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ラノロワ・オルタレイション part12
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0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/28(水) 19:31:46.03ID:I0Sj3YA1
このスレは、ライトノベル作品を題材にバトルロワイアルの物語をリレー形式で進めてゆく、
「ラノロワ・オルタレイション」という企画の為のスレです。
※内容に流血や死亡を含みますので、それを予め警告しておきます。


前スレ
ラノロワ・オルタレイション part11
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281758479/l50


ラノロワ・オルタレイション@wiki (まとめ)
http://www24.atwiki.jp/ln_alter2/

ラノロワ・オルタレイションしたらば掲示板 (避難所)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/10390/

予約用のスレ(予約スレ part2)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10390/1255965122/l50
※予約のルールに関してはこのスレの>>1を参照のこと。
0002創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/28(水) 19:32:47.25ID:I0Sj3YA1
 【参加作品/キャラクター】

 3/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
    ○キョン/○涼宮ハルヒ/○朝倉涼子/●朝比奈みくる/●古泉一樹/●長門有希
 4/6【とある魔術の禁書目録】
    ○上条当麻/○インデックス/○白井黒子/●御坂美琴/○ステイル=マグヌス/●土御門元春
 4/6【フルメタル・パニック!】
    ○千鳥かなめ/○相良宗介/●ガウルン/○クルツ・ウェーバー/○テレサ・テスタロッサ/●メリッサ・マオ
 2/5【イリヤの空、UFOの夏】
    ●浅羽直之/●伊里野加奈/●榎本/○水前寺邦博/○須藤晶穂
 3/5【空の境界】
    ○両儀式/●黒桐幹也/○浅上藤乃/○黒桐鮮花/●白純里緒
 1/5【甲賀忍法帖】
    ●甲賀弦之介/●朧/●薬師寺天膳/●筑摩小四郎/○如月左衛門
 4/5【灼眼のシャナ】
    ○坂井悠二/○シャナ/●吉田一美/○ヴィルヘルミナ・カルメル/○フリアグネ
 2/5【とらドラ!】
    ●高須竜児/○逢坂大河/●櫛枝実乃梨/○川嶋亜美/●北村祐作
 2/5【バカとテストと召喚獣】
    ●吉井明久/○姫路瑞希/○島田美波/●木下秀吉/●土屋康太
 3/4【キノの旅 -the Beautiful World-】
    ○キノ/●シズ/○師匠/○ティー
 3/4【戯言シリーズ】
    ○いーちゃん/○玖渚友/●零崎人識/○紫木一姫
 3/4【リリアとトレイズ】
    ○リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ/○トレイズ/○トラヴァス/●アリソン・ウィッティングトン・シュルツ

 [34/60人]

 ※地図
 http://www24.atwiki.jp/ln_alter2/?plugin=ref&serial=2
0003創る名無しに見る名無し
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2011/09/28(水) 19:33:37.50ID:I0Sj3YA1
【バトルロワイアルのルール】

1.とある場所に参加者60名を放り込み、世界の終わりまでに生き残る一人を決める。

2.状況は午前0時より始まり、72時間(3日)後に終了。
  開始より2時間経つ度に、6x6に区切られたエリアの左上から時計回り順にエリアが消失してゆく。
  全エリアが消失するまでに最後の一人が決まっていなければゲームオーバーとして参加者は全滅する。

3.生き残りの最中、6時間毎に放送が流され、そこで直前で脱落した人物の名前が読み上げられる。

4.参加者にはそれぞれ支給品が与えられる。内容は以下の通り。
  【デイパック】
  容量無限の黒い鞄。
  【基本支給品一式】
  地図、名簿(※)、筆記用具、メモ帳、方位磁石、腕時計、懐中電灯、お風呂歯磨きセット、タオル数枚
  応急手当キット、成人男子1日分の食料、500mlのペットボトルの水4本。
  (※名簿には60人中、50名の名前しか記されていません)
  【武器】(内容が明らかになるまでは「不明支給品」)
  一つの鞄につき、1つから3つまでの中で何か武器になるもの(?)が入っている。

※以下の10人の名前は名簿に記されていません。
 【北村祐作@とらドラ!】【如月左衛門@甲賀忍法帖】【白純里緒@空の境界】【フリアグネ@灼眼のシャナ】
 【メリッサ・マオ@フルメタル・パニック!】【零崎人識@戯言シリーズ】【紫木一姫@戯言シリーズ】
 【木下秀吉@バカとテストと召喚獣】【島田美波@バカとテストと召喚獣】【土屋康太@バカとテストと召喚獣】

※バトルロワイアルのルールは本編中の描写により追加、変更されたりする場合もある。
  また上に記されてない細かい事柄やルールの解釈は書く方の裁量に委ねられる。
0004創る名無しに見る名無し
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2011/09/28(水) 19:34:22.69ID:I0Sj3YA1
【状態表テンプレ】
状態が正しく伝達されるために、作品の最後に登場したキャラクターの状態表を付け加えてください。

【(エリア名)/(具体的な場所名)/(日数)-(時間帯名)】
【(キャラクター名)@(登場元となる作品名)】
[状態]:(肉体的、精神的なキャラクターの状態)
[装備]:(キャラクターが携帯している物の名前)
[道具]:(キャラクターがデイパックの中に仕舞っている物の名前)
[思考・状況]
 基本:(基本的な方針、または最終的な目的)
 1:(現在、優先したいと思っている方針/目的)
 2:(1よりも優先順位の低い方針/目的)
 3:(2よりも優先順位の低い方針/目的)

[備考]
 ※(上記のテンプレには当てはまらない事柄)

方針/行動の数は不定です。1つでも10まであっても構いません。
備考欄は書くことがなければ省略してください。
時間帯名は、以下のものを参照してそこに当てはめてください。

 [00:00-01:59 >深夜] [02:00-03:59 >黎明] [04:00-05:59 >早朝]
 [06:00-07:59 >朝]   [08:00-09:59 >午前] [10:00-11:59 >昼]
 [12:00-13:59 >日中] [14:00-15:59 >午後] [16:00-17:59 >夕方]
 [18:00-19:59 >夜]   [20:00-21:59 >夜中] [22:00-23:59 >真夜中]
0005創る名無しに見る名無し
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2011/09/28(水) 19:36:19.69ID:I0Sj3YA1
スレ建て、テンプレ貼り終了。

現在、キノとトレイズに予約が入っている状態です。
0013日常の話 ◆UcWYhusQhw
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2011/10/08(土) 00:19:13.59ID:MWpgyoXP


【0】



それって日常だね!




