短編小説書いたから読んでって
どうぞ見ていって
私が立ち寄った町に一人ぼっちのお婆さんがいた。
一人ぼっち、ただ一匹の柴犬がいるだけである。腰は少し曲がっていて、当然のごとく白髪頭であった。それも少しだけ黒髪が混じっている。顔はしみと皺で埋め尽くされていて、唇はかつての色、艶を失い、薄黒い肌と同じようであった。
お婆さんは旅人である私に、寝るところと料理を提供してくれた。お婆さん曰く、今日は都会に二人いる息子が里帰りしてくるという。今日で八十なのよ、とお婆さんは笑った。
それはめでたいことですね、と私は素直に言い、家族の団欒を邪魔してはいけないな、とここを立ち去ろうとしたが、お婆さんは私を引き留めた。なら、と私は言った。
「私は与えられた部屋で大人しくしています。お婆さんは御気になさらないでください」
お婆さんは私の意志が固いのを知ると、わかりましたよ、と仕方なさげに言った。二階にある部屋に上がろうとするとき、お婆さんは、ちゃぶ台に置き切れないほどの料理を用意して息子たちを待っていた。 あの人がいなくなってどれほどの時間が経ったでしょうか。私はどれほど待ったでしょうか。
昔はいちいち数えていましたが、今はもうやめました。わかってはいるのです、あの人はもう来ないと。
そう頭では理解していても、身体はこの場所から離れようとしてくれません。
あの人の思い出がたくさん詰まったこの場所は、私にとって、とても心地の良い場所なのでしょう。 人は絶えず流れています。留まっているのは私ぐらいのものです。
永遠にここに居ようとしても、誰も許してくれません。
羽休み。そう人々は考えているのでしょう。いずれ私もここから、どこか知らない場所へ流れていくと、そう。 待っている間に、様々な人があの人の椅子に座っていきました。
私は何も言えなかったのです。たとえ言ったとして、誰が耳を貸し、その席を空けておいてくれるでしょうか。
誰も私とあの人の物語など興味がないのです。私も、どこかのだれだれさんと、なになにさんの物語などに興味はありません。
みんなそういうものなのです。私が座っているこの場所も、きっと誰かの思い出がたくさん、たくさん詰まっているのでしょう。
私は知らずのうちに誰かの思い出を穢し、誰かに思い出を穢されているのです。 考えると、思い出とは石の上の苔なのだと思います。そして人は流れる水でしょう。
唯一の違いと言えば、現実の苔より、思い出は蒸すのが早いということでしょうか。
その代りに、消え去っていくのも現実の苔より早いでしょう。そして流されているうちに、消え去っていきます。 私がいくら頑張ろうとも、それは一瞬のうちの出来事なのです。
私がここから去り、思い出がなくなれば、あの人と私はなぜ生まれ、出会ったのでしょうか。
考える度に虚しいことだと思いますが、やめることはできません。ただ何も考えずに流されていく人々が羨ましい。
しかし、そうなったらなったで恐ろしいものがあります。 無常とは無情なものです。しかしその一方で誰かの救いでもあります。
物事には常に裏と表があり、私たちは、いつもその片面に喜び、悲しみ、怒っているのです。
何と可笑しいことだとお思いになるでしょう。それでも人々は真剣なのです。
笑うことなど私にはできません。私だけでなく誰にもできません。誰もがみんなそうなのですから。 長い時間待ったら、もういくら待っても同じだと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
流されぬようにしているのは思いの外大変です。あの人が帰ってくるならそれも耐えられましょうが。 正直に言うと疲れました。考えることに、そして待つことに。
あの人も酷なことをします。待つと決めたのは私ですが、待たぬ人がどこにいましょうか。
それでも憎めません。不思議なものと自分でも思います。
昔は愛という言葉を口にする度に、歯が浮くような、何かそわそわとした奇妙な感覚に襲われましたが、今は躊躇わず言えます。これが愛なのだと。
……今思いますと、あの人は私にこれをわからせたかったのでしょうか。だとしたらと考えると、自然に笑みがこぼれます。 愛、とても独りよがりなものです。こんなもの、なければいいのにと思ったこともありました。
