【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
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台詞系SS総合スレ
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そのスレを>>1000か容量いっぱいまで投下する心づもりで 「ただいま」
「おかえりなさい、きっくん」
「超寒かった」
「あ、ピザまん」
「あったかいからな」
「もうすっかり冬だね」
「雪はまだ降らないけどな」
「どうせならあったかい季節に死にたかったなあ」
「まあ、ピザまんでも食え」
「うん」 「あ、」
「どうした」
「そろそろ帰らなきゃいけないみたい」
「唐突だな」
「そんなものらしいよ」
「そんなものなのか」
「ねえきっくん」
「何だ」
「実は言わなきゃいけないことがあってね」
「唐突だな」
「実はね」
「告白以外で頼む」
「えー」
「えーじゃない」
「仕方ないなあ。実はね、身辺整理も、家族と過ごすのも、終えて来てるの」
「?」
「恋人はいないからどうしようもないんだけど」
「つまり?」
「実はもう俺は死んでるってことです」
「そっか」
「そうなのです」 すいません仕事やら規制?やらでした。
連続投稿しすぎるとダメみたいですね・・・!
続きはらせていただきます。
「もっと驚いてくれるかと思ったのに」
「すげえ驚いてる」
「嘘だあ」
「一周して真顔」
「どうもー幽霊でーす」
「笑えない」
「何でここにいるんだ?」
「それが俺にもわからないんだよね」
「死んでまで出てくるような理由とか」
「やっぱり告白してないからかな」
「愛されてたのか」
「愛していました」 「お前馬鹿だな」
「馬鹿なのかもね」
「今更告白してどうするよ」
「ううん、考えてなかった」
「馬鹿だな」
「でも、死んでまで告白しに来るなんて、きっくんもう忘れられないでしょう?」
「とんだファンタジーだ」
「本当にそろそろ行かなきゃいけないみたい」
「そっか」
「最後にちゅーとか」
「しない」
「酷い」
「大体お前幽霊だし、触れないだろ」
「幽霊じゃなかったらちゅーしてくれたのか、残念」
「都合の良い頭だな」 「じゃあね」
「じゃあな」
「最後にきっくんに会えて嬉しかった」
「漫画みたいな台詞だな」
「大好きだからね」
「最後の最後まで相変わらずだな」
「本当はすっごい寂しいけどね」
「泣かないのか」
「きっくんが見えなくなったら泣く」
「へえ」
「あ、そうだ。まだ答え聞いてなかった」
「何の」
「最初の」
「あれか」
「そう、あれ」
「聞けば?」
「うん」 「ねえ、俺がもうすぐ死ぬって言ったらどうする?」
「今すぐお前と京都に旅行に行く」
「それはずるいよ」
「だろ?」
「愛してました」
「愛されてたみたいでした」
「じゃあね」
「じゃあな」
END 以上です。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
初めて書き込みしたため見にくかったり遅かったりあると思います。
お邪魔しました。
男女、など書かなかったのは性別を決めていなかったからです。
では、いつかまたお邪魔させていただくかもしれません。
失礼します! >>796
すごい良かったー!
こういう淡々としてるの好きだなー
ヘンに奇をてらった感じもないし、ちょっと詩的な感じもする 昔は私もおねえちゃんのいる店でお酒飲んでたんですよ。
徳島にいたころ、あそこの城下は、秋田町というせまいところに市内の飲み屋が全部固まってるんじゃないかという、
一局集中の繁華街がありましてね、当時の同僚と連れ立って、ちょくちょく行ってました。
おねえちゃんがいるといっても、キャバクラとはちょっと違うんです。スナックというタイプで、おねえちゃんは
カウンターの中から出てこない。客はカウンターのバーで、ウイスキーの水割りをのむ。店には厨房がないから、
料理はなし。柿ピー、サラミ、チーズくらい。
料金体系もちょっと不思議で、酒はボトルキープが基本。キープがあれば、店で出すのは柿ピーと水と氷だけなのに、
一人頭2-3000円とるんですね。チャージとかいって。おそろしく高い柿ピーでしょ。水だって、ミネラルウォーターの
瓶ですけど、最初から栓がついてない店もあったし。「水商売」とはこういうことかと。
まあでも考えてみてください。柿ピーを何回お替わりしたとか、水が何本目とか、いちいち、どこかに正の字で書き
留めて、お勘定に入れる。そんな、おねえちゃん、いやでしょ?野暮の極みじゃないですか。税務署で飲んでる気分に
なっちゃう。
一人毎回2000円で固定するのが、まあ合理的なんです。閉店まで粘ってボトルを空にして帰っても、2000円。自分の
ボトルを減らしたくないというケチ臭い根性で、薄ーい水割り1杯だけで帰っても、やっぱり2000円。あれ、やっぱ
おかしいかな。まあいいや、そんな「スナック」を舞台にした噺におつきあい願います。 「熊よう、今晩秋田町へ繰り出さねえか」
「おう、いいとも。珍しいな、八のほうから誘ってくるとは」
「へへ、この前お前が連れてってくれた店が、ちょいといい感じだったじゃないか。また、あそこ行こうや」
「ああ、なにか、あそこのねえちゃん、ちょっと素人っぽい、あれ、気に入ったんか?」
「まあ、そういうこった。ちょいと俺に考えがあってな、今晩ひと芝居うつんで、お前にも協力してほしいのよ。
なに、難しいことはなんにもない。ごにょごにょごにょ ごにょっと、こんな案配で頼まあ」
「おう、おう、おう承知した。俺の方は、お前のボトルをしこたま飲んで、知らん顔でへらへらしてりゃ、
そんでいいんだな。こんな役なら何回でも頼まれてやらあ」
「1回で十分だ。それから酒はおごってやるけど、チャージは頭割りだぞ。勘定は俺がまとめて払うから、
おめえの分は今、こっちに預けてくれ」
「ちぇ、まるっきり只ってわけじゃあねえのか」 その晩、熊さん、八っさん連れ立って秋田町へ繰り出します。宵の口は居酒屋で焼き鳥とかビールで腹をみたしまして、
少々できあがり加減で、夜も更けてから目当てのスナックへまいります。
「いらっしゃいませ、まいどごひいきにありがとうございます。お連れさまも2回目ですよね、どうぞこちらへ」
「さすがママさん、一度で顔覚えてるんだ。今日は俺が熊におごるんで、新しいボトル入れて。熊の誕生日祝いだ」
「あら、おめでとうございます」
「おめでとうございます。すぐ作りますね」
「乾杯」
「乾杯」 てな調子で始めて、くいくい飲み進めます。日付も変わって、ニューボトルもほとんど空になって二人ともへべれけに
なったころ、他の客もみんな帰ってしまって、閉店時刻です。
「熊もなあ、男に祝ってもらうなあ、今年限りにしとけよなあ」
「けえ、てめえこそ自分のときにあてがあるのかよ、ねえんだろう、ぜんぜん」
酔っぱらうと耳が遠くなるんで、どうしても声が大きくなっちゃうんですね。
「もし、もし。盛り上がっているところ、あいすみませんが、閉店でございます」
「あ、あ、はいはい。閉店 閉店ね。承知しました。承知しましたよ。 だから、熊はさあ」
「もし、閉店ですのでお勘定を」
「あ、あああ、そう、そうお勘定。俺のおごりだ、二人分払うよ。はい、はい。えーと、財布財布。あったあった。
あったけど、なんで財布が開かないの。あれ? どうしちゃったんだ、俺。うーぐらぐらする。よっし。任せる」
八っさん、財布ごとぽーんとママさんに渡しちゃった。
「いや、だから熊はな、ガツガツしすぎなんだよ」
