大阪市内の印刷会社の工場で1年以上勤務していた元従業員約40人
のうち少なくとも男性5人が胆管がんを発症し、4人が死亡していたことが、
産業医科大の熊谷信二准教授(労働環境学)らの調査で分かった。
平均的な日本人男性の胆管がんによる死亡率の約600倍と極めて高い値で、
作業時に使われていた化学物質が原因と推測されるという。遺族らの申し立てを受け、
労働基準監督署も調査を進めている。