【1】



トントンと規則正しくて、小刻みいい音が厨房の中で響いていました。
それはキャベツを刻む音で、同時にザクザクという音も響いています。
慣れた手つきで野菜を刻む人はトレイズといって大食いの同行者の為に、せっせと料理を作っていました。

「さて……と」

キャベツを刻み終えたトレイズは、他に刻んだ人参などの野菜と一緒にフライパンに投入します。
そして、ガスに火をつけて炒め始めました。
ジャージャーと肉の油がはじける音が響く中、トレイズは先程聴こえて来た放送について考えを巡らします。

「古泉一樹……か」

たった三人しか居ない脱落者。
その中に呼ばれた一人の名前に、トレイズは聞き覚えがありました。
警察署での短い邂逅、トレイズを逃がしてくれたに近い事をしてくれた少年の名前。
その彼が呼ばれたと言う事は、トレイズが考えていた通り、あの警察署で命を落としたと言う事なのでしょう。

「………………」

ジャージャーと炒める音が響く中、黙々とトレイズは菜箸を動かし、頃合になったら麺を投入しました。
あの少年が、覚悟を決めて、そしてあの場所で命を落としたと言う事。
つまり、それは、あの少年の物語があの時こそが、正念場でありクライマックスであった事でした。
その少年の物語にトレイズが入る隙間がある訳が無くて、入る“必要”も無かったのです。

だからこそ、少年の物語はあの警察署で終わりを告げて、トレイズの物語はまだまだ続いていく。

「……それだけの事か。だって俺がそう選んだんだから」

そう、それだけの事でした。
トレイズの物語はリリアを護る事だけにあって。
あの少年の物語に関わる事は必要はないのです。
ほんの少しだけ邂逅し、その結果が古泉一樹の物語を大きく動かしたとしても、でした。

「だから…………俺はまだ死ねないんだ」

それだけを短く、トレイズは伝えました。
それだけでいいとトレイズは感じたのです。
同時に、ソースを絡めて、味を調えた焼きそばが完成しました。

「ふう、まあ……これだけあれば充分だろう」
0015日常の話 ◆UcWYhusQhw
垢版 |
2011/10/08(土) 00:19:54.26ID:MWpgyoXP

焼きそばを皿に盛り付けて、トレイズは自分が作った料理を眺めます。
焼きそばを始め、ポトフ、サンドイッチ、パスタ、ピザ、ハンバーグ、コロッケ、プリンなどなどが並んでいます。
二人分というには多すぎる量が厨房にはあって、作った本人も思わず呆れてしまいそうです。

「やれやれ……彼女もこれだけ“必要”ってのは欲張りだな」

トレイズは溜め息を思わずついて苦笑いを浮かべました。
“必要”なのだから、仕方ないかと、頷きながら。




【2】




「ふうん、三人か」
「少ない?」
「普通……かな? 皆夕食取っていたかもしれないし」
「それはキノだけだと思うよ」

ファミレスのソファーに深く身を沈めていた少女、キノは興味が無さそうに言葉を紡ぎます。
そんなキノにソファーの脇から言葉を返す喋るモトラド、エルメスは少し考えているようでした。
キノは珍しそうにエルメスを見て語りかけます。

「何か気になる事あった?」
「あれ?……キノは何とも思わないの?」
「?」

聞いたはずなのに逆に問い返されたキノは思わず首を傾げます。
今の放送に気になる事などキノにとって存在しませんでした。
だからこそ、エルメスも同じだと考えたのですが

「いやほら……あの剣士だよ」
「………………?」
「あーー……完全に忘れてるねこれ」
「だから、エルメス、何?」

本当に何の事か解からないキノにエルメスは嘆息します。
半日ぶりぐらいにあったけど、何も変わってないなと呆れるように。

「コロセッウムや、船の時のほら、剣士さ」
「ふむふむ」
「あの犬を連れた、銃弾を弾く剣士」
「あーはいはい……そういえばそんな名前だったね」
「やっと思い出した。キノってば忘れやすいんだから」

そして、キノはやっと思い出しました。
シズという剣士の旅人を。
長い旅の中で二回の邂逅し、そして戦った事を。
人がよく、それでいて損することが多い人の事を。
そういえば、そんな人も居たなとキノは思い出すのでした。
0018日常の話 ◆UcWYhusQhw
垢版 |
2011/10/08(土) 00:20:34.98ID:MWpgyoXP

「悪運強かった人だと思うけど……死んじゃったね」
「仕方ないよ、エルメス」

何処か哀しそうな響きで喋るエルメスに、キノは淡々と答えます。
料理が待ちきれなくなったのか、ナイフとフォークで音を鳴らしながら。

「旅を続けていれば、何時か命を落としてしまう事だってある」

旅は何時だって、危険と隣り合わせです。
命を落とす危険性なんて、山ほどあって。
生き延びる事もあれば、命を落としてしまう可能性は何時だってあります。

「どんな、悪運が強い人でも、それは変わらないよ。それはボクだって変わらない」

どんなに実力があっても、悪運が強い人でもそれは変わりません。
ある時、とてもつまらない事で命を簡単に落としてしまう。
それが起こりうるのが旅なのですから。

「きっとあの人も、解かった上で旅を続けて居たんだと思うよ、エルメス」

あの剣士が死んでしまったら、あの犬はどうなったんだろう?
一緒に居た女の子はどうなるのだろう?
それはキノの知る由では無くて。

「命が無くなったら、それでお仕舞いなんだから」

カチカチと音を鳴らしていたフォークが、次第にナイフを絡め取ります。
ガチャンと大きな音を鳴らして、ナイフはテーブルに落ちてしまいました。
それで、終わり。

命が尽きてしまったら、旅も、物語も終わってしまうのだから。


「でも」


エルメスが、キノの言葉に続きます。


「それでも、旅を続けるんだよね? キノは」


エルメスの言葉に、キノは短く頷いて。


「まあね、それが旅だからね」


それが旅というものなのですから。

シズと言う剣士の旅が終わったとしても。


旅人であるキノの旅は、まだ終わる気配はありません。


キノの命が、尽きるまで。

0021日常の話 ◆UcWYhusQhw
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2011/10/08(土) 00:21:24.56ID:MWpgyoXP



【2】





「それでキノさん……夜は此処で休むと言う事でいいのかな?」
「そちらいいのであれば、ですが……リリアさんを探してるんでしょう?」
「まあ、そうなんだけどさ……けれど闇雲に探したって仕方ないし、疲れて動けなくなると困るしね」

トレイズは自分で作ったハンバーグをナイフでカットしながら、キノに確認をしました。
リリアを探す事も、トレイズは自分の中で折り合いをつけていました。
警察署の事で無闇に探した結果、命を落としかねた事を考えると、まずは休んで英気を養うべきだろうと。

「そうですかならいいんですが……まあ、まだこの空間が消滅するまで時間があります」

トレイズの返答を聞きながら、キノはピザに齧り付きます。
先程食べたばかりなのに、まだまだ食べられるようでした。

「今回の人類最悪の話は……」
「別にいいでしょう。あの人がどうであろうと、やる事は変わらないんです」

黙々とただ、食べながらキノは言葉を紡ぎます。
結局、やる事は決まっているのでした。
最初から、何も変わらないのです。

「生き残る。ボク達が考えるべきは、必要な事はそれなのですから」

そう、生き残る。
円形のピザの最後の一切れになるように。
生き残る一人になる事が重要なのでした。
何が何でも生き残る事なのです。
キノは自分が生き残る事。
トレイズは生き残る事を優先させると言う事。
それが重要なのですから。

「そうだな……」

キノの言葉を聴いて、トレイズは頷きます。
リリアを生き残らせるために、トレイズがやるべき事は決まっているのですから。
その為に、キノとも手を組んだのです。
だからこそ、余計な事は考えないとトレイズは決めたのでした。
トレイズは渇いた喉を潤そうと、オレンジジュースを口に含んだ瞬間、


「なるほどねぇ、キノ。いわゆるシンプルイズバストって奴?」


エルメスの呟きにトレイズは思いっきり噴出しそうになって、そして思いっきりむせていました。
視線はキノの方を向いていたので、慌ててトレイズは首を逸らしてました。
キノは思いっきりジト目を向けながら

「……一応言っておくけどシンプルイズベスト?」
「そう、それ」

わざとやっているのだろうかとキノは思いつつも、未だにむせているトレイズの方を向きます。
彼が何故むせているかは、色々な意味でキノは考えない事にしました。
0025日常の話 ◆UcWYhusQhw
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2011/10/08(土) 00:22:30.09ID:MWpgyoXP

「まあ、そういう事です。さてと、ではご馳走様です」

そして、ピザの最後の一切れを平らげると、キノは満足そうに息を吐きます。
あれだけあった食料を一人で食べたのです。
トレイズは関心とも、呆れともとれる表情を浮かべながら、キノを眺めていました。

「ああ、お腹一杯だ……幸せだ……」

キノはソファにくつろぎながら幸せそうに呟きました。
どんな場所でも、どんな場合でも、美味しい物を腹一杯食べられる事。
それは、旅人であるキノにとってこの上ない幸せなのですから。

「次はシャワーかな……えっと、シャワールームは何処でしょうか?」
「あ、仮眠室の隣だよ。シャワーも仮眠室も先に使っていいから」
「そうですか、有難うございます」

キノは食後の伸びを追えて、いつも、どこかの国に入国した時と同じようにシャワーに入ろうと考えました。
シャワーは汚れを取り、疲れも癒してくれるからキノは食事と同じくらい大好きでした。
キノは立ち上がり、トレイズが指を示した方向にゆっくりと歩き出します。


「俺は片付けをして、少し休憩してようか」
「片付けするの? わざわざこんな時に?」
「……まあ、一応ね」

キノがシャワールームに歩き出したのと同時に、トレイズも立ち上がりました。
食器持てるだけ持って、それらを洗いにいくつもりでした。
そのままでも、いいのですが、何となくしないといけないなと思ったからです。

「キノのシャワーシーン覗かないの?」
「覗かないよ!」
「ヘタレ」
「うっ……それとこれは関係ないだろ!」

しかし、エルメスがとんでもない事を言うので、トレイズは思わずずっこけそうになってしまいます。
もし、覗いたら撃ち殺されてしまうかもしれないと考えるとブルッと体が震えてしまいました。
そして言われたヘタレと言う称号は全力で無視をしました。

「はぁ……」

トレイズは肩を降ろして、とぼとぼと厨房に戻ります。
まさかまたそんな言われようされるとはと、落ち込みながら。

そんなトレイズの姿は、日常の彼と変わらないようでした。





【3】

0027日常の話 ◆UcWYhusQhw
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2011/10/08(土) 00:23:15.54ID:MWpgyoXP

「ああ、気持ち良かった……そしてベッドもそれなりにふかふかだ……」

シャワーで血や泥などの汚れを落として、すっきりしたキノはそのまま仮眠室のベッドにダイブしました。
仮眠室のベッドは予想より大分柔らかくて、キノはほっと落ち着きました。
柔らかい布団は幸せだからです。


「…………」

そして、まどろみの中でふと気付きます。
この空間が消滅するのも、丁度3日間です。
それは、キノが入国する時に課すルールと一緒でした。

「よくよく考えれば、何も変わらないか……」

そう、いつも行う旅と何ら変わりは無いのです。
当たり前のように放浪して。
そして、未知に遭遇して。
人を殺して。

そして、一日の終わりに、沢山のご馳走を食べて。
シャワーで汚れを落として、癒されて。
ふかふかベッドで眠りに落ちると言う事は。



「ボクの……日常と」



キノの日常と、変わりませんでした。


だから、キノはきっと、この殺し合いでも、何時もの様にするしかないかと改めて思い。



「それじゃあ……お休み…………」




ゆっくりと眠りにつきました。




そうして、キノの殺し合いの国の一日目が終わりを告げたのでした。



0028日常の話 ◆UcWYhusQhw
垢版 |
2011/10/08(土) 00:23:56.62ID:MWpgyoXP




【D−4/北部 ファミレス内/一日目・真夜中】


【キノ@キノの旅 -the Beautiful World-】
[状態]:健康、ぐっすり
[装備]:トルベロ ネオステッド2000x(12/12)@現実、九字兼定@空の境界、
[道具]:デイパックx1、支給品一式x6人分(食料だけ5人分)、空のデイパックx4
     エンフィールドNo2x(0/6)@現実、12ゲージ弾×70、暗殺用グッズ一式@キノの旅
     礼園のナイフ8本@空の境界、非常手段(ゴルディアン・ノット)@灼眼のシャナ、少女趣味@戯言シリーズ
【思考・状況】
 基本:生き残る為に最後の一人になる。
 1:zzz……
[備考]
 ※参戦時期は不詳ですが、少なくとも五巻以降です。
   8巻の『悪いことができない国』の充電器のことは、知っていたのを忘れたのか、気のせいだったのかは不明です。
 ※「師匠」を赤の他人と勘違いしている他、シズの事を覚えていません。
 ※零崎人識から遭遇した人間についてある程度話を聞きました。程度は後続の書き手におまかせです。
 ※スクーター@現実とエルメス@キノの旅がファミレス内にあります


【トレイズ@リリアとトレイズ】
[状態]:お腹に打撲痕、腰に浅い切り傷
[装備]:コルトガバメント(8/7+1)@フルメタルパニック、コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、フライパン、鷹のメダル@リリアとトレイズ、
[道具]:デイパック、支給品一式、、銃型水鉄砲
[思考・状況]
 基本::リリアを守る。彼女の為に行動する。
 0:ヘタレ…………
 1:キノと組んで行動。今は料理作ってその後に休憩
 2:今度は北東の辺りでリリアを捜してみる。
[備考]
 マップ端の境界線より先は真っ黒ですが物が一部超えても、超えた部分は消滅しない。
 人間も短時間ならマップ端を越えても影響は有りません(長時間では不明)。
 以上二つの情報をトレイズは確認済。


0029日常の話 ◆UcWYhusQhw
垢版 |
2011/10/08(土) 00:24:49.32ID:MWpgyoXP
投下終了しました。
この度は少し遅れてしまい申し訳ありませんでした。
以後、気をつけます。
何かありましたら、指摘の程よろしくお願いします
0030創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/08(土) 18:37:09.16ID:1DFAp8En
投下乙でした

キノはぶれないというか、いつも通り過ぎるなあ
そしてやはりシズは忘れられていたかw
殿下はヘタレだが、下手なことすると死亡フラグ構築しそうだからこのままでw
0031創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/08(土) 20:40:35.80ID:ce38esOw
投下乙
危ない危ない…殿下がへたれじゃなかったら最期のセリフが
                          ぬ?
になるところだった
キノは三日ルールをここでも適用するつもりか、いつも通りすぎるw
0032創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/08(土) 23:38:04.30ID:9X4d1NgG

殿下がヘタレでよかったが、未だ薄氷の上を歩いてるような状況だw
0034創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/21(金) 17:11:58.28ID:3s/tb3ZM
姫ちゃんってこないだの話でキル数一位タイになってたのね
0035創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/21(金) 18:19:40.63ID:hSSkiXJe
プリニー ◆ag9ItmvS2s
(元・ぐっすりんだよ〜 ◆MUvZYiT8o6) 2011年1月1日現在 推定38歳  *現在、模型板fgスレ常駐通称「叩き厨」

■大阪在住■ *奈良県に住んでいる可能性もあります(神戸のイベントに出現した事から関西に住んでいる可能性が高いです
聴覚障害あり、障害者手帳所持、地元の消防訓練に参加、自宅に五右衛門風呂の跡がある
以上はプリニー本人が掲示板2ちゃんねる及びMIXI上でソース付きで語った情報である(発言に嘘が多いが事実である可能性が比較的高い
無職で障害者である為、基本的に無職、ネットゲームや2ちゃんねるの自作自演(金がある時はパチンコ)で日中を過ごす
ネット掲示板上で平気で嘘を吐き、誹謗中傷を繰り返した前科有 (粘着した原型師の一人が、翌年亡くなる
ガレージキットの神戸イベントで2ちゃん上で名の知れたディーラーの前に直接現れ、MIXI上で人間関係を構築
後に態度が気に入らないと言う理由でMIXIの情報をVIP板に流し、原型師をMIXIから退会させるまでに至る
2008年には2006年から粘着していた模型板住人のfgアドレスをfgスレに晒し、多数人を先導、誹謗中傷を繰り返す
パチンコ、ネトゲ(ゲーム全般)そして「美少女フィギュア」の製作が趣味(と言う設定になってはいる)、掲示板上で画像を晒し
自分の思う様な反応が得られないと掲示板を荒らし回る(が、これは 全て意図的で当初からスレを荒らすのが目的
粘着質な性格で他人のブログに卑猥なコメントを貼り付ける気違い
元居たスレに名無しでの投稿がばれた時の態度「『どの面下げてって』別に普通ですね」
fgスレにて2011年に「模型板を仕切るのが趣味ですから」と発言。模型板住人暦は長い
スケモVSガンプラ等のスレを建て、その中の両陣営に紛れ住人を互いに争わせるタイプの「プロ固定」気質の住人である
毎日働きもせず、今日も親に小遣いをせびっているらしい。プリニーとして現れる時は池沼の様な頭の悪いレスを連発させるが、その実
普通の住人の様なレスでいつもは住人を煽り、争わせる事を繰り返している
かなり誘導が巧く、あの手この手でスレが荒れる様に仕向ける(煽り、自演、成りすまし、特定モデラーの誹謗中傷
プリニーはスクラッチスレ住人を釣る為のネット内人格である。また成りすましもかなり手馴れている
基本的に自分の書き込みで誰かの生活に支障が出る事に喜びを感じているサイコパス
亡くなった原型師の生前の書き込み曰く「ボソボソとよく聞き取れないほどの声で話す」人物

下記の詩?はプリニー ◆ag9ItmvS2sが2ch の模型板に名無しで投稿したものである

908 :HG名無しさん:2011/08/16(火) 00:17:38.39 ID:0R8tWN61
フィギュア造形は素晴らしい。何も無いところから形を生み出すのだ。
人の形は自然が作り出した芸術だ。
それだけに複雑で難しい。俺にはまだその腕が無い。
だが、細かいディテールなどは作業していて楽しい。
極限まで薄くしたフリルに貫通した模様をリューターで施す。
脳汁が出て来る。これは味わったものでなければ分かるまい。
しかし最近は眼がやばい。認めたくないが老眼なんだろう。
エポパテを素手でこねるとかぶれるようにもなった。
離型剤代りのベビーパウダーをまぶすと少し楽だ。

*掲示板で得た知識を元に人格や趣味趣向をスレに合わせてコロコロと変えては住人を釣ったり、粘着したりします
コテや個人情報を晒す人物に粘着を繰り返したり、成りすましてスレを荒らす事もします
個人を中傷してSNSを退会させたりすると、掲示板等でそれについての自慢や更なる中傷すらします
(確認出来たものだけでも数件あります。完全な常習者、緩慢な人殺しである
0036創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/25(火) 14:44:35.34ID:/LcDUN10
ん?↑
0038創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/07(月) 18:14:28.32ID:7epHDhej
停滞気味だな
0040創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/08(木) 13:40:30.13ID:9eOI6TjA
友とインデックスの電話での絡みが見たい
とある秘密の物語[ストーリー]、みたいな
0042創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/30(金) 10:44:14.89ID:mLZCK60K
久しぶりに見たら書き込みが無くてがっかりした後に板移転してる事に気づいてこっち見に来たらやっぱり書き込みが無かった
0045創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/03/11(日) 22:15:19.02ID:Bro2DGqM
ロワとは直接関係無いんだけど、LX氏のブログ消えてる?
0048創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/03/12(月) 17:43:41.10ID:JRkK6Ay4
近況報告とかほしいけど、そういう状況なのか…
もう待ってもだめなのかな…
0051創る名無しに見る名無し
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2012/05/17(木) 21:50:32.05ID:6xfQnlYX
保守
0052創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/23(月) 19:14:41.63ID:2mAI9eQO
保守
0053創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/08/08(水) 02:33:51.34ID:ThXQIR1k
なんで誰も予約来ないんだろ…
0055創る名無しに見る名無し
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2012/08/19(日) 15:03:44.98ID:m1DCN3nV
保守
0057創る名無しに見る名無し
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2013/01/06(日) 14:10:14.10ID:dyA/+bT6
あけおめ保守
0058創る名無しに見る名無し
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2013/02/01(金) 10:49:51.68ID:jLBDDgn+
保守あげ
0059創る名無しに見る名無し
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2013/02/26(火) 17:57:19.66ID:69olGpZf
書き手どうしたんよ
0060 ◆eVB8arcato
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2013/03/13(水) 00:29:41.88ID:Y/AlzAif
初めまして、そうでない人はお久しぶりです。
現在、投票で決めた各パロロワ企画をラジオして回る「ロワラジオツアー3rd」というものを進行しています。
そこで来る3/16(土)の21:00頃から、ここを題材にラジオをさせて頂きたいのですが宜しいでしょうか?

ラジオのアドレスと実況スレッドのアドレスは当日にこのスレに貼らせて頂きます。

詳しくは
http://www11.atwiki.jp/row/pages/49.html
をご参照ください。
0063創る名無しに見る名無し
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2013/04/18(木) 18:46:42.19ID:guKrtCYJ
保守
0065創る名無しに見る名無し
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2013/06/08(土) 15:31:28.09ID:/AyvYjqH
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  |このスレは無事終了しました  |
  |                        |        
  |_____________|
    ∧_∧||
    ( ´∀`,||
    (   つΦ
    | | |
    (__)_)
0066創る名無しに見る名無し
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2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:IDY9vbSi
ほあたあ
0067創る名無しに見る名無し
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2013/10/23(水) 01:59:08.31ID:+aI6EFJS
あげ
0068創る名無しに見る名無し
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2013/11/18(月) 01:29:21.58ID:8ODN3LAy
保守
0069♯ide
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2013/12/15(日) 15:37:14.63ID:1/pnIvkZ
テスト
0071創る名無しに見る名無し
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2014/08/05(火) 22:59:42.95ID:WCjWSiFT
あげ
0072創る名無しに見る名無し
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2015/01/17(土) 18:37:06.97ID:rXjRqiQx
一時は賑わってて書き手の力量もあったのにあっけなくポイ捨てされたみたいな終わり方だなあ……
0073創る名無しに見る名無し
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2015/03/20(金) 02:02:01.29ID:0wi3ziCP
いつまでも待つよ
0075創る名無しに見る名無し
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2017/12/27(水) 12:31:33.73ID:C1Z7QFDy
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

3PY30HTZ08
0076創る名無しに見る名無し
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2018/05/21(月) 06:56:18.86ID:tRZnwP6O
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

B7M5K
0077創る名無しに見る名無し
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2018/07/03(火) 20:57:24.16ID:f1dClnnX
YUL
0078創る名無しに見る名無し
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2018/10/17(水) 16:32:25.87ID:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

IVF
0079創る名無しに見る名無し
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2020/05/30(土) 23:46:47.88ID:MxrhBfvR
誰でもいいから続きを書いてくれや
0080創る名無しに見る名無し
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2020/05/30(土) 23:48:03.62ID:MxrhBfvR
自宅待機で暇だろ
流石にあの終わり方は無いわ
今更こんな事言うのも野暮だけどさ
折角いいところなのに…
0081創る名無しに見る名無し
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2020/05/30(土) 23:50:46.91ID:MxrhBfvR
ぼくは待ちますよ、ひとりでも
0082創る名無しに見る名無し
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2020/07/13(月) 23:46:20.21ID:zPtahzZf
今更見たけどめっちゃ面白いじゃん
続きはよ
0083創る名無しに見る名無し
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2020/07/13(月) 23:51:54.38ID:zPtahzZf
あげ
0084創る名無しに見る名無し
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2020/11/14(土) 09:12:08.85ID:gwK5gyYs
『やんごとなき駄目ドラゴン』#1

「……と、言うわけで一部の気の荒い個体や血気盛んな若い者を除いて、基本的に竜族はテリトリーやタブーを
侵されない限り進んで他者を襲わない。古竜と呼ばれる格の高い竜ともなればその特徴は尚、顕著となる」

王国大学。竜人リューコを講師として招いての集中講義だ。

「よって切羽詰まった冒険の時には、刺激せずに通り過ぎる事をお勧めする。しかし多くの竜が財宝や伝説級の
武具を保持している為に、それを目当てに戦いを挑む冒険者も多くいる。心当たりがあるだろう?」
会場にクスクスと笑いが漏れる。大いに心当たりがあるのだから仕方が無い。

「先程竜族は無闇に戦わないと言ったが、覚悟して挑んでくる挑戦者は大歓迎だ。強者に戦いを挑まれ、それを
斥ける事、斥けられる事は最大の誉れだからな。むしろその為に日頃から宝物を溜め込んでると言っても良い。
これらのものは身も蓋も無い言い方をすれば餌なんだが、竜族側の真意は自らを退治する勇者には最大限の
寿ぎを持って応えたい。その褒賞がショボかったら自らの沽券に関わる、ぶっちゃけると見得だな。」
竜視点の戦いの論理。他ならぬ竜人からの言葉ゆえに説得力はいや増す。

「よって、竜族相手には十分に備えて、容赦無く、精一杯戦って貰いたい。そして勝ったなら、その事を大いに誇って
吹聴して欲しい。諸君らの今後の新たな竜退治伝説に期待する。御静聴ありがとう」
大きな拍手が沸き起こる。名高い竜人によるカリスマ溢れる講義であった。


その後は参加者各人に軽食や飲み物が配られ、幾分気楽な空気の中での質疑応答タイムとなった。

「竜と竜人はどう違うんですか?」
王国に来る前までJKだった雪乃は往年の勘を取り戻し真っ先に質問する

「竜人族は意外と種の歴史が浅い。発生条件に天然タイプと合成タイプとが存在する。
天然タイプは、人語を解する温厚な竜が人間と懇ろになってイタしたり、神として崇められた古竜が人身御供で
捧げられた娘と、折角だからとヨロシクやってしまった結果生まれた者だ。」

「……壊れてしまわないのでしょうか。竜とイタして……妄想が捗ります」
誰かが小声で呟いていたが、皆聞こえないフリをした。

「そして合成タイプは、少し昔にどこぞの神々がやたらと竜と多種族とを掛け合わせる実験に奔走した時期があ
って、少なくない竜人が生み出され放逐された。結果、従来稀にしか生まれず、互いに出会う事がなかった竜人が、
集まり、竜人同士の交配が進み、今では小さいながらコミュニティを形成するまでになった。この合成タイプの出現
が竜人族の発生の契機と言えるだろう。」

生命の創造。普段は様々な雑務に勤しむ神々も、偶には神ならではの仕事をこなすようだ。
余談だがハムスターも、ごく最近、とある森に番が目撃されたのを皮切りに、以後世界に広がっていったと言う。
閑話休題。

「竜人族の家格はどのようにして定まっておりますの?本人の実力?先祖の功績かしら?」
ヴォルケッタ子爵(笑)が扇子で口元を隠しつつ質問する。
主催者のマリーは、「はいはい、貴女はどっちもありますね……」といった様子で溜息をつく。

リューコはやや苦笑しつつ、
「強い先祖を持つ家の竜人は地力がそもそも高い。よって次代が受け継ぐ財産も多くなる。その財産を有意義に
用いて更に強くなる。結果、その竜人は発言権も強くなる。これが人間の言う家格というのかどうか……」

「しかし、やはり実力至上主義だな。どんなに金持ちでも弱ければ多種族に退治されて、ハイ、それまでだ。
むしろ……私やこどらのように偉大な古竜を先祖を持つ家系の者は、簡単に負けたりしたら、受け継いだ力
を生かせなかった愚か者と一般(竜)人以上の誹りを受ける。これが家格というならば難儀なものだな」

「ほう、ほう……ほへっ?」

ヴォルケッタを含む全員の視線が、軽食を食べてお腹がくちくなり、涎を垂らして午睡を満喫するこどらに注がれる。

続く?
0085創る名無しに見る名無し
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2021/01/08(金) 18:40:01.08ID:bjsErVzH
>>84

続き?
だったらなんかうれしい
0087創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 08:54:07.48ID:bFYnvTtJ
**交差する意志/潜伏する意志 

特別問題

貴方は『人類最悪』が自分達と同じ舞台にいるとするならばどうしますか?




