>講師は教員採用試験に合格できないから、
>正規非正規の同一労働・同一賃金を主張するのだろうか?

違います
さまざまな事情で、「フルタイムの勤務はできない、したくない」とい立場の人たちにも、正規と均等な待遇を、という趣旨です。
また、現在の正規の雇用制度が、年功序列・終身雇用を前提としているので、初任給額を高く設定する必要がある、という理由で、高年齢者の合格率が極めて低くなっている現状がある。
すでに、厚労省を中心にして、政府の方針で「年齢差別を原則禁止する」ことはこの国の基本方針となっていて、そのため採用試験でも年齢制限を廃止する自治体が増えてきているものの、初任給額は年齢を考慮した金額を設定する必要があるため、「現実的に、高年齢者の合格者は極めて低い」現実がある。

「同一労働・同一賃金・任期制」を徹底すれば、採用側は「将来性云々の未確定要素」を採用基準に加えることがなくなり、「現時点での教員としての能力のみ」で、採否を決めることができる。
また、万一不適格者がいたとしても、一定任期後には「排除の対象」とすることができる。採用側の心理的な先入観も軽減でき、筆記試験中心の選考に戻しやすい。
採用試験の事務的負担も軽減できる。
中高年の教職希望者への門戸が大幅に広がり、かねてから言われている「社会人経験者の教職への誘致」の方針とも合致する。
また、年功賃金を廃止することで、管理職以外の教員は「基本、対等・平等」が実現でき、インフォーマルな人間関係(年長者、ボス的存在)に左右されることなく、組織は秩序だって運営できる。
教育委員会・学校長の「トップダウン」での運営方針が徹底でき、無駄な「反対のための反対」などの行為が激減し、労働生産性が画期的な向上が見込める。