息子がいじめ自殺 母親が講演10/13 18:21nhk
いじめについて考え思いやりの心を持ってもらおうと、柳井市の中学校でいじめによる自殺で息子を亡くした母親が講演しました。
柳井西中学校では、人権に関する講演会を毎年開いていて、全校生徒や保護者など150人あまりが集まりました。
今回はいじめについて考えてもらおうと、学校での子どもの人権問題について調べている一般社団法人「ここから未来」の理事の川崎市の篠原真紀さんを講師として招きました。
篠原さんは、7年前、中学3年生だった次男の真矢さんをいじめが原因の自殺で亡くし、講演で「息子はいじめられていた友人をかばったことで自身もいじめの標的になった。
その後、いじめの加害者とトラブルになったことを打ち明けられた時に、しっかり話を聞いてやれなかったことが自殺を招いてしまったと今でも後悔の念がある」と話しました。
そして、生徒たちに対し「もし周りにいじめられている人がいたら、話しかけ寄り添ってあげて少し勇気を出して信頼できる大人に相談してみてください」と呼びかけていました。
講演を聴いた3年生の男子生徒は、「いじったりすることがいじめにつながらないかしっかり考えて、みんなで楽しく過ごしたい」と話していました。