次の瞬間には財布のこと忘れたみたいに、熊さんとのばかッ話にもどっちゃった。
ママさん、一瞬ぎょっとしたけど、財布をあらためると、予定の勘定より1万ちょっと余分に入っている。抜け目
無くボトルをもう1本入れたことにして、空の財布を八っさんに返して、
「毎度ありがとうございます。またお越し下さい。エッちゃん、お見送りして」
「いやーのんだ、のんだ。またくるよ」 翌日
「おう、昨日はありがとよ。おかげで上首尾だったぜ」
「八も変わったやつだよなあ、余分に金とられて上首尾とはねえ」
「いいんだよ。おめえだって財布を落とした事あるだろ。俺は落とす場所と金額を選んで落とした
だけだ。次行くときを楽しみにしてな」
「次っていつだい」
「昨日の今日ってわけにはいかないよ。1週間後な」 1週間後
「よ、こんばんは」
「あらーーーいらっしゃいませーーーー」
「しばらくお見えにならなくって。お忙しかったですかあ?」
「おい八、すげーな。満面の笑みでキターーーじゃないか。エッちゃんなんか、カウンターの端っこに
いたのに、『泳いで』きたよ。女のあんな笑顔、俺はみたことなかったぞ」
「ふふん。これが財布ぽーんの1万円のご利益ってやつよ」
ママさんもエッちゃんも、八っさんが酔って気が大きくなって、また財布ぽーんとなるのを期待して
ますから。なんとしても帰さないように、どんどん飲ませようと一生懸命。
「今日はね、カラスミがあるの。よかったらどう」
「そりゃ高そうだな、いつもの柿ピーでええがな」
「いただきものだから、お代はとりません。悪くなる前に誰かに食べてほしいだけ。カラスミ、
嫌いじゃなければ」
「そうなん? そんならお毒見しましょうか」 「八、こりゃママさんのとっておきみたいだな」
「いきなりいい展開だ。俺もカラスミは初めてだ。ほう、こりゃ酒が進むぞ」
「お酒に強いんですね。おかわりつくりますねえ。もうちょっと濃いほうがいいかな。
きゃあ、ちょっと入れ過ぎたかもー。ごめんなさい。どうぞ、ごゆっくり」
「八よう、俺は今猛烈に感動している。これほどにガチな、キャッキャ、ウフフで、水割りつくって
貰えるなんて。俺には営業スマイルに見えない」
「ばか熊、泣くな、楽しめ。ここが俺たちのモテモテ王国だ」
という調子で、楽しいお酒を二人のんで、
「さあ、熊、そろそろ帰ろうぜ」
「あー、待って待って。まだ閉店まで時間あるからゆっくりしていけばいいのに。
もう一杯いけるでしょう?」
「引き止められて嬉しいけど、明日二人とも大事な仕事が入ってるのよ。お勘定を。」
今度は、八っさん、普通に自分で財布から金を出して、普通に勘定を済ませます。エッちゃんは大変に
残念そうな顔なのですが、別れが淋しそうにも見えるわけです。
「またきてね。なるべくはやくきてね。待ってるから」 店を出てから熊さん。
「最後、エッちゃん、目がウルウルしてたじゃないの。」
「女は怖いねえ。絶対気があると思っちゃうよ。どうよ、ちょっといい感じ程度だったのが、すばらしく
居心地のいい店になったろう?」
「たいしたご利益だ。けどよ、あんなまどろっこしいことしなくったって、ご祝儀なりチップなりで
1万円渡してもいいんじゃないのか」
「チップで1万出しても、そりゃいい思いはできる。でも次に来たときに、チップなしで他の客と同じ
だけ払ったら、なぜかケチられたと思われる。いい思いをするためには毎回チップを出すはめに
なるんだよ。俺のは1回こっきりで、後々までご利益が続くし、それでケチと思われることも無い。
それに俺の財布には、もっと入っているかもと期待が膨らむのよ。勘定のときエッちゃんに見える
ように、今日は財布に8万入れておいた。」
「見せ金だけでサービスさせようってか。こいつは、いい根性しとるわ」 店内
「ママ、くやしい。今日のお財布は万札ぎっしり。10万くらいあるんじょ」
「え?10万?・・・(独り言で)先週とはえらい違いだね。今日のは妙な財布の開け方だったよ、
エッちゃんが覗けるようにしてたじゃないか・・・ははーん、そうか、そういうことか。」
さすが年の功で、ママさんは八っさんのたくらみを見破ったようす。
「(独り言で)先週のはわざとか。面白いことする客だね。こいつは一本とられた。カラスミ一本
