でも、「伝書に書いてある事が意味不明」と
答えるのが恥ずかしいなら
「これは型だ」とムリヤリ解釈してしまえば良い。
型なら合理性とか一切、無視できる…そういう訳だ。

伝書は個々の時代の書き手が、ただノルマで
わかりにくく書いてるだけなので無駄な情報が多い。

たとえば新陰流兵法目録事だと、
逆風の打太刀は上段なのに。
柳生流新秘抄では清眼と書いてある。
(ようは本来、どっちでも良い事なのに。
要点をボカすためだけに情報量を増やしてる)

型として習った人は、ここで「あれ?」となってしまう訳だ。
あきらかに該当の型が新陰流兵法目録事の記述を
元に作って有るんで、他の伝書を読むと合わなくなる。

これは…型自体が、そんな古い時代に
出来たもんじゃ無い事をしさする。
(型だと信じている人には、一字一句が古い時代から
そのまま伝わってきたモノだと思ってたはず)

そもそも、もとの伝書からして「これは型である」と書いてない。
後世の人間が勝手に型だと解釈してるに過ぎない。
本当に踊りの様な型だったなら、それこそ図解でも説明するだろう。
https://www.web-nihongo.com/wn/edo/images/02_thumb.jpg
絵目録が有る以上、絵に描いてはいけないルールもないんだから。