実戦カラテ 大阪拳友会 「月刊 空手道」 2001-12-31 22:10

…我々門下生の前では担当編集者の名前はもちろん、福昌堂という
出版社名すら口にされずただ「月刊空手道」と仰るだけでした。

以降二宮師範の特集、聖地八幡浜、第二の聖地関西地区、力を入れている
北海道支部など2年ほど度々特集が組まれていたのですが、ある号で
大山倍達総裁のインタビューが巻頭に掲載されたのをキッカケに

「もう月刊空手道には出ません」

と審査会で門下生を前に宣言されました。
極真会館とは同じ雑誌には出ないというポリシーを持っておられたのです。

「何で極真を載せるんかなぁ~」
編集長になられていた芦原番の方は、大山総裁インタビューを誌上に
掲載したことで大きな満足感を得られた様ですが、先代の大山総裁・
極真会館に対する複雑な想いが伝わっていなかったのでしょうか?

没後、「ゴング格闘技」増刊として「芦原英幸読本」が出版された時、編集者の
コメントに、「昔から極真色の強いゴン格の取材を受けてくれるだろうか?」
という危惧があった、と言う意味の言葉が書かれています。格闘技
マスコミの中ではおそらく周知の事だったと思われるのですが…

以後、亡くなるまで本当に「月刊空手道」には出ませんでした。