それでも、今深い感動を覚えているのは、そういった経験があったからでしょう。
しかしこの愛でさえ、流れの中に消えてしまうのでは、……そう考えるととても恐ろしい。
愛だけはどうか奪わないで。 あの人は、人々の流れに消えてしまったのでしょうか。
あの人は私のことを覚えていないのでしょうか。
だとしたら、今愛を悟った意味はどこにあるのでしょうか。辛い。
あの人のことも、愛も、全て意味がないのだとしたら。……こんな思いをするなら、私は知りたくなかった。
花や鳥に生まれたかった。 私は今まで、人を傷つけてきたでしょう。それと同じほど私も人から傷つけられたのです。
それでも許されないのでしょうか。こんな思いをするほど、私は悪い人なのでしょうか。
存在とは、一体何なのでしょう。そしてその意味とは。ないのだとしたら、何のために生きているのでしょう。
その答えは、人の流れにのまれた時に、初めて分かるのでしょうか。
でも、もし、答えがわからず、そのまま大いなるものの一つになってしまったら。……恐ろしい。消えたくない、消えたくない。 流れが、すぐそこに迫って来ています。
恐ろしく冷たい水、足が浸かり、腰が浸かり、もう流されます。もうおしまいなのです。
それではさようなら。今まで傷つけた人、ごめんなさい。思い出を穢してしまった人、ごめんなさい。
せめて生まれた意味があることを願います。
―終わり― いつから世界を彷徨っているのか、自分の姿がどうであったか、過去がどうであるのかを忘れてしまうくらいには膨大な時間を漂っている気がする。
考える時間は膨大にあるけれども、考えても考えても思い出せはしないしどうにもならないので考えることはやめたのです。
これから話を進めるにあたって、名前がないとなんだか話しにくい気がするので、
私、僕、俺、どこの国で生きていたか、性別すら思い出せないので男女の名前とか付けるとめんどくさいので
、地球の共通語である英語からアルファベットをお借りしてIとします。なんでIというのかは適当です、ぱっと見で気に入ったからからです。
一人称は私とします。日本語で私は女が主に使いますが、年を取れば男性も使うようになりますし、英語でIは私と訳しますので都合がいいでしょう。 空から地上はとても遠いけれど、とても近い。説明するには言葉が浮かばないので、あんまり言及しないで欲しい。
とりあえず、空、まぁ地上の生きたやつらは天国というところです。
そこから地上は距離的にはとても遠いのですが、私のいる天国から地上まではそこにいるかのように見ることも、上から眺めることもできるのです。
死んだら天国はだといいますが、楽しいったら楽しいのですが、
そら何年もいましたらすることも尽きてきますし、飽きてくるのです。
それで、することが無くなったら死んだ人は下を見るのです。
ここまでが前提です、長くて申し訳ないが、暫くお付き合いいただけると嬉しいです。
下を見ては、昔とは変わったものだと記憶がないけれども思ったり、人の悪事を見たりして悪いやつだと思ったり、
素晴らしいことがあれば涙を流したり、俗にいうテレビを見ている感覚で空から下を眺めているのです。 眺めていて、あー生まれ変わりたい、と思うようになってきたら生まれ変わる人もいます。
生まれ変われない人も生まれ変わりたくない人もいます、だいたい半数が生まれ変わる道を選ぶと思います。
いつも人が死んでは、やってくるので、だれがいつ生まれ変わったなんて把握できません。
私も最近、生まれ変わりたいと思いました。思った理由を誰かに話たい聞いて欲しいと思って、こうやって人の身体を借りて書いております。
身体をお借りした人には申し訳ないですが、眠っている身体をお借りしているので時間を無駄にはしていないと思いますし、
あまり体力も使わないので許して頂きたい。 生まれ変わりたい、と、思ったのは空から見た女の子が切っ掛けでした。
ある日、いつものごとく日まで下を見ることにしたのです。そこにはある少女が映りました。とても美しい女の子だと私は思いました。
見えた場所は日本でした、黒髪で目が大きく細い小さい女の子でした。
おそらく6歳くらいだと思います。まき、と名前を親が呼んでいるを聞いて、名前を知りました。
