渡しておきますね」
闇妖「あ、ありがとうございます」
魔王「そんなの俺渡されてないんだが…」
側近「……顔パスで行けると思います。大丈夫です、多分」
魔王「まあそういうことならいいか」
側近(滅多に外に出ないから魔王様の分なんかいらないなんて言えない…) 闇妖「そういえば、魔王様と側近さんってどういう関係なんですか?」
魔王「普通に魔王と側近だが…」
闇妖「そういうのじゃなくて、なんか、なんというか……」
側近「恋人関係とかならないですけど…」
魔王「なんというか、側近は側近としてしか見れないな」
側近「まあ、私もそんな感じ、ですかね」
闇妖「そうなんですね……てっきり恋愛とかしてるのかと思ってました」
魔王「それはないな」
側近(……) その頃、レベルを限界突破した勇者ヘッポコは姫様と散歩をしていた。
ザシュッ!
メタルキング「ウボアー!」
ヘッポコ「弱いなぁ…もうレベル256だよ、これじゃ魔王なんか瞬殺だなー」
姫「ヘッポコ様、油断大敵ですわよ。あっ、そう言えば先程の村でこんな噂話を聞きましたわ」
ヘッポコ「へーどんな話だい?」
姫「最近魔王城でなにやら傭兵を集めたり、警備の強化をしているらしいとか…」
ヘッポコ「ハハハ、無駄無駄、オレはもう十分に強いし、姫だってレベル80越えたでしょ?」
姫「で、でも、私は呪文も使えないし…」
ヘッポコ「いいんだよ、ワンパン姫(笑)」
姫「その言い方およしになって!」
バチコーン!
ヘッポコ「ぎゃーーーっ!!」 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
5MQ1YKVW3U >>80
サイクロプス「なんだと!」
ドラキーA「おいらの仲間がみんなやられちゃったよ(>_<)」 サイクロプス組長「そ、そいつはこのセフィロスよりも強いのか?」
ドラキーA「そうだよ、もうすぐそこまで着てるよ、どうしよう」 サイクロプス組長「知恵を使うんだ、ドラキーよ」
ドラキーA「ち、知恵ですか?」
サイクロプス組長「そうだ。触れれば消し飛ぶようなおまえが勇者より優れていることは何か。
それを考えよ。教えることは容易い。しかし、大切なことは考え、生み出すことだ。教えるものもいつまで生きていられるか、分からんからな」 2か月以上音沙汰無くてすみませんでした。
長ったらしい謝罪文は書きませんが、無気力症候群をこじらせました。
けれども、これからも書いていきたいと思ってはいますので、
応援するとともに、時には叩いてやってください。
ヘッポコくんは自由な時に自由なように書き込んでどうぞ。 魔王城
魔王「それにしても、この部屋もボロくなったな」
側近「ドアがちゃんと閉まらないですもんね」
魔王「なんというか、ドアが半開きだと見られてる感覚あるよね」
側近「勇者に見られてしまっていたのでもう良いような気もしますが…」
魔王「てなわけで大改造ビフォーアフターします」
側近「唐突ですね…」
魔王城廊下
闇妖「魔騎士さんどうかしました?」
魔騎士「あ、ドアが閉まらなくて」
闇妖(なんでここにいるんだろう?) 魔王城
魔王「ドアを作るために木材買いに行きます」
側近「待ってください、私もついていきます」
魔王「人手の心配なら…」
側近「魔王様一人だとドアどころかドアをつける家の方を買って来かねませんので」
魔王「そんな心配…」
側近「とにかく、闇妖さんに留守にしてもらって、2人で行きましょ?」
闇妖「行ってらっしゃい」ニコッ 植林所
魔王「とりあえず木材ないか?」
樹人「魔王さんかい、そうだな…」
側近「勇者にぶち破られない強さがいいですね」
樹人「それなら、ちょっと遠いところから仕入れた木があるぞ」
魔王「見せてくれ」
樹人「これは、大樹になるらしくて、自分の重さに耐えられるように頑丈なんだとか」
魔王「しかも軽い」
樹人「そうだろ?気に入ったか?」
魔王「これでいっか」
側近「決めるの早いですね…」 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
BQEI3 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
WIH 昔あった魔王ちゃん(幼女)のSS思い出すなぁ
ほのぼの続いてほしい 「勇者様っ、勇者様起きてください。勇者様っ」
ヘッポコが目を覚ますと目の前には姫様がいた。
ここは教会のようだ。
すべてははぐれメタルに負けたヘッポコが見た夢だった。 ヘッポコは夢から覚める。
「あれ、俺なんの夢見てたっけ」
ヘッポコのレベルはまだ7だ。
姫のレベルは2だ。 ヘッポコくんは姫と一緒に魔王を倒すために旅をしていました。ある日、林道を歩いていると
村人「たったすけてくれー」
1人のおじさんが怪物に追いかけ回され、助けを求めてきたのです。
姫「よしここは助けてあげなければ」
姫「イヤー」
怪物「グワーッ」
姫が弓矢で怪物を射ると、矢は怪物怪物の目に当たり、悲鳴を上げながら倒れました。
村人「ありがとうございます。おかげで助かりました!」
ヘッポコ「なーに、これくらい朝飯前さ」
姫「…勇者様は隅に隠れてガタガタと震えていただけじゃないですか」 ヘッポコ「うるさい黙れ!」
姫「ヒッ、勇者さま?」
ヘッポコは姫を睨み付けると拳を振り上げた。 姫はヘッポコの拳を握り締めた
ヘッポコ「ぎゃあ!痛いっ!」
姫「私がモンスターをどれだけ倒したのかわかってるの?」
姫はヘッポコの腕をひねり上げた
ヘッポコ「ぐわぁ!痛てててっ」
姫「私もうレベルが30なのよ?勇者さまは…まぁだレベル7でしょ」
ヘッポコ「くううっ」
姫「勇者さま、お腹すいたわ」
ヘッポコ「はいっ、コンビニに行ってきまつ!」
姫「作ってよ」
