[艦これss]艦娘達の短編を書くスレ [転載禁止]©2ch.net
書くから艦娘のリクエストよろ
とりあえず二三適当に書いてくわ 『漣の本気』
漣「これが漣の本気なのです!」
今日も無線から聞こえてくるのは、僕のことを"提督"とも"司令官"とも呼ばず、何故だか"ご主人様"と呼ぶ少女の元気な声。
彼女を秘書艦として始めたこの鎮守府も、気づけば大和型をはじめとした様々な大型艦が高練度で多数着任している、いわば高位の鎮守府にまで成長した。
漣「ご主人様ー!任務が無事完了したよ!これから帰投するねー!」
提督「ああ、帰りの航路でも襲われないとは限らないんだから、気をつけて帰ってこいよ?あと勝手にぶらついて艦隊からはぐれないようにな?それから...」
漣「あーもう、ご主人様しつこいよ!テンション下がるから無線切るね!」
提督「あぁ...全くあいつは...」
こっちは、漣が連日の任務で疲れて危険なミスを犯さないかと心配で仕方ないというのに。
しかし、なぜ僕がリスクを背負わせてまで漣を出撃させ続けているのか。
それは、彼女と結婚したいからである。 ケッコンカッコカリ。言わずと知れたこのシステムは、戦力拡張の手段として非常に有用である。ケッコンカッコカリをした艦は、耐久性が増し、回避力も向上、それからどうしてか少し幸運に恵まれるようになる。
そして何より、燃費が良くなるのだ。ケッコンカッコカリをした艦は、かの有名な暴食空母2席ですら、資源消費がさして苦にならない程度にまで燃費が良くなる。
そのため、重婚なんてしてる鎮守府まであるようだ。僕は認めないぞ、リア充め、爆発しろ!
しかし、いくら重婚が可能とはいえ、駆逐艦と結婚をするというのはほぼ無いのである。
それもそのはず。回避力向上、耐久性上昇ならまだしも、一番の見所である燃費改善は、あくまでも割合で計算するものだからである。
大型空母の消費資源の3割と駆逐艦の消費資源の3割とでは、当然大きな差がある。駆逐艦の消費資源の3割など、誤差のようなものなのだ。
しかし僕は、それでも漣と結婚をしたい。だって、僕は...
漣「ただいまー!艦隊のお早いお帰りですよー!」 高雄「提督、戦果の報告に参りました」
那珂「那珂ちゃん頑張っちゃったー☆」
提督「みんな、お疲れ様。大変だったろう?」
神通「いえ、それほどでもありません。今日も漣ちゃんがとても活躍してくれて...」
朧「うん...漣、すごく張り切ってた」
提督「そうなのか?漣」
漣「まぁねぇー。漣の本気は、ちょっとすごいからね!」
潮「もうすぐ漣ちゃんの練度、最大になるんだって?」
漣「そうそう!ほーんと、メシウマ!...ご主人様、知ってましたー?」
提督「...ああ、知ってたとも」フイッ
漣「あー!今目ぇ逸らしたねご主人様!あーあー、折角頑張って練度上げてたのになぁー!」
提督「わかったわかった、お詫びになんでもしてやるから」
漣「なんでも?なんでもって今
提督「できる範囲ならだ」
漣「むむむ、ご主人様もケチいなぁ」
漣「まったく、もう...」
朧(漣、拗ねてる...?) 提督(なんとかごまかせたか…?)
本当は、当然のことのように把握していた。恐らくは今日で練度が98になること。そして、このペースでいけば恐らく明後日には最高練度になること。
そして、漣に指輪を渡せるようになること。
提督(指輪を受け取ってもらえても、好意を受け入れてくれるかどうかはその艦娘の意思次第なんだよなぁ...怖い)
漣「...漣、ちょっと流れ弾受けちゃったからお風呂いってくる!」スタスタ
朧「あ、待って漣...朧も」タッタッタッ
提督「」フゥ
提督「練度ね...練度といえば、確か那珂もそろそろ80台に到達じゃないか?」
那珂「そうだよー☆提督、よく覚えてるね!...あ、でも那珂ちゃんはいちアイドルとしてしか提督と接せないんだ、ごめんね☆」
提督「はは...わかってるわかってる、スキャンダルは那珂が困るからな、気をつけるよ」
高雄「提督、私もそろそろ練度90に到達しますよ」
提督「お...あれ、高雄はもう最高練度じゃなかったか?」
高雄「あら...?しっかり覚えていらっしゃいますね...?」 高雄「それほど正確に把握していらっしゃる提督が漣ちゃんの練度を覚えていないなんて...不思議ですね?」ニコニコ
提督「高雄...からかうのはやめてくれ...わかっているんだろう」
高雄「いえ、私には何のことやら」
那珂「ええ?!なになに、提督もスキャンダル?!那珂ちゃん、気になっちゃう!」
神通「姉さん...あまり人の恋愛を面白がるのは良くないですよ...」
那珂「えー?でもぉ...」
高雄「とにかく、私たちは書類だけ置いてもう下がりますね?」
提督「あぁ、そうしてくれると助かるよ。」
高雄「1人じゃないと心の整理もつかないですものね?」
提督「高雄...」
高雄「ふふっ、それでは失礼します」
那珂「提督、今度のライブもちゃんと来てね!」
提督「ああ、わかったわかった、お疲れ様」
潮「...失礼しました」
ガチャ
提督(...あぁぁぁぁ、本当怖え、どうしよう断られたら...) 潮(漣ちゃん、暗い顔してた)
潮(提督さんと漣ちゃん、きっとすれ違っちゃってる...)
潮(うん、ここは長女として...)
潮「よし!まずはドッグに行かないと!」
漣(提督...漣の練度覚えてなかった...)
漣(ケッコンカッコカリも、きっと大和さんとか加賀さんとかとするんだよね...)
漣(...やだな)
朧「漣?」
漣「...うん?朧、どうしたの?」
朧「漣...さ、提督のことどう思う?」
漣「!」
漣「ど、どうって...い、いい人だよね!漣がおかしなこと言っても笑っててくれるし、私たち艦娘のことを気遣って、大事にしてくれて...」
漣「無理して進軍したときなんか、私たちのために本気で怒ってくれて...」
漣「おまけに、ちょっぴり、かっこいい...し?ちょっとね?」
朧「そっかぁ...。漣は、本当に提督のこと大好きなんだね」 漣「ち、違っ!提督への好きはそういう好きじゃないって!」
朧「そういえばさ、漣は提督にむかってはご主人様っていうけど、私たちとおしゃべりしてる時はいつも提督ー、って普通に呼ぶね。どうしてなの?」
漣「それは、だって、普通の呼び方じゃ皆と同じで印象に残らないし...そんなの、嫌だから...」
朧「ふふっ」
漣「な、なに?」
朧「やっぱり漣は提督のこと、大好きだ」
漣「だからー、どうしてそうなるの!...第一、提督も漣も、お互いそういう関係は望んでないよ、きっと...」
朧「どうしてそう思うの?」
漣「それは...やっぱり最初からいた秘書艦だから...そう、戦友!きっとそんな感じなのよ」
朧「だからケッコンカッコカリを諦めちゃう?相手がわかる前から?」
漣「なっ...!」 朧「朧はね、提督もきっと漣が大好きだと思うし、漣が最高練度に到達したらすぐに指輪をくれると思うよ」
漣「そんなはずないよ!だって、提督は漣の練度にだって興味ない!指輪を渡すつもりもあるはずないし!」
朧「そう?...でもね、仮にそうだとしてもまだ指輪は誰の薬指にあるわけでもないよ」
朧「それに、大和さんたちはもうとっくに最高練度。それでも指輪が渡されていないってことは、誰かのためにとってある...ってことじゃない?」
漣「...きっと提督のことだから、『どうしよう、断られたら...』とかいって渡せてないに決まってる」
朧「じゃあ、少なくとも終わってない」
朧「悩んでるうちに提督を掠めとるぐらいの気持ちで行かなきゃ、最初から諦めてちゃ、戦う前に負けだよ!」
漣「朧...そう、よね」
ザバッ
漣「中破する前から撤退なんて馬鹿らしいもんねっ!」
漣「よーし、キタコレ!漣の本気をみるのです!」タッタッタッ
朧「うんうん...漣には元気でいてもらわないとね」
潮「あれ?朧ちゃん、漣ちゃんは?」
朧「もう入渠を終えてどこかへいっちゃったよ?」
潮「えぇー...?そんなぁ...」 3日後
提督(昨日は昨日で漣が最高練度にならず、猶予が1日増えたなんて喜んでいたが、まぁ...あれだな、気休めにもならなかったな、結局)
提督(それどころか、なにやらいつもより漣との距離が近い気がして、余計に今の関係から動きたくなくなってしまうような...そんな感じすらした)
提督(だがそれでも、僕はやっぱり...!)
トントン
漣「ご...ご主人様ー?」
提督「」ビックゥ
提督「ハッハイ!...て、漣か?ノックなんて珍しい...開いてるよ」
ガチャリ 漣(なんでみんなどっか行っちゃうのかなー...わざわざ、最高練度になった日に、さ)
漣(指輪、貰えなくてもいいから...)
漣(それでも自分から、言わないと)
綾波型の9女、漣は今日、晴れて最高練度を迎えた。そして今、それが意味することはただ一つ。
ケッコンカッコカリが可能な練度である、ということだ。
少なくとも、漣にとっては。
その名に冠する〈漣〉のように、何もない繰り返しのようでいて、確かに1歩、1歩、また1歩と歩み寄るような恋をしてきた少女にとっては。
それ以上の意味などなかった。
提督「...開いてるよ」
想い人に招かれた少女はドアを開き、1歩、1歩、また1歩とドアの先へと踏み出す。 漣「えへへ...何さ、慌てちゃって。」
漣「戦果の、報告に来ました。」
漣「ご主人様...漣、最高練度に到達しましたよ」
提督「ああ...おめでとう!」
提督(この日を待っていたんだ、ずっと)
提督(君を愛しく思った、あの日から)
漣「ご主人様、ありがとう...」
漣(この日の為に、頑張ってきたんだ)
漣(あなたを恋しく思った、あの日から)
(だから今日、伝えなくちゃ。)
「あのさ、」「あのね、」
「「...え?」」 提督「...」
漣「...」
提督・漣(え!?)
提督(ちょっ、ちょっとまてよなんつうタイミングで被るんだよ)
漣(え、どうしようこれ、まさになんもいえねぇ...)
提督「いや、まぁそっちが先でいいよ」
漣「いや、さ、漣も急ぎではないからさ、ご主人様が先でいいよ?」
提督「いやいや、ここは漣からだな...」
タッタッタッタッ
提督「...ん?」
漣「...誰か来てる?」
ダッダッダッダッ
ガチャッ
?「漣ちゃん!」 提督「え...?お前...」
漣「う...潮?!」
潮「あ...よかった...ちょっと...待っ...」ハァハァ
漣「潮、いいから落ちついて落ちついて!」
提督「どうしたんだ、そんなに慌てて...何か緊急事態でも起こったか?」
潮「」ハァハァ ハァハァ
潮「」フゥ
潮「漣ちゃん...!諦めちゃだめだよ!」
提督・漣「...へ?」
潮「きっと大丈夫だよ!提督は漣ちゃんのこと大好きだよ!」
漣「なっ...!」
潮「提督はよく漣のこと見てるし、本当は練度だって覚えてるんだよ!」
潮「ケッコンカッコカリの指輪だって...」
提督「まッ、待て潮、それ俺が今まさに話そうと...」
漣「えっ?ご主人様...」
提督「ああああ、いや違くて、その、これは...」
潮「提督...そっか、そうですか!頑張ってくださいね!潮も一安心です!それでは、もう下がりますね!」
潮「漣ちゃんも、素直になるようにね!それじゃあ、失礼しました!」
ガチャン
提督・漣「.........。」 基本sage進行だというssの基本を知らなかった、反省してるごめんなさい 漣「ねぇ...ご主人様!」
漣「漣、ご主人様がなにを言いたかったのか、聞きたいな!」
少女の名は〈漣〉。
提督「いや、なんのことだか...忘れちゃったかな」フイッ
漣「あー、ご主人様ったらまた目ぇ逸らしたね!」
小波が打ち寄せるように、少しずつ
。
提督「まぁ、なに、そのさ...」
提督「後でまた...ここに来てくれないかな?」
1歩、1歩、また1歩と幸せな道を歩み続ける。
漣「ご主人様は本当しかたないね...」
漣「でも、漣は続きを聞くため、しっかりここに来るよ。だって...」
漣はしつこいからっ!
fin. 9時からデートやるからそれまでちょろっと書こうかな 『いい感じじゃん?最近』
現在の時刻、ヒトフタマルマル。つまり、午前零時である。
その日の秘書艦を早めに帰して、そのまま執務を続けた提督は、結局11時になってやっと気がついたという。
そのまま風呂を済ませ、今は提督の自室へ向かっている。
提督(ふわぁ...寝みぃ...)
提督(執務がはかどると没頭しちまうのは良くない癖だよな...)
提督(もうなんでもいいからとっとと寝たい)
提督(はぁ...もうドア開けた瞬間寝れそう)
ガチャ
北上「あ、提督おかえり〜、今日は遅かったね」 提督(北上には本当に手を焼いている)
提督(非常にマイペースで掴みどころのない彼女の行動は、いつも俺を困らせるし、惑わせる)
提督(北上は北上で楽しんでいるようだから、タチが悪い。それで彼女が笑顔でいられるのなら、それはそれで構わないのだが)
提督(看過できないことが一つある。それは...)