とられた。まあいいよ、こっちは損した訳じゃない。そんなら、わたしものってやろう」
エッちゃんに向かって、
「ばかだね、この子は。ボトル1本くらいだからちょろまかせるんじゃないか。うちはドンペリおいてる
ような店じゃないだろ。一晩の勘定がどうやったって、そんなになるわけない。こっちは逃げも隠れも
できない、この店でこれからもやってくんだ。10万入ってたって、うちで抜けるのはおんなじだよ。
うちは細く長くでここまでやってきたんだから、あんまり欲かいたこというもんじゃないよ」
「でもね、あたしゃ見直したよ。今日のエッちゃんの仕事はよかったねえ。いいおんなっぷりだった
じゃないの。」
「え? えへへ。そうかなあ?」
「エッちゃんもそろそろ性根をすえなきゃ。競艇選手になる夢が破れて、こんな店に流れてきて、つまんない
と思っているんだろ? ここは本当は私のいる場所じゃないって顔ですましてカウンターに入ってた。
それがどうだい。やればちゃんとできるじゃないか。これっくらい、身入れてやってりゃ、次はきっと
うまくいくよ。先週の余録は二人で山分けにしたけど、次から抜いた分は全部エッちゃんにあげるよ」
「えー、ほんとう? いいの? ようし、なんか燃えてきた」 その次もエッちゃんは、財布ぽーんの夢よふたたびと、手練手管をつくして、八っさんに深酒させよう、
いい気分でしこたまのませようとしたんですが、もとより八っさんのは意図してやったことで、酒癖でも
なんでもない。二度目はなかったわけです。でもママさんがしっかりネジを巻いてる。
「エッちゃん、どの客も同じだよ。酔って気が大きくなれば、財布ぽーんがあるかもしれないじゃないか」
店は毎日のようにやってます。八っさんといえども毎日は来ません。となると、エッちゃんは、手練手管を
他の客にも使うわけです。地方の目立たないスナックでくすぶっていたエッちゃんですが、その筋の才能も
あったんでしょう。もともと競艇選手になろうってくらいだから、お金は大好き、根性も人並み以上。それが
八っさんとママさんのぶら下げた人参で開眼した。
全身全霊の眼力で
「ゆっくりしていってね」
「のみっぷりのいい男のひと、いいなあ」
練習だろうがなんだろうが、やられた男は、キュンキュンでしょ。水商売の女性は、容姿よりも結局のところ
愛嬌が大事らしいですね。どれだけ客をいい気分に盛り上げるか。「またきてね」といわれて、常連になっちゃう。
八っさんだけの居心地のいい店じゃなくて、本当に居心地最高の店になっちゃった。
こうなると常連さんが増える、水揚げが増えるで、商売自体が面白くって仕方ない。もう八っさんの財布なんか、
どうでもいい。
秋田町のスナック過当競争の中、ありきたりだった店が、休みの前の日は満席になってしまう。すると常連が
平日の夜にも流れて行く。ずっと客足が途絶えない。
もうけの大きい水商売です。3年もしたら、ママさんはひと財産こしらえて、楽隠居。エッちゃんのほうは、
パトロンもついてないのに自分で店をもっちゃった。
身勝手きままな男が、財布を落としたつもりになって捨てた1万円が、思わぬ大きな福を呼び込むという、新春向け
の縁起のいい噺、「秋田町」の一席でした。
お後がよろしいようで。 全く台詞系ではないしスレ違いだが、面白かった
元ネタあるのかな ( ^ω^)お邪魔しますお
( ^ω^)2年ぶりの内藤の日パーチーが開催されますお
( ^ω^)是非お越しくださいませお!
( ^ω^)9月10日は内藤の日だお(その6) [無断転載禁止]2ch.net
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1473279680/ 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
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参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
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