ヘッポコ「はいっ、わかりまつた!」 0316 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 05:27:31
姫「うん、美味しい!」
姫「お片付けもお願い」
ヘッポコ「…」
姫は満足するとベッドの上に寝そべりました。
ID:eeFLriPs
0317 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 06:38:11
ヘッポコ「くくくっ、どうやら薬が効いたようだな」
姫「スヤスヤ」
ヘッポコ「ヤってやる!この女、めちゃくちゃにしてやる!!……ゴクリ」
ID:vYIBi49e
0318 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 17:35:50
姫は目を覚ましました。でも体がスースーするし、
ベッドに横になって眠ったはずなのに椅子に座っているような感じがしたのです。
姫「うぬっ、これは一体っ!?」
意識がハッキリすると姫はびっくりしました。
姫は椅子に縛り付けられていたのです。
ヘッポコ「良い夢は見られたかな」ニヤニヤ
ヘッポコくんは姫の横に立ちニヤニヤと笑っていました。
姫「勇者様、何故こんなことを?」 0319 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 18:17:53
『ずっと一緒だね…』
それが姫の聞いた最期の言葉だった。
0320 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 18:18:45
「喋るな!」
ヘッポコは姫の頬を叩いた。
「なにをするの!?」
姫は目を丸くしてへっぽこを見た。
0321 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 18:49:49
姫は全裸だった。
装備や服は剥ぎ取られ鎖帷子の上からではわからなかった主張するような豊満な乳房もくびれた腰回りも、ピンクの秘所も丸見えだ。
しかしヘッポコくんには刺激が強すぎた。
0322 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 19:20:39
「ぶああぁぁあああぁああっ!」
ヘッポコは鼻の両穴から血を吹き出し死亡した。
0323 創る名無しに見る名無し 2018/12/13 19:21:56
良く見たら右の乳首だけ陥没していた。 姫「情けないなあ」
姫は怪力で紐を解くと、ヘッポコにビンタをかまし目覚めさせた。
ヘッポコ「はっ、姫!」
姫「勇者よ、これしきのことで倒れるとは何事かっ!?」
ケン・リュックマン「そんなんで悔しくないのかい。僕が力をやろう」
そこへ悪魔ケン・リュックマンが現れ囁いた。
ヘッポコ「俺悔しい。力がほしい!」
ケン・リュックマンがヘッポコくんにエネルギー送り込んだ。
みるみる力が湧いてくる。
ヘッポコくんの身体は風船のように膨らみ破裂した。
―あなたは死にました―
気がつくと、ヘッポコくんは王様の前にいました。
王「おぉ 勇者よ。死んでしまうとは何事じゃ」
ヘッポコくんはしょんぼりです。
王「やはり姫との二人旅は危険じゃ。街の酒場で仲間を見つけるがよかろう」
さっそく、ヘッポコくんは酒場に向かいました。
街の酒場に入っていったヘッポコくん。
カウンターのお姉さんに話しかけました。
ヘッポコ「オレは勇者だ。戦士と僧侶と魔法使いを呼び出してくれ」
ルイーダ「なあに、坊や。子供はこんなとこに来ちゃだめよ」
ヘッポコくんは追い出されてしまいました。 仕方がないのでヘッポコくんは1人で旅をすることにしました。
ヘッポコ「俺は勇者、1人で出来るもん!」
ヘッポコくんは楽天的に考えながら酒場から出ると、姫がいました。
姫「主人公たる私を置いてひとり旅とはいただけませんねえ」
姫はどうしてもついて行くと聞かないのでヘッポコくんはしぶしぶ同行させることにしました。
鎖帷子で武装した姫は斧と棍棒の二刀流て魔物の群れを虐殺していきました。
ヘッポコくんの活躍する幕がありません。
戦闘では役立たずのヘッポコくんは昼は荷物もちをしたり、夜は背中を流したりと雑務の一部を押し付けられてしまいます。
タケル「何が勇者だ!俺は日本神話だ!」
タケルは日本刀でヘッポコ君を両断した。
姫「よくもヘッポコ君を!」
タケル「お前も神話の1ページにしてやる!」
姫は両手を両胸に当てるとおっぱいを持ち上げるような形に構えた。すると乳首の部分がパカリと開き先端から銃口が飛び出した。
「蜂の巣にしてやる!」
連なるような銃声が響き渡った。
盗賊は蜂の巣になり死んだ。
しかし、襲撃を受けたヘッポコも死んでしまった。
姫は死んだ勇者をカントン寺院に運ぶと、到底払えない高額の蘇生料金を請求されました。
すると姫は僧侶の首に斧を当てながら囁いた。
「切り落とすわよ」
ビックリした僧侶は慌てて呪文を唱え始めました。
「ささやき いのり だっぷん ねんじろ!」
ヘッポコは復活した。 ”おわび 作者急病のため ご好評を
いただきました 勇者ヘッポコくんは
今回で終了と させていただきます。
”ご愛読ありがとうございました。 姫「ようやく私が主人公に認められたのだな。」
姫はガッツポーズ決めた。
ヘッポコ「何が主人公だ、俺は勇者だーっ!」
しかし、イケメン勇者の台頭によりヘッポコは失脚した。
姫は今日もイケメン勇者の経営するホストクラブ『スターダスト』に通う
「いらっしゃーせー、お姫様ー!」
イケメンホストが姫を迎え入れた。
―スターダスト、イケメン勇者の店─
はん、何がイケメン勇者だ!