北上「提督ー、お風呂にする?ご飯にする?そ・れ・と・も...あたし?」
ビシッ
北上「あぅ」
提督(北上は、自分が可愛らしく魅力的な少女であるということを自覚しておらず)
提督(それ故に、こういった襲われても文句が言えないような事を平気でしたり言ったりするのだ)
北上「くぅぅ...痛いなぁ、提督。なーにが不満なのさ?」
提督「今のお前の行動全てがだよっ!」
北上「えー、提督ひどいよー...私の全てが気に食わないなんて...泣いちゃうかも」ニヤニヤ
提督「だぁぁ、違う!お前が気に食わないとかじゃなくて!"今の"お前の"行動が"不満だと言ったんだ!」
北上「あはは...提督焦ってるね」ニコニコ 提督(北上は、どうも自分は襲われることはないと思っているのか、軽々しく危険な発言をする)
提督(この間なんかは俺の布団に入ってぐうすか寝ていやがった。そんなことして襲われでもしたらどうするつもりなのか)
提督(もちろんデコピンを1発かまして、2度と俺の布団で勝手に寝るな、と約束させた)
提督「お前な...全く」
提督「まぁ、今回は布団に潜ってたわけでもなかったし、約束を守ったことになる訳だから、今回は多目に見る。だからほら、早く寝ろって」
北上「はいはーい...」
提督「...ったく。北上、おやすみ」
北上「うん...おやすみ...」
北上「あの、さ、提督?」
提督「うん?」 北上ははにかむように笑みを浮かべた。
その表情はなんだか、悪戯を思いついた子供のようにも見えた。
そしてそれ以上に、美しく蕩けるような少女の笑みに見えた。
北上は俺に近づき、肩に手を乗せる。
北上「提督、少し屈んで?」
普段であれば、この段階で北上の悪戯心を察知してデコピンの1発でも飛ばしていただろう。
しかし、なぜか今ばかりはそうすることができなかった。執務に没頭し、疲れていたからだろうか。
北上「そうそう。少しだけ、じっとしてて...」
身を屈めると、体勢の関係で顔と顔が近づく。
ふわりと鼻をくすぐる北上の髪の香りに思考を、奪われる。
女性の香り。既にあるどんな匂いとも形容できない、あの香り。
艦娘だらけの鎮守府だ。嗅ぎなれていないはずがない。
しかしそれでも、心を奪われる。
北上と目が合い、視線が重なる。
顔が近づく。
どちらから?
肩に控えめな重みがかかり、北上がつま先立ちをしているということに気づいた。北上から?
俺は動けない。顔が近づく。
そして それまでぴったりと重なり合っていた視線が、つと外れる。
北上の顔が逸れ、耳の上あたりに涼しげな風が吹く。
ぞくりとした。
北上「提督、糸くずつけてたよ?...それだけー♪」
提督「なっ...お前っ...!」
北上「ふふん...それじゃ、おやすみっ!」タッタッタッ
提督は、自室のドアを開いたまましばらく茫然と突っ立っていた。
やがてドアを閉めると、そのままベッドに倒れ込む。
提督(北上、いい匂いだった...)
提督「違う、そうじゃなくて!」
提督(悪戯とはいえ、北上のキスを止められなかった。あのままだったら、北上が汚れてしまうところだった)
(彼女には、解体されてから...艤装を外し、前線を退いてから、良き伴侶を見つけて幸せになって欲しい)
(そのために、間違っても彼女の体は、たとえどこであろうと汚れてはいけない。...特に、俺の手によってなど、論外だ)
(動けなかったが、キスに至らなくて本当によかった。北上なら悪戯でもやりかねん)
(.........動けなかったのか?)
("動かなかった"のではないか?)
(何より...何も起こらなくて、良かったはずなのに...)
"それを惜しく思う自分があるのは、一体どういうことか"
悶々としたまま、夜は更けていく。 ガチャ
大井「あっ、北上さん!やっと帰ってきたのね!?」
北上「あ...お、大井っち起きてたの?」
大井「ええ、むしろ北上さんが帰ってくるまでいつまでも起きていられる自信があるわ!」
北上「あはは...大井っち、大袈裟だなぁ」
北上は、跳ね回る心臓の音を悟られないように、上気した顔を見られないように、必死だった。
というより、それで何かを問い詰められ、あまつさえ口をすべらせでもしたなら、提督が必死だろう。
北上(あぁぁぁ...なんであそこでやめちゃったのさ、あたしゃあ...)
北上(提督に告白するって、決めたのに...)
本当は、糸くずなど付いていなかった。
直前の直前まで、北上は本気で、キスをするつもりだったのだ。
それでも踏み出せなかったのは...
北上(怖いから、かなぁ)
北上(あぁぁ...もう当初の作戦通り、襲われるの待ちで行こうかな...)
北上(...んぁあああもう面倒臭い!)
北上は元来、ひどくものぐさな性格である。
それでも、ここまでの行動を起こしているのである。
北上(はぁぁ...もう、寝よ)
大井「ね、北上さん?」 北上「んぉー?大井っち、どしたの?」
大井「あのね、北上さん...」
大井「提督さんなら、きっと受け止めてくれるんじゃないかなー...って思うのよ、私」
北上「...へ?お、大井っち...もしかして、知ってた?全部?」
大井「北上さんのことだもの、だいたいはわかっちゃうわ」
大井「もちろん、今日も提督の所に行ってた事も...」
北上「大井っち、ハイライト戻そうか、すごくこわい」
大井「オホン...それで、ね?北上さんはここ最近、耳がほんのり赤くて不機嫌な表情を装ってるけど、どこか嬉しそうだったり。そうかと思えば、今度は飄々としててもどこか影が差してたりと、少しだけ変だったの」
北上「...そんなわかりやすかったかねぇ」
大井「えぇ...嬉しそうな北上さんの可愛さったらなかったわ...」ジュル
大井「でも、最近は落ち込んでいる方が増えてきたなー、なんて思ってたの」
大井「そこで、少し提督を見張ってたのよ」
北上「待っておかしいよ大井っち論理の飛躍が起きてる」 大井「だって...北上さん、最近提督の話題が多いんだもの...わかるわよ、嫌でも」
北上「まぁそこはいいとしても...見張っちゃったの?提督を」
大井「安心して、北上さん...あんな男の私生活に興味はないわ」フンス
北上「そ、そうなの...?」
大井「ええ、もちろん。...まぁ、それでチェックしてたらね、数日前に北上さんと大井さんの会話、拾っちゃったのよ」
北上「拾った?!...自分の耳でだよね?!盗聴器が、とかじゃないよね?!」
大井「...北上さんの想像に任せるわ」
北上「えぇ〜...?」
北上「とにかく、それでなんとなく事の顛末を察した、と」
大井「えぇ。それで本題だけどね?」 敵に塩を送る?
すこし、違うような気もする。言葉にはしないけれど、私は提督を信頼している。少なくとも、北上の次の次くらいには。
だからこそ、北上さんをしっかりと受けとめて欲しいし、不安にさせないで欲しい。
しかしそう思う反面、やっぱり私は北上さんのことを愛しているから、取られてしまうようでとても寂しい。
それでも、北上さんの親友として、私は......
大井「提督はきっと北上さんの気持ちを受け入れてくれると思う。でもね」
大井「北上さんから飛び込まない限り、提督も踏み出しては来ないと思うわ」
持てる力全てを持って、北上さんを支えてあげたい。 北上「大井っち...」
大井「だからね、その...」
大井「北上さん、頑張ってね?」
北上「...ありがとうね、大井っち」
北上「おやすみ」
大井「はい、おやすみなさい!」
北上(でも、あたしはどうしたらいいのかまだわからない...わからないよ...) 風邪引いて寝込むことになろうたぁ...
死ぬかと思った
またちょっとずつ書いてこう 提督(あれから...北上とのキス未遂から、既に3日が経った)
(いつもなら執務中に北上が押しかけてきて、作業の片手間にのんびりと話をしたりするものだが、この2日間は北上と顔を合わせることすらなかった)
(あの日の去り際、北上はどうも急いで帰っていったようだから、大方俺が本気で怒ったとでも思ったのだろう)
(北上に本気で怒れるはずなどないのに)
(だが、この3日で気持ちに整理がついた。俺は、本当にどうしようもない男だ。北上のことが大事な筈なのに。それなのに)
(北上が好きでたまらない)
(この2日、北上に会えなかった2日。執務は手につかなかった)
(いつものようにくだらない話をしたい)
(彼女の、陽だまりのような声が聞きたい)
(彼女に触れたい)
(しかし、それは許されない。彼女を汚してはいけない)
(わかっている...わかっているのに...)
大井「...提督、作業の手が止まっていますよ?」 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
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参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
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暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
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