無いはずの口を動かして、まき、と発音したのを覚えています。勿論、声はまきには聞こえませんし、実際には音になっていません。
私はまきに惹かれました。今まで、何年間も下を眺め、色々な男女の姿を見ていたのですが、これほど女の子に魅了されたのは初めてでした。
もしかしたら、生前の妻、もしくは娘が、まきに似ていたのかもしれません。憶測に過ぎないのですが、
そうでもしないと惹かれる理由が見つからなかったのです。まきを見た日から、私はまきを眺めることが日課となりました。
まきはよく泣き、笑い、怒り、感情豊かな子供でした。友達と喧嘩をしては泣き、仲直りしては笑い、よく遊び、学び、育っていきました。
死んでいる私と違い、まきは生きていてすくすくと成長していきました。小学校中学校でもボーイフレンドはできましたが、
とても私は切なかったです。まきはとても美しいのでボーイフレンドができるのは仕方がない。私は死んでいて身体がないので、
まきに触れることも声をかけることもできないので、仕方がないことでした。それでも私は切なかった。 まきは結局そのボーイフレンドとは別れました。大学生の時にひどい男に騙されて、暫く恋人はいらない、と友達に愚痴っていた時はとても歓喜しました。
別れたにしろ、付き合っているにしろ、幽霊である私にはどうしようもないのだと思うのですが、当時はとても嬉しかったのです。
恋人は要らない、と言っていたまきも数年後また恋人ができました。その恋人が現在まきが結婚している男性です。
とくに秀でているところがあるわけではないですが、身長も容姿も収入も普通の男性よりも少し高い男性だと私は思いました。まきにはもっと釣り合う男性がいると思いました。
しかし、まきは彼と喧嘩はしても別れることはありませんでした。付き合いは始めてから数年後、彼はまきにプロポーズ、そして結婚しました。
この時、私はまきのことを数十年間見てきていましたが、見るのをやめました。この時に見た最後のまきの顔は凄く幸せそうに笑っていました。
生きていた時期を含めて何十年もありますが、そんな幸せそうな顔を私は見たことがなかった、と表現するしかないくらいにまきの顔は幸せそうで
涙で瞳がきらきらと輝いていたのを今でもはっきりと思い出せます。そのくらいに美しく、また、幸せそうな表情をしていました。 この前、久々に彼女を覗いてみようと思いました。彼女はすぐに見つかりました、彼女は美しいのですぐに見つけることが出来ました。
マンションの一室で、彼女は椅子に座りながら編み物をしていました。彼女は美しかったけれども、少し不器用だったので編んでいる途中のものは網目が不揃いで
歪だと失礼ながらも思ってしまった。本人も自覚しているのか、首を傾げながら机に置いてある本とにらめっこしながら一生懸命に編んでいました。
その姿はとても可愛らしく、昔のありし日の幼い彼女の姿を思い出しました。にらめっこしている本に、子供用セーターという文字を見て、
私はまきが妊娠をして結婚相手の男性の子がお腹にいることを知りました。とても寂しく、とても幸せでした。まきを見ない間に、
少しまきに対する気持ちを整理できたのか、まきの妊娠を祝福することができた。 一旦ねるかもしれません。途中ですみません。ここまで良いので評価とか感想とかあったらお願いします。 語尾が統一されていないので読んでて違和感がある。
この世界観は嫌いじゃないので小説サイトでじっくり読みたい。 長靴少女の不思議な冒険
ある冬の日の朝。前日からの雨も上がって、天気は回復に向かっているようだ。
黄色い長袖ブラウスに、緑色のニットのベストに、焦げ茶色の膝下丈スカートに、赤いハイソックス姿の甕川良子は部屋の窓から空を見上げて、大きく背伸びをした。
「うーん、やっと雨が上がったわ。いい天気になりそうね。よし。冒険だ♪」
良子は紺色のピーコートを着て、白いショルダーバッグを担いで、赤い長靴を履いて、家の玄関から外に出た。
時々小さい「キュイキュブキュル・・」という音を混ぜながら、「ポクポク・・」と長靴を鳴らして、良子は冬晴れの雑木林の道を歩く。 「お嬢ちゃん、お嬢ちゃん。」
どこから声がする。
良子が後ろを向くと、黄土色の壺を持った男の老人がいた。
「お嬢ちゃん、この壺、このメモに書いた所へ持って行ってくれないか?」