・・・私はその村で兄と二人、幸せに暮らしていた。1年前のあの日までは・・・。
東の塔に魔物が巣食うようになり、兄はひとり魔物退治に出かけた。
後で助けに行くと言う勇者たちの言葉を信じて・・・。
しかし、ホストたちは怖気づいて、誰も東の塔には行かなかった。
助けが来ることを信じて、たった一人で魔物と戦った兄。
私が兄を心配して東の塔に様子を見に行ったときには、兄はもうすでに息絶えていた。
(お兄ちゃん、死んじゃやだよー。目を開けてよ、お兄ちゃん。ヘッポコお兄ちゃーん!)
私の心の中に、兄を裏切ったホスト勇者たちへの憎しみが芽生えはじめていた。 「ささやき いのり だっぷん ねんじろ!」
ヘッポコは復活した。 魔王「あとなにか買うものとかあったか?」
側近「ドアノブがないですよね…」
魔王「あー、鍵付きとかだといいよな。勇者も簡単に入ってこれなくなる」
側近(それ勇者以外も入れなくなるんじゃ…)
魔王「善は急げ、だ!ドアノブと鍵買うぞ!」
側近「魔王様は善よりも悪の方なんじゃないですかね?」 魔王「ともかく、こっちも安い店を知っていてな」
鍛治「いらっしゃいませー!」
魔王「ドアノブと鍵をこのドアにつけてほしいんだが」
鍛治「そうですねー。鍵は、いくつ作られますか?」
魔王「ひと…」
側近「4つでお願いします!」
魔王「おい、そんなにあったら誰が持つんだよ」
側近「1つは魔王様ですけど、私とか、闇妖さんとかはどうやって入ればいいんですか」
魔王「俺が中にいるんだから大丈夫じゃないか?」
側近「魔王様朝は苦手でしたよね?」
魔王「うぐ、それは…」
側近「そういうことです。もう、なかなか起きないんだから」
鍛治「お、ホヤホヤだねー」
側近「そ、そんなことないですよ!」
魔王「側近、顔が赤いけどどうにかしたのか?」
側近「いや、別に…」
鍛治「とりあえず、ドアノブと鍵はできたぞー」 魔王「さて、ドアもできたことだし帰ろっか」
側近「さっきから思ってるんですけどそれをそのまま持つんですか…」
魔王「まあ、細かいことは気にするなって」
側近「細かいってなんでしょうね…?」 魔王城
魔騎士「この城、結構使われてない部屋多いみたいだな…っていうか、魔王城ってあの3人以外に誰かいるのか?」
闇妖「あ、魔騎士さん城内の見張りまでご苦労さまです」
魔騎士「しっかり見ておかないと対応できないですからね。ところで、この魔王城にはあなたや魔王様、側近さん以外の人はいますか?」
闇妖「うーん、前は魔竜さんがいましたけど、今はいないのでたぶん3人だけだと思います」
魔騎士「そうでしたか。ありがとうございます」
闇妖「見張り、頑張ってください!」
魔騎士(純粋だな…。この子害なさそう)
魔王の部屋 入口
魔騎士「そりゃ、とりゃ」ガンゴン
魔騎士「このドア、備え付け悪すぎだろ。魔王城で一番のトラップだぞ」
魔王「魔騎士、なぜここに?」
魔騎士「そ、それは…」
魔王「ああ、ドアを外してくれていたのか。これで仕事がはぶけたな」
魔騎士「いえいえ、もともと備え付けが悪くて魔王様が通りにくいかなと思ったまでで……」
魔王「これでドアが取り付けられるな」
魔騎士(鍵がついてる!余計に面倒だな……)
魔王「よし、これでドアいいんじゃないか」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています