「衛生的で安心」給食を個別包装で 大分市独自の取り組み、好評
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c156292e1aecead96d58f4ebb066563cef18609

 小中学校の分散登校を18日に始めた大分市。
同日再開した給食では、新型コロナウイルス感染防止策として栄養士らが手作業で食べ物を個別に包装し、児童・生徒に提供している。
市独自の取り組みで、保護者からは「衛生的」と好評だ。

 市教育委員会によると、当初は分散登校中の給食は行わない方針だったが、
保護者の要望を受け、品数を減らした「簡易給食」を実施。
従来はパンなどの個包装はしていないが、
市内2カ所の共同調理場や学校の給食室で栄養士らが一つずつラップに包んだり、パックに入れたりしている。

 個包装により給食では児童・生徒が配膳せずに済むため、接触の機会が減少。
他にも食事中の会話を控えるなど感染防止策を徹底し、「感染リスクを抑える」と市教委。
ただ6月1日からは本来の「完全給食」に戻し、「現場の負担が大きい」として個包装もやめ
児童や生徒がトレーに配膳する形となるという。

 小学4年の娘がいる女性(34)は「今の方が衛生的で、安心して食べられる」。
小学1年の息子がいる女性(29)は「6月以降も感染への不安は続く。パンだけでも個包装は続けて」と話した。