「うん、わかったわ。」
男の老人は良子に壺とメモを渡すと、何処に立ち去った。
「坂上さんねぇ。この壺、この人へ持っていくのか。でも持っていくのが大変なので、被っちゃおうかしら。」
良子はメモをショルダーバッグに入れると、ズボッと壺を頭から被った。
『あーあー。声が響くわ♪ダンスしてみたくなったわ♪』
『シャラララー♪シャラララー♪』
『ランラランラン♪ランラランラン♪』
良子は、用事をすっかり忘れて、壺を被ったまま、歌を歌いながら、長靴をカポカポ鳴らしてダンスをしていた。 『いけない!!壺を持って坂上さんに行かなくちゃ!!』
良子は壺を脱ごうとした。が、壺の窪みの所に良子の顎が挟まって抜けない。
『抜けない!!壺を被ったら抜けなくなっちゃったわ!!』
壺を被った良子は、必死に頭から壺を抜こうと、壺を引っ張ったり、壺を抜こうと首を大きく振ったが、抜ける気配は全くない。
『どうにかして壺を抜かないと…。』
良子は、壺を木にぶつけるなどして叩き割ろうとしたが、なぜか容易には割れない。
それもその筈、良子が被っている壺は、割れない壺なのである。
『頭の壺を何とかしないと…。真っ暗で何も見えない。でも坂上さんの家へ行かないと…。』 良子は、手探りしながら、雑木林の道を歩き始めた。
ガコッ!! ガコッ!!
木や電柱に頭をぶつけながら、雑木林の道を抜けると、雑木林の外れにある古い家に着いた。
コンコンコン。
良子は玄関のドアをノックする。
『もしもし!!坂上さんですね!!』
すると、玄関のドアが開いて、男の老人が現れた。
「もしかして、先程雑木林でお会いしたお嬢ちゃんじゃね。」
『あの声、もしかして、雑木林のお爺さんね…。』
「壺を被って取れなくなったんじゃね。」
『はい、壺を被って抜けなくなってしまったんです。壺を叩き割ろうともしたんですが、全然割れないのです…。』
「その壺は、壁にぶつけるなどしても、割れない壺じゃよ。取ってしんぜよう。」 男の老人は、良子の頭の壺を引っ張った。
するとスポンと心地良い音を立てて、良子の頭から壺から抜けた。
「あ、取れた。壺を取ってくださって、ありがとうございます。」
「例には及ばんよ。これが私が依頼した、お嬢ちゃんの任務じゃったからね。いやっ、ご苦労じゃった!!ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ!!」
男の老人はそう言うと、壺を持って家の中の入って行った。
「えっ、そんなー…。」
良子はガッカリした表情で、家路についた。
(訂正)
>>203
を削除 数日後、良子は再びあの男の老人に会おうと、グレーのハイネックセーターに、紺色のピーコートに、黒い膝下丈スカートに、ベージュ色のチェック柄マフラーに、
赤いハイソックスに、赤い長靴姿で、白いショルダーバッグを担いで、カポカポと長靴を鳴らしながら、曇り空の雑木林の道を走った。
しかし、雑木林の道を抜けると、雑木林の外れにあった筈の古い家は、後方もなく消えていた。
その代わりに、人の頭が入る程の大きさの、焦げ茶色の壺とメモが置かれていた。
メモにはこう書いてあった。
[甕川良子へ。先般の任務依頼のお礼に、この壺を差し上げよう。何かの役に立つかも知れない割れない壺なので、大切に扱うのじゃよ。爺より。] 「あのお爺さんたら、私が頭に物を被る癖があるのを知ってたのかしら…。」
良子は苦笑いしながらメモを読むと、メモをショルダーバッグに入れて、壺を手に取って、ズボッと壺を頭から被った。
『壺を被ると真っ暗で何も見えないので、気分が落ち着くわ。』
ところが、良子が数回瞬きを行うと、なんと一気に視界が広がり、外の風景が見えるようになった。
『すごいわ!!壺の外の様子が見えるわ。よし。壺を被ったまんまで冒険だ♪』
良子が向かったのは、雑木林の中にある洞穴だった。
『どうも、この洞穴の中が気になるのよ。さっそく洞穴の中を冒険だ♪』
良子はショルダーバッグから懐中電灯を出して、洞穴に入った。
「ポクポク・・」「キュイキュブキュル・・」と長靴が鳴る音が、洞穴の内に響き渡る。 10分ほど歩いた先で、洞穴は行き止まりになっていた。
懐中電灯を充てると、そこには扉があった。
『この扉の先は何だろうか?』
良子は扉を開けて、懐中電灯を照らしながら、扉の中に入っていく。
そこは倉庫のようだった。
『何か宝でもあるのかな?』
良子は、懐中電灯を照らしながら、倉庫の中を丹念に調べた。
するとそこには、かつて各地の遊園地で見られたような汽車があった。
『こんなところに汽車があったなんて…。走るかな?』
良子が汽車に乗った途端、汽車が動き出した。
『凄い!!凄い!!この汽車走ってるわ♪』 良子を乗せた汽車は、やがて何かの乗り物の中に着いた。
すると誰かが声をかける。
「着きましたよ。」
『ここどこ?あなた誰?』
そこには宇宙人がいた。
「はじめまして。私は宇宙人。今は宇宙にいます。」
『宇宙?もしかして、ここは宇宙船?』
「そうです。ここは宇宙船です。あなたが被っている壺を渡したください。」
『わかりました。』
良子は宇宙人の言いなりにになって、脱ぎ辛そうに頭から壺を抜いた。
「そのかわり、あなたにある許可をいただきたいのです。」
「許可?」
「はい。我々は地球の人類を滅亡させ、私達の住処にしたいのです。」
「バッカじゃないの?許可するわけないじゃない!!第一、あなたたちに地球を明け渡すつもりはないわよ!!」 「なら、映像に出しましょうか?」
ブゥゥゥーン。
コクピットのスクリーンに、赤く焼けただれた地球が映し出される。
「見えますか?私たちに従わないと、こうなりますよ。」
「これって、よく考えても、あなたたちが住めそうにないじゃん。」
「人類が滅ばなくても、あなたの人生は終わっているようなもの。もし、許可してくれるなら、あなたを私の星に連れて行ってよいでしょう。」
「その要求は一切受け入れられないわ1!お断わりよ!!」
良子は手に持っていた壺を、再び頭からすっぽり被って、汽車に飛び乗った。
『宇宙船を滅茶苦茶に壊して、脱出するわよ!!』
汽車は猛スピードで走り始めた。
「壺少女が乗った汽車を止めて、壺少女を捕えろ!!」
宇宙人は良子が乗った汽車を止めようと、レーザービームガンを発射するなどした。
だが、汽車は良子の指示に従うかのように、宇宙船の至る所を破壊しながら暴走しているため、もう誰にも止められない。
『汽車さん、もっとやれ!!』
ドーン!! ドーン!!
ドガッ!!ドガッ!! 「このままでは壺少女を止められません!! もう逃げられます!!ウァーッ!!グフッ。」
「壺少女よ、そろそろ宇宙船から脱出じゃよ!!つかまってるのじゃ!!」
『イエス、サー!!』
良子は汽車にしっかりつかまった。
良子を乗せた汽車は、宇宙船のコクピットを突き破って、宇宙船から脱出した。
宇宙船は良子を乗せた汽車に内部をほぼ破壊された挙句、汽車が宇宙船から脱出して間もなく爆発して、粉微塵に砕け散った。
『汽車さん、ありがとう!!地球のみんなが助かったわ!!』
良子は宇宙船が爆発して、粉微塵に砕け散ったのを見届けてから、汽車にお礼をした。
「壺少女よ、例には及ばんわよ。ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ!!」
『汽車さん、またぁその決め台詞ですかぁ?フフフ♪』 やがて、良子を乗せた汽車は、雑木林の洞穴の前に着いた。
空は相変わらずの曇り空だが、雲の切れ間から西日が差していた。
「ありがとう、壺少女よ、そなたのお蔭で、宇宙人の地球侵略が阻止されたのじゃ。」
『その声、あの時のお爺さん、いや、坂上さんなの?』
「そうじゃ、坂上じゃ。だがそなたの目の前の汽車が、ワシの本当の姿で、老人は仮の姿だったのじゃよ。」
『ヘェ、凄いわ♪格好良かったわよ♪』
「そうそう、壺少女よ、そなたの名前は甕川良子じゃったな。黒髪のショートヘアが本当の姿じゃっな?。」
『はい、そうです♪名前♪あだ名はヨッピー♪あっ、ヨッピーっと呼んでね♪○○県○○市○○町の、○○小学校6年生の、ラブリーな女の子でーす♪』
「ほう、ヨッピーか、いい名前じゃな。」 『ありがとう♪坂上さん、じゃ、あなたにダンスをお披露目するわ♪』
『シャラララー♪シャラララー♪』
『ランラランラン♪ランラランラン♪』
良子は、壺をすっぽり被った姿のままで、歌を歌いながら、長靴をカポカポ鳴らして、雲の切れ間から差している
