グローバル人材「自分は無理」…高校・大学生の半数超

学習塾など全国1000人アンケート

 国際的に活躍する「グローバル人材」の育成が急務とされる中、学習塾などが全国の大学生や高校生、
保護者約1000人に行ったアンケート調査で、大学生の半数以上が「自分はもうグローバル人材になれない」と諦めていると回答した。

 調査は3月、海外進学を目指す小中高生向けの学習塾「IGS」(東京)などがインターネットで実施。
全国の高校2年生・大学3年生(当時)の男女412人と、小学校から高校までの児童・生徒の保護者618人が回答した。
「今からグローバル化のための教育を受けても自分は間に合わない」と感じている割合は、高校生で50%、大学生で55%だった。
保護者も24%が「我が子は手遅れ」と諦めていた。

 「将来、グローバルに活躍したい」という大学生は3割、高校生も4割にとどまり、内向き志向や語学力への自信のなさがうかがわれる。
海外展開する企業への就職を希望しない学生・生徒に理由を尋ねたところ
「他の国の人とのコミュニケーションが不安」「日本にいられなくなりそう」などの回答が上位を占めた。
(2013年6月10日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130610-OYT8T00237.htm