コロナ禍で増える、日銀が「大株主」の企業ランキング【300社・完全版】
https://diamond.jp/articles/-/235314

 コロナショックによる世界同時株安への対応策として日本銀行はETF(上場投資信託)の
年間の買い入れ上限を「12兆円」に引き上げたが、2020年3月31日現在で、
買い入れによる保有ETFの総額は31兆1738億円(時価)になっていることが、
ニッセイ基礎研究所の試算でわかった。

 同時に試算したETF購入を通じて日銀が「大株主」になっている企業のランキングでは、
発行株式の23.4%を持つアドバンテストを筆頭に、「ユニクロ」のファーストリテイリング
(保有シェア19.6%)、TDK(19.0%)などが上位になり、10%以上の株式を保有する
企業の数は56社に上る(ランキング11〜300位は4ページ目以降を参照)。

 試算をまとめた井出真吾・チーフ株式ストラテジストによると、3月末現在での保有株の
簿価は30兆8801億円で、含み益は2937億円。
保有株に含み損が発生する損益分岐点は、日経平均株価1万8739円と試算する。