次期学習指導要領を審議してきた中央教育審議会(文部科学相の
諮問機関)の特別部会は1日、審議まとめ案を公表した。小学校
の授業時数は、中学年と高学年の外国語教育の強化で140時間
(1単位時間は45分)増えて計5785時間となり、授業時数
を大幅に減らし学力低下を招いたと批判された平成10年度改定
(14年度実施)の「ゆとり教育」前の水準に回復する見通し。
高校では日本と世界の近現代史を融合的に教える「歴史総合」の
新設など大幅な科目再編案が盛り込まれた。