◇白井黒子の答え。
「特に……どうということはありませんの。やる事は今までと同じ。ギリギリまで殺し合い以外の道を探す。
 そして、見つかったのなら、内側に居る『人類最悪』を打倒する。それだけの事ですわ」


◆教師のコメント
「大変模範的な回答ありがとうございます。確かに『人類最悪』を打倒するにはそれが最善ですね。
 ですが、具体的な道が見つからなければ、その決意も空虚になってしまうのでは? 早く道が見つかると良いですね。時間切れの前に……」







◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
0088創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 08:54:23.75ID:bFYnvTtJ
「さて……まずは『人類最悪』が言った事でも考えましょうか?」

高いビルの合間を宙に浮いたホヴィーがすいすいと進んでいく。
そのホヴィーに乗り、空を駆けているのは多種多様な五人だった。

運転席に乗り、ホヴィーを巧みに操るのはミスリル所属のスナイパー、クルツ・ウェーバー。
澄ました顔をしながら、若干不機嫌そうに助手席にちょこん座っている復讐者、黒桐鮮花。
デッキで、何かを熱心にメモに走り書きをしている学園都市のジャッジメント、白井黒子。
同じくデッキで、喋る猫を抱えながら無口を貫く少女、ティー。
そして、今もまだ眠っている凡庸そうな少年、浅羽直之。

そんな五人を乗せて、ホヴィーは北に向かっている。
その最中、彼らは先程流れた放送について話し合おうとしていた。
しかしながら、結論から言うと死者の発表に関しては彼らを動かす者は居なかった。

若干多いですわねと、白井黒子は内心少し焦りながらも、志は変わらず。
ガウルンに死んだ事に、クルツは若干ほっとしながらも、気を引き締め。
土御門がやはり死んでいた事に、鮮花が微妙に心を動かしながらも、それ以上感じる事もせず。
そして、ティーは最初から興味が無かった。
0089創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 08:54:48.41ID:bFYnvTtJ
「壁じゃなくて……《空白(ブランク)》や《落丁(ロストスペース)》ねぇ……」

クルツは何かを考えているようにそう呟いた。
死亡者通知が大きいものではないのなら、目下気になる事といえば人類最悪がくれたヒント。
壁だと思っていたあの闇は、ただのブランクだったという事だった。

「わたくしはブラックホールみたいなのと推測してましたけれども……あながち間違いではなかったという事ですの」

黒子はデッキから運転席側に身を乗り出しながら、クルツに答える。
あの暗黒空間にRPG−7を打ち込んだ結果、そうでは無いかと立てていた仮説があながち間違いではなかった事に少し満足げだった。

「最も、それなら……脱出するのは更に一苦労という事だけれども」

でも、それは、逆に脱出するには更に苦労するという事でもある。
それを鮮花はうんざりしながらも黒子に向かって反論した。
ブラックホールのようなモノ、いわば無ならばそこから脱出する事など到底不可能だ。

「それに、あの人言ってたわよね。この世界の端は元よりの世界から切り離された一片の存在でしかないと。 ならばこの場所は……」
「切り取られた世界……つまり、何処かに浮かんでいるような世界でしかない……そういう事ですの」

鮮花の言葉を引き継ぎ、黒子がそう結論付けた。
自分が言いたい事を黒子に取られた事を鮮花は少しムッとするも噛み付くことはしない。
こんな所でいがみ合っても仕方ないと考えたから。

「あーつまりだ。ここは例えると真っ白い紙に鉛筆で書かれた世界という事でいいんだよな? 
 それで時間がたつ度に角からぐるりと消しゴムで消されていく……という感じでいいのかな? 黒子ちゃん」
「……面白い例え方しますわね。だけど、そんな感じでいいと思いますわ」

そんな鮮花の剣呑な空気を感じ取ったかクルツは確かめるように黒子に聞く。
黒子は直ぐ理解し、自分なりに解釈したクルツに若干驚きながらも、頷いた。
クルツは、それを確認すると、つまりと言葉を続けて
0090創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 08:55:12.55ID:bFYnvTtJ
「あのキツネヤローは俺達と同じ世界に居る……という事だよな。そうでなければ放送なんて出来ない」
「……そうなりますわね、つまり見つけさえすれば打倒する事は可能……そういう事になりますわ」

『人類最悪』が内側に居るという事も聞く。
ここがノートに書かれた世界というのなら『人類最悪』がその場に一緒に居なければならない。
ノートに書き込まれたモノは書き込まれなければ存在しないから。
そのルールは『人類最悪』であっても例外ではないはず。
……書き込んだ本人では無い限りは。

「……貴方、中々聡いですわね」
「いやあ、そんな事無いぜ、可愛い子ちゃん達に囲まれればこれくらい思いつく……ゲフッ!?」
「前向いて運転してください。危ないですよ」
「あ、鮮花ちゃん……殴らなくても……妬かなくても……グェ!?」
「おっと手が滑りました」

この、クルツという男に対して黒子は少し意外に感じていた。
ただの軽薄な男だと思っていたが、思いの外、聡い。
認識を改めると共に一つ疑問に思ってくる。
何故、この男は鮮花に付き添い自分にも付き合っているのだろうか。
人類最悪を打倒すると考えてるのは確かだろう。
だけど、その裏に何かあるのだろうか。
それが、何故か少しだけ怖く感じたのだった。
……と、黒子は思ったが鮮花に殴られてる姿を見ると、やっぱりただの気の迷いだろうかとも思えてくる。
少し溜息を吐きながら、黒子は鮮花をなだめる為にパンパンと手を打つ。
0091創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 08:55:33.31ID:bFYnvTtJ
「さて、鮮花さんは何か思いついたことは……?」
「わたし…………うーん」

不意に話しかけられた鮮花は顎に手をかけながら、与えられたキーワードに関して言葉を考えていく。
切り取られた世界、空白、そして自分が見てきた事……
そして、思った事をそのまま、口にする。

「わたし、摩天楼で見たものがあるのよ」
「それはなんですの?」
「部屋を調べていたら、何か可笑しいのよ……食べかけの食事、つけっぱなしのテレビ…………まるで、其処に人が居たみたいな」
「ああ、俺も見たぜ、そういうの。何か不思議だよな」
「ええ……元の世界から切り取った世界というなら…………そう、まるで『人間だけを喰った』ような……そんな感じがしたわ」
「『人間だけを喰う』?」
「そう。まあ、そんな気がしただけど……」

黒子が鮮花の疑問に対して、そう答える。
存在するはずの人だけを消し取ったこの世界。
切り取ったその瞬間に、人が消え去ったとでもいうのだろうか。
その事を鮮花はまるで『人間を喰らう』と表現した。
どうしてそう思ったかは鮮花自身もよく解らなかったけど。
何故かそんな気がしたから。

