日本におけるブルートレイン(Blue Train)は、客車を使用した寝台列車を指す愛称である。
ただし、「あさかぜ」などといった「列車愛称」とは異なる、包括的な列車の愛称である。ブルトレとも略称される。

一般には、1958年に登場した国鉄20系客車(以後「20系」と略す)以降の、青い車体色(実際は藍色に近い、
青15号。cf. 国鉄色#特急車両の塗色)で特徴付けられた固定編成専用寝台客車を使用した特急列車を指す。
その創始は、同年10月に車両が旧形のものから20系に置き換えられた「あさかぜ」である。

名称の由来は、運行する車輛が青かったことから。現在でも京浜急行電鉄などの在来線で青い車輛の列車が
使用されているが、上述しているようにブルートレインは寝台列車に対して用いられる名称であるため、
青い車輛だからといってもこれらのような昼行の在来線で使用されている車輛はブルートレインとは呼ばない。

ブルートレイン色(青15号とクリーム1号)
ブルートレインを象徴する車体色。ブルトレ色とも称す。