西日を浴びながら、汽車の前でダンスを披露した。
「おお、素敵なダンスじゃな、ヨッピー。楽しかった。でも、そろそろ、ワシは次の任務を遂行しなければならない。
それじゃ、これで失礼するぞ。さらばじゃ、ヨッピーよ!!」
『坂上さんもいつまでもお元気で!!ありがとう!!バイバイ!!』
良子は、手を振りながら、汽車が空に飛んでいくのを見届けた。
『さあ、うちに帰らないと。ママとパパが待ってるわ♪』
良子は、壺をすっぽりと被ったままの姿で、楽しそうに「カポッカポッ・・」と長靴を鳴らしてスキップをしながら、家路
についたのだった。
だが、長靴を履いた壺少女に、世界は救われたことを知る人は誰もいない…。
(完) (訂正)
>>209
× 「その要求は一切受け入れられないわ1!お断わりよ!!」
○ 「その要求は一切受け入れられないわ!!お断わりよ!!」 (訂正)
>>208
× 「そうです。ここは宇宙船です。あなたが被っている壺を渡したください。」
○ 「そうです。ここは宇宙船です。あなたが被っている壺を渡してください。」 見た夢をそのまま文章化したような感じだな
恐ろしく脈絡がない 何だろうこのスレはー小説がなんだって?
↓
ふむ…結局このスレはどういうスレなんだろう
↓
聞いてみようかな…とりあえず一番新しめの奴読んでみよ
↓
(あっやべえ、読解力が足りないせいかもしれないけどよくわからん)
↓
このスレは書いてる人みんな一緒なんですかね
なんかスレのタイトルからしてみんなが順番に
投下できる場所なのかt
違ったらすいません こういうところ初めてなんです… とりあえずココは板トップも読めない人間が立てた重複スレの一つだ 超音波テロの被害にあっています。
卑劣極まりない被害にあっています。
何が起こったかわからないときから、
わかってみれば、
まだ世の中に知られていない超音波テロ。
世の中のどれだけの音の振動源・発信源が
使用されているのかわからないが、
多数の振動源・発信源がシステム化され、
ネットワークを通して、
超音波・音波を集中させて
対象を攻撃するらしい。
人や社会が襲われ、罪もない人が超音波で襲われ、
卑劣な被害にあっています。 聞こえる声、音。超音波テロの加害者の声。
「もらいました」という声とともに、
形のあるもの、ないもの、奪っていき、壊していく
超音波テロの加害者の声。
超音波による物理的な力で、
ものが飛び、ものが壊れる。
それが人間の体に対してまで。
身体の表面を突き抜け、内臓を攻撃される。
頭蓋骨を突き抜け、意識を失わされる。
聞こえる声、認識できない声で、精神的なダメージ。
人間の体を壊そうとする超音波テロ。
「見続けるのがいやだから、殺して終わる」、
「証拠隠滅だ」という超音波テロの加害者の声とともに
強烈な超音波の攻撃。
叫ばされ、いたぶられ、
超音波テロの卑劣な被害にあっています。
心の底から被害を訴え、祈っています。
天に神に届きますように。 I'm suffering from dirty strong supersonic attacks!! Supersonic terrorisms!!
Help me!! ☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、☆
@ 公的年金と生活保護を段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、
ベーシックインカムの導入は必須です。月額約60000円位ならば、廃止すれば
財源的には可能です。ベーシックインカム、でぜひググってみてください。
A 人工子宮は、既に完成しています。独身でも自分の赤ちゃんが欲しい方々へ。
人工子宮、でぜひググってみてください。日本のために、お願い致します。☆☆ 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
DOKN220V8J 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
C8O6A 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
Q6S