勇者とあっしと僧侶と商人 [無断転載禁止]©2ch.net
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異世界召喚もの。
某国民的RPGっぽい世界に召喚された現代人主人公が、
勇者の仲間となって活躍したりしなかったりするお話。 プロローグ
突如として身体を包んだ光は、同じように唐突に消え去った。
冷え冷えとした暗闇。見覚えのない石の壁。
「○△□×……!」
燐光のような薄明かりの中から若い女の声がした。
外国語だろうか?聞いたこともない響きだ。 光の中から手が伸びてきて、腕を掴まれた。
(ようこそ私たちの世界へ。異世界の人)
頭の中に直接語りかけられた気がした。
こちらの腕をつかんでいるのは、人形のように整った顔を持つ銀髪の少女だった。
何が何だか分からない。
(あなたには私たちを手伝ってもらいます)
掴まれた腕を通じて流れ込んでくる思考はそう断言し、一方的に後を続けていく。
(あなたに選択の余地はありません)
「そんなー。何を手伝えっていうんです?」
銀髪の美少女はこれ以上ないくらい真剣なまなざしでこちらを見つめ、思念で言った。
(私たちで魔王を倒しましょう!)
「は?」
言うまでもなく、何の話か分からなかった。 第1話・難敵と書いて中ボス
「そろそろ、積極攻勢に出る潮時なんかな」
「時期尚早よ。不安要素が多すぎるし」
「いつかは打って出ないとならないってば」
勇者と僧侶と商人が口々に言いやした。
あっしはそのへんの見極めがつかないので、だんまりを決め込みつつ、話の経緯をうかがっておりやした。
ようはこの国のつわものたちでさえ誰もが尻込みをするような強敵に、今にも挑もうか挑むまいかっていうハナシ。
採決は、強襲突撃派が2名で反対派が1名。
あれ? これはあっしの意見いかんで重大なことが決まっちまうって流れですかい? 「オマエは?」とハンサムウーマンの勇者。
あ、やっぱそう来ましたか。
こんな話し合いの場で自分の意見を述べられる程度には、あっしもこの世界の言葉に通じてきました。めでたくも。
ただ、それはそれとして、判断の論拠があっしにはありやせんもので、良いも悪いもとんと分かりゃあしませんのですよ。
「賛成2、反対1、棄権が1か。決まりね」
僧侶が天井を見て嘆息。
勇者は笑い、商人は謎の奇声をあげやした。 先のようなやりとりが行われたのが、リトの村の宿屋でのこと。
勇者一行(あっしも含む)が長いこと拠点にしていた田舎の農村でござんした。
主に何をしていたのかといえば、村の周囲に出没する人食い狼、人食い熊などの退治。
それから、こいつらは人を食ったりはしませんものの、作物を荒らして奪っていく小鬼たち。
――ここでは仮に“ごぶぽん”って呼ぶことにしやすが――こいつらとの死闘に明け暮れておりやした。 仲間の3人が戦っている間、あっしの仕事と言えば主に応援。移動間は荷物持ち。
なんでこうなったのかっていいやすと、驚くことにこの世界では、死んだ人を生き返らせる魔法があるっていうハナシ。
まあ、はなはだ確実性には欠けるらしいんですが、勇者さんなんぞはこれまでに軽く3回は死んでよみがえってきたらしいです。
ところが、異世界人であるあっしは全くの例外で、多分死んだらそのまんま御陀仏。
てなわけで、よほどのことがない限りは戦闘には参加するな。自分の身を守ってろという、ありがたい御指示を受けておりやす。 勇者一行のメンツは以下の通り。
(もちろん本当はそれぞれに名前があるものの、個人情報保護のため伏せてあります) 勇者(階位認定4段)片手半剣の使い手。
黒髪に青い瞳。魔法も使えるらしいが使っているところを見たことがない。
非常に俊敏で、ほとんどの戦闘を一人で片付けてしまう。侠気あふれるが怒りっぽい。 あっし(異世界人。階位認定外)一般市民。
黒髪に黒い瞳。魔法なんて当然使えない。
格闘技の心得は少々あるものの、戦闘は基本的に見学している。たまに手を出す。 僧侶(階位認定5段)
銀髪に緑の瞳。主に傷を癒す魔法の使い手。
格闘戦の心得もあるらしく、たまに武器を持って戦う。主な得物は“おんなのこメイス”(「処女の鉄槌」)と“六尺棒”。
頭脳明晰で、パーティの参謀的役割。 商人(自称)
盗賊(階位認定6段)
茶髪に茶の瞳。魔法の使い手。気分屋さん。
戦闘時には投石具で石を投げて遊んでいる。
たまにそれが勇者に当たる。
僧侶曰く天才。勇者曰く「あたまおかしい」。
密かに個人資産がすごいらしい。 で、その“怪物”ってのは、どういうんで?
