三戦の話に戻る

普通の型はただ型をやればいいけど、三戦だけはちょっと変わってて
型のな内容が 型 + 呼吸 + 叩く + 筋肉を締める =三戦 という4つの構造になってる

上で叩く理由が筋伸張反射をうながすため、という解釈を出した。でもそれは別に型の最中にやる必要性はない。
必要性はないんだけど、2人1組でないと出来ないので、型の時に一緒にやってしまうというのはまあありえる。
叩く側は別にして、叩かれる側が毎回あえて決まった動作をやらなきゃいけない点についてのこじつけは不足だけど
まあとりあえず今はそれを置いとく。型と叩き、ここまではいい。問題は筋肉の「締め」。

叩かれることにより筋伸張反射が無意識に起こり筋肉が収縮する。これは自然な反応だからいいし
むしろその収縮の度合いは人体にとって強すぎず弱すぎず最適な出力を脳がセレクトしてくれてる。
問題は、その出力を邪魔するかのように、無意識とは別に意識して筋肉のあちこちをギチギチに
締めるという悪しき習慣。筋伸張反射は筋肉が比較的弛緩した状態からスムーズに迅速に収縮する
からこそ意味があるのであって、その収縮の前に最初から体のあちこちを力むという、イカレポンチッチ状態。

前々から言ってるように「拳法っぽい練習をしている」ってのが根底なんだから、そこに無理やり意味を
こじつけようとしても無理がある。叩くってのは生理学的な筋伸張反射や、あるいは格闘技として叩かれる
なんてのは当たり前の現象なので良しとする。でも最初から体のあちこちをロックして締めるってのはねえ・・・。

さすがにこじつけとしては無理ゲー過ぎる。人体にとっても有害。無くした方がいいと思うんだこれ。特にヒザに悪い。
今までは三戦は、型の動作と呼吸くらいは残しといて良いと思ったけど、そこに叩きも加える。過度じゃなければね。
でも、やっぱどう考えても締めは擁護できないわ。よっぽどの何かをこじつけない限りさ。なので廃止した方がいいと思う。