「それも調べる対象にしておきましょうか。今では情報が不足していますの。だから………」
「…………うん、ここ…………うわぁ?!」

黒子はふむと頷き、少し考えながら、鮮花に対して答えたその時だった。
後ろから少年の呟きが聞こえてきたのは。
0092創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 08:55:47.65ID:bFYnvTtJ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





◇浅羽直之の答え。
「どうしますか……といわれても。ぼくは伊里野を護る。それだけで…………」

◆教師のコメント
「相変わらず流されているようですね。ですが、その誰かを護りたいという意志だけは賞賛に値するのではないでしょうか?」





◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
0093sage
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2022/05/30(月) 08:56:31.59ID:bFYnvTtJ
「…………うん、ここ…………うわぁ?!」

目を覚ますと目の前には一人の女の子が浅羽を見つめている。
女の子――ティーは浅羽に悪い奴といった本人で、見つめられた事に驚くしかない。
逃げようとして振り返ったら、其処は空の上で、更に驚く羽目になってしまった。
結局、浅羽は自分が空の上に浮かんでいる事を認識するのに少し時間がかかってしまった。

「ああ、目を覚ましたのですの?」
「……君は……」
「悪いようですけど、貴方がどう行動してきたか聞きますけど、よろしいですの?」

浅羽が起きた事に気付いたらしい黒子が、そう尋問する。
どうやら、浅羽が殺し合いに乗っていた事に核心を持っているようだった。
しかも、運転席と助手席には見知らぬ男女がいて、空の上。
逃げられる訳が無く、浅羽は真っ青になっていく。

「ぼくは……………………伊里野を護りたかっただけだったんだ」

そして、喋れたのは伊里野を護りたいという唸りの様な言葉だけで。
その信念だけを浅羽は俯くだけで、それより先は言えなかった。
押し黙るように俯くだけ。

でも、この事実だけは絶対に確かなものだった。

暫くの間、黒子はきょとんとし浅羽を見てるだけ。
だけど、その発言を黒子は不服とし問い詰めようとする。

「……その気持ちは解りますが、ですが答えに…………」
「……………………いいんじゃないかしら。それで」

その黒子の言葉を打ち切ったのは助手席に座る鮮花だった。
黒子は予想外の援軍に驚き、鮮花の方を向く。

「どうしてですの?」
「誰かを護りたくて、殺し合いに乗った。その答えで充分じゃない?」
「ですが、それで殺していたら……」
「それは、その時よ。裁くのはわたし達じゃない。殺された人の身内が居るのなら、その人が裁けばいいだけ。そうでしょう?」
0094創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 16:49:23.94ID:bFYnvTtJ
鮮花と黒子の言い合いを浅羽は信じられない様に見るだけ。
まさか、庇う者が現れるとは思わなかったから。
浅羽は茫然とそれを見ていたが、鮮花は浅羽に向かって口を開く。

「ねぇ、貴方。伊里野って人を護りたいんでしょ?」
「…………は、はい」
「その方法は? 今でも変わってない?」
「…………それは…………」

浅羽は考える。
けど、答えは迷って。
でも、今の状況を考えて、そして自分自身の心に聞いて。

「護れれば、それでいいです」

答えを出す。
護れるなら、それでいいと。
ただ、残るのは伊里野を護りたい。
その気持ちのみだったから。

「そう……じゃあ、付いて行くという事でいいわね。殺し合いに乗る気は無いならね」
「あ、はい」

浅羽はその問いかけにただ、頷くだけ。
鮮花はそんな浅羽を見て、少しだけ羨ましく感じた。
自分は護る人はもう死んでしまった。
残るのは復讐心だけ。
だけど、この少年はまだ、違う。
まだ、色々な可能性が残っている事が少しだけ羨ましい。
0095sage
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2022/05/30(月) 16:49:46.44ID:bFYnvTtJ
そして、浅羽が取った行動は鮮花と一緒で。
強く追求する気にはなれなかった。
今は、殺し合い乗らないで、護るというのならば。
その浅羽の考えを尊重したい、何故かそう思ったから。
護れなかった自分と違って、護って欲しい。
そんな、気がして。

鮮花のそんな少し哀しそうな姿を、クルツは何も言わずにただ見ているだけだった。
ただ、鮮花を見る表情は少し哀しげだっただけで、でもそれ以上は何もする事はない。

「という事だけど、いいかしら?」
「いいも何も勝手に決めて…………まぁ……いいですわ。その内言う気になったら聞きますけど、いいですの?」
「うん」

鮮花は黒子に同意を求め、黒子は呆れ気味に同意する。
今の所、浅羽が何かしら行動を起こすという訳ではないらしい。
それにたとえ起こしたとしても今のメンバーでは浅羽が敵う相手などいないだろう。
それ故に今は浅羽と行動する事を決めたのだ。

「ティーはどうですの?」

黒子はその隣でずっと浅羽を見ていたティーに対しても尋ねる。
ティーはそのまま、浅羽の瞳をずっと見つめてて。
浅羽は少し怖がりはじめるも……やがて

「いい」

そう、ティーは短く言った。
黒子は、その返事に頷き、さてと区切りを入れて、こう言い放った。


「そろそろ昼食にしませんこと? 親睦会もかねてですわ」
0096創る名無しに見る名無し
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2022/05/30(月) 16:51:50.58ID:bFYnvTtJ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





◇黒桐鮮花の答え。
「関係ないです。ただ、幹也を殺した相手を殺すだけ。燃やす尽すだけが、わたしがやるべき事よ」

◆教師のコメント
「とても、わかり易い回答ですね。それもひとつの道でしょう。ですがその炎に自分も焼かれない様、気をつけてください」





◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
0097創る名無しに見る名無し
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2022/06/27(月) 22:40:02.50ID:eU61ucU9
テスト
0098創る名無しに見る名無し
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2022/07/30(土) 09:55:23.54ID:ZDGhZzeP
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