「それが良くわかんないのよ。なにせ、それを見て生きて逃げ帰ってきた人というのが、二人しか居なくて」
「目撃証言も、なんだか要領を得なくてさー。なんでもいろいろな生き物を“まぜこぜ”にした感じだって!」
「なんだか面倒くさそうな奴だなあ」 ははあ。そいつはアレだ。あっしの世界で言うところのキメラとかキマイラっていう奴ですな。
「なんだ。オマエのところにも居るの?」
あ、いえ。神話とか伝説上のものなんで、実在はしません。想像上のものです。
「なんだそりゃ。話をややこしくすんな」
あいスミマセン……。 王都から北に少し進んだあたりに古代の遺跡があり、そこに魔物が住み着いたらしい。
僧侶と商人が王立図書館で文献を読みあさった結果、魔王軍の誰かが作り出した魔法生物らしいってことは分かりやした。
(魔王軍からのアナウンスはないんで、まあ、一種の決めつけではありやしたが)
売名のためにこいつを倒そうってわけです。 話し合いがもたれた翌日の朝。
あっしらは準備を整えて装備や道具を荷車に縛り付けて固定し、王都バルゴサ経由で北の遺跡を目指して村を後にしやした。 丸一日ずっと歩き続けて王都に到着し、宿で一泊した後、さらに半日で遺跡に到着。
「王都で剣でも新調した方が良かったんじゃないの?」
と、僧侶。
「いや、使い慣れた剣でいくさ」
鞘から抜きはらった剣を素振りして勇者。
「同期生が作った剣だ。こいつで強敵を倒せば、刀鍛冶のあいつも喜ぶだろ?」
「そいつは義理堅いこってー」
頭の後ろに手を組んで商人が冷やかした。 「じゃあ、いざ“まぜこぜ”に出くわしたら、手はず通りに行こうねーっ」
「まあ、普段通りやるだけだけどね」
「うちらの必勝パターンだからな、コレ」
前衛を勇者が一人でまかなって敵の攻撃を一手に引き受ける。
僧侶は回復。商人は後方から石つぶてを打ち、気が向いたら魔法攻撃をかます。 あっしはといえば、まあ、見学しつつ応援するしかないわけで。外で荷車の番をしようにも何かに襲われたら一人では戦えない。 勇者>「疾風迅雷」。まぜこぜに素早く斬りかかった。まぜこぜは手負いになった。
僧侶>「盾の加護」。魔法の盾が勇者を守る。
盗賊>「石つぶて」。まぜこぜに微少損害。
異人>「応援する」。みんな聞いていない。 まぜこぜ>「怒り心頭」勇者に体当たりをして大きく吹き飛ばした。勇者は死んだ。 僧侶>「処女の鉄槌」まぜこぜを殴った。
盗賊>「雷撃の矢」敵に特大ダメージ。
異人>「回収する」死体を引き寄せた。 まぜこぜ>「咆吼する」攻撃力が上がったっぽい。
僧侶>「鉄槌連打」まぜこぜに連続攻撃。
盗賊>「蜘蛛の糸」敵の動きを封じた。 異人>「麻痺の銃」まぜこぜは麻痺した。
まぜこぜ>まぜこぜは気を失っている。
僧侶>「鉄槌連打」
盗賊>「銀の短剣」
異人>「木刀刺突」まぜこぜは死んだ。
勇者以外は大きく戦闘経験を積んだ! あっしは無職から「格闘家」ってことに。
勝負の決め手となったアレ(スタンガン)は、この世界に召喚されたときにたまたま持ちこんだ道具の一つでしたが、使用回数が限られているもんで、おいそれとは使えない代物。まあ、秘密兵器ってやつです。 僧侶と商人(盗賊だけど)は順当に位階が上がってなにやら強くなったとのこと。
我らがリーダー勇者さんはといえば、リトの村まで搬送された後に、無事蘇りやした。
あらかじめ僧侶が三日かけて村の広場に描いておいた復活の呪法陣によって。 なんとか息を吹き返したものの、戦闘経験を失った彼女は、どうやら戦闘前より弱体化したご様子……。(脳の損傷??) ともあれこの勝利を機に、勇者一行の名声が国中に広まりやした。
同時に魔王軍から目をつけられることになったのでしたが、その話はまた別の機会に。 勇者(位階4>>3)
僧侶(位階5>>6)
盗賊(位階6>>7)
異人(位階なし>>格闘家・位階3)
<第1話・おわり> ☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、☆
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G8Y ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています