宇宙が舞台の小説を5行ずつ書いて行くスレ [転載禁止]©2ch.net
私は空を見上げた。
ニュースでは、シャトルが軌道から外れ
永遠に地球に戻れなくなるかもしれないという。
シャトル内の人達は発狂寸前だろうなあ。
その頃、シャトル内では、 「やっぱきれいねー」
主操縦席のゼンディが全天モニターの火星の夜空を見上げて言った
「あー」と副操縦席のライル「緊急事態みたい」
「おしっこ?行ってきなー。みんな寝てるから静かにね」
「いやその、お客さん。1次探検隊行方不明の人。レブさんて人らしい」 「まっすぐこちらに向かって来てますね」ビビ
「しかも歩いてでしょぅ?」アーフ
「この真夜中に堪忍してほしいなあ。到着は明後日の昼くらい?」トシ
「そこは気遣ってるんだな。がんばり屋さんだしいい奴だ」カール
「朝になったらお迎えに行こう。ここからではマナセンサーが届かん」JB 「気になってしょうがないなあレブさん」当直を交代したトシが副操縦席で言った
「一所懸命歩いてるんでしょうね」主操縦席のビビ
「軽装だしなあ。デジャー・ソリスのレーションはそんな減ってなかったそうだしなに食ってんだろうなあ?」
「タコ化してるんでしょうね」
「なかまがほしいんだろうなあ。おれ達、におってるのかな?」 「行くぞ!」ウッドは視界の隅に通称ダルマの自室で座禅を組んでいる善慈坊のモニターを収めて言った
「臨界!出しな!」エンジニア席からシェール
「バッドワードじゃねえのかい?」
副操縦席のピーヴは言ってイグニッション
猛烈なGが全員を下と後ろに押し付けた 「ストライクチームも行きましたな」
「やつらでどうにかなるのか。ライトニングカーペットの進捗は」
「進んでいます。やはりマナチェイサーの効率が問題ですね」
「開発チームにはニッポン小娘のケツはなくなったのだからタコを追えと言っておけ」 「いろいろ起きてるな。俺たちが着くまでは待てんな」ウッドは言った
全天モニターの進行方向に小さく、アグリーレインボーエクスプローラーチームフレディ・マーキュリーラウンジとコントロールのエドとリンが映っていた
『こんなもん会って話をしなくちゃならんだろう。お前らの到着を待ってちゃリブが日射病になる』とJB
『2種装備は忘れずにな』エド
『センパイに会うのに気密服で失礼だのなんだのとすぐキレるような奴じゃなきゃいいんだが』JBは言った。エクスプローラーチーム全員がたのしそうに笑っていた 「あいつらたのしそうだなあおい」トールハンマー副操縦席でピーヴは言った
「大丈夫。わたし達もたのしいですよ?今晩はなにします?」とまうゆ
「遊びより罰ゲームが問題よ。シャール、またキレちゃダメよ」ソフィア
「モルヒネを用意しておけ、ゼンジボー」シャールは善慈坊を見上げた
「あたしのチョップの方が効くよ」シェールが言った。目が笑っていなかった 「よし出ようゼンデイ。お出迎えの準備だ。ビビは周囲のモニター。マナ値に気を配ってくれ。カールはチヌークをいつでも出せるように」
第一次探検隊MIEレブ受け入れ予定地に降りた垂直離着陸探査機通称"チヌーク’の副操縦席から立ち上がりJBは(じゃんけんで決定した)受け入れチーム言った
『みんな、レブさんをあまり怒らせないように』 「既に怒ってるだろう、トシ。一晩中走ってこっちきてるんだぞ」と主操縦席のカール
「がんばり屋さんでいい人でしょうに」とゼンディ
「そういう人が怒ってるから怖いんだ。トシ、ライルも呼んでジョークを絶やさないようにしておいてくれ。固くなるのもこわい」
『OK、JB。もう居るけど何の話がいい?』とライル
「さわやかなのがいい。下ネタと差別ネタはまたにしてくれ」 『『だから言ったろう。それはオレのなんだ』』と気密服ヘルメットのスピーカーよりチヌークのカールの声
『下ネタだし差別ネタじゃん!』同じくフレディ・マーキュリーのライル
「ありがとうガールズエンガイズ。おかげで捗った」JBは火星の青空の下荒れ地の上チヌークへ歩を運びつつ言った
「ビビ、起動してみて」と隣を歩くゼンディ
『了解』とビビ。チヌークを中心に半径200メートルの球形超電磁シールド通称"ライトニング"バリアが形成された 「受け入れチーム接触します。レブさんめっちゃ青く光ってます。シールド前10メートル。なにかある てのはわかってるんでしょうね」とフレディ・マーキュリー主操縦席のトシ
「マナ値増大ぃ。もうすぐ危険値よぉ」と航法士席のアーフ
『話のできる状態ならいいんだが』と画面の片隅でコントロールのエド
「カールとゼンディがレブを怒らせるようなしょうもないこと言わなければ多分……」ライルは言って支援用“ライトニング”ミサイルのスタンバイを再確認した 「タコには見えないな」カール
「ちゃんとしたヒトに見える。あたしも」ゼンディ
『つかあんたたちそんなことレブさんに聴こえるように言ったらぶっとばすからね!』フレディよりライル
「でも顔に出ちゃってたらどうしよう」すでに露骨に顔に出してビビ
「どうにもならんなあ。まずはあいさつをしよう。みんな、スマイルだ」JBは言って一歩踏み出した 『なんも起きませんように。ひでえこととか』たのしそうにバリアに向かうカール
「にこにこすんのよぅ、カールぅ。にやにやじゃないのよぅ」フレディ航法席のアーフ
「ぬっころすわよ。なめてっと」火器管制のライル
『ねえ、レブさんが……』ビビのささやき
「のっぴきならん感じだ。聞こえてるんじゃないの?」主操縦席のトシ 「はじめましてレブ。俺はジョンJバローズ。友達はJBなんでそう呼んでください」JBはなにごともないかのように呼びかけた
「ビビビビです。ひひびびってません」
『ふぁっ?ビビがやらかしてどうすんのよ!』ヘルメット内にライルの声
「平静でもいられないよ。レブさんクリスマスツリーになってるだろ。言ってみてもいいかな?」カールのささやき
「ほんとにあんたね。逃げ出したくなってきた」ゼンディのささやき 『マナ値危険域ぃ。そろそろ黒赤化してなぃ?』ヘルメット内にアーフの声
「みみみ見てくださいれれレブさん。なななNASAです。おおお迎えにきききたんです」ビビ
「虫の群れみたいなマナが口から出てきてるぞ。こまったツリーだ。赤白青緑紫橙なのは俺もまねようかと思ってたんだが」カールのつぶやき
「めちゃくちゃじゃん。どうするJB?」ゼンディ
「もうだめかもしれんなこれは」JBは笑顔をレブに向けたまま言った。レブの吐き出すマナは黒地に赤点の輝く雲霞と化しつつあった 「やややっぱ逃げましょうこここは。こここわすぎです」ビビ
「ゆっくりとな。もう意味はないかもしれんがこれ以上レブを刺激するな」JB
「よしきた。都合により3行なのはかんべんな。わ行に考えがある」レブに掌を向けてカール。ゼンディはつくり笑顔のまま無言 「ライトニングバリアはまだ保つ。早まるなよ、ライル。楽観的にいこう」JB
「律儀にバリアを覆うつもりつもりみたい」ゼンディの目がバリアの球形に沿って天井に拡がる黒赤のマナ雲霞を見上げる
「るるルビーみたいですねひ光ってる」ビビ
『レブさん自体の体積は変わらないみたいだ。マナの自己増殖ってどうなってるのかな?』ヘルメット内にトシの声
「ロケンローの掛け声はまだかい?ライル」カールの声にもまだ余裕があった 「わわたしもうだめかも。漏らしちゃったらトシ拭いてね」
『ゐい歳なんだしかんにんしてよビビ』トシ
「んじゃ俺が拭こう。いいなトシ?」
「ゑえかげんにしなさいよカールトン」ゼンディ
「をとこなら~たたかう~とき~もある~」JBが歌って続けた「をんなもそうだが」 「なに言ってんのあいつら。な場合じゃないじゃない」ストライクチームトールハンマーのシャール
「あたしたちにできることは?」シェール
「どうもできないわね。声援を送るくらい。誰かさんたちが信じてないから神様は力借してくれないし」ソフィア
「せめて急ごう。ミスタチェホフ、ワープ9だ」ウッド
「無理だよ。そもそもおれ黒人だし。知ってた?」ピーヴ 「せめてラフォージって呼べよ」
と
す
る
べきだったかなw 「惨憺たるもの、というやつだな」
アビゲイルはCB(コンバットドレス)の中で言った
アステロイドベルトの片隅、(数ある)歴史研究機関(被)襲撃跡
遺されたものは研究員らの遺体も含め引き上げられていて、明かりも重力も心もとない
CBの各エーテル機構が、床 方向の重力を与え、ブラスターの弾痕だらけの室内を 診 せてくれている 「そういう訳だ、嬢ちゃん。俺等はなにも知らん」
ネーソンに向かい、木のテーブルについたヅァイクという名の男は、両の手のひらを(狭い)酒場の天井に向けて言った。手は透明な丸いものを持ち上げているようだった
「えー。せっかく久々ガニメデに来たってのに、手がかりなしですかー」
ネーソンは両の手のひらをひらひらさせながら言った。テーブル正面にヅァイク、テーブルの左右に手下1と2、左後方店奥に一人、右後方店窓の近くに一人。皆わるものの目つき
「じゃあ、みんなで いいこと する感じ?」 ネーソンは左パワーブーツのぶ厚いつま先でテーブルを蹴上げ、小さな身を右に捻り両腰のブラスターを引っこ抜き発砲、窓際と店奥カウンター端の二人のみぞおちをぶちぬいた
体をヅァイクらに戻しついでに、右パワーブーツ後ろ回し蹴りでテーブル右のやつのブラスターを握った右手を粉砕、テーブル左のやつの胸の真ん中に左手ブラスターをぶちこんだ
ネーソンが半歩飛び下がる。テーブルが酒とつまみだったらしいスープを浴びた(椅子に座ったままの)ヅァイクが右腰のブラスター銃把に手をかける
ネーソンの両手のブラスターがヅァイクの両肩を吹き飛ばした
「じゃあみんなー?」ネーソンはにっこり笑った「死ぬ前に、知ってること洗いざらい教えてもらいますね」 「これこれ。やっぱりそうだ。ほら」
イローナは言った。火星の首都バルスーム国立連邦図書館古代史書コーナーの閲覧ブース
「プラズマスパークなんだ」
イローナにデスク正面で目をきらきらさせて軽忍着のメル
「つまり、なぞの敵は」とイローナ「(人工太陽)プラズマスパークをつくろうとしている?」メルが続けた 「アビィたち徹底回収班がアステロイドベルトの研究所から持ち帰った、研究員でない者のDNAが、ネーソンが連れてきたヤカラに会いに行っていたなにものかと一致または繋がれば、イローナとメルの言うプラズマスパーク作成を企むなぞのわるものたちの調査が進展するわけだな」
SIMSCO(さにー(または さんしすてむ ) いんたーなしょなるみゅーちゅあるさーゔぃすこまんどーおーがにぜーしょん 太陽系星際相互支援即応機関 に変名。おれが忘れたから。俗称は(しorさい)むすか とする)フォボス基地のラウンジで、チャニは報告を持ってきたアイリーンに言った
「そうなるわね。ネーソンのはちょっとどうかと思うけど」
「元気があってよろしい」
チャニはしかめつらのアイリーンににやにや笑って言い、コーヒーカップを口に運んだ >>134
あ
テーブルが元位置に戻り、テーブルに乗っていた酒と〜
だな
あわてたね 「その女を問い詰めればいいのね?」アビゲイルはモニター(の上のカメラ)に向かって言った
『ICPOは泳がせたいみたいだから穏当に』と、モニターから少し諦めたようにアイリーン
『極力、な。極力穏当に』同じくモニターのアイリーンの後ろでにやにやとチャニ
「大丈夫。うちらそういう 極力 て超えれたことないじゃん」アビゲイルの右隣から心外そうにネーソン
「極力のライン低いから」アビゲイルの左から向こう側のネーソンにイローナ。その隣で困った笑顔のメル 「ブラスターはパラライズ(麻痺)モードで。いい?」にっこにこのネーソンにアビゲイル
「おっけおっけ。もうとっくにやってる」言いながらパワーグローブを装着するネーソン
「そういうもんなの?」とスゥミの腕をつかんだイローナ
「んーまあ、みんなけんかっ早いといえばそうだから……」スゥミはイローナに首を傾げる
彼女らの偽装強襲揚陸艦 ハロウィンパーティ はレーザーセンサーに導かれ、コーガの里に近づいていた。プラズマスパークの蒼光が日暮れまではまだ間があると告げていた あれ?
メルとスゥミ混ざっちゃってるじゃん
そこは別人にしとかないと
んーとまあ
スゥミはお惣菜で済ますキャラとする