強いて「札付きのワル」っていう風評にリアリティがあるとすれば、中学時代の俺は中学校の方針で「全生徒運動部強制加入!!」という大号令が発せられるなか、全校生で唯一「帰宅部」を宣言。授業が終わり次第、他の誰よりも早く自宅に直帰してたことくらいかな。

つまり、「ワル」っていう概念が「不良生徒」を意味するものではなく、軍国主義的教育を最後まで堅守していた学校方針に従わず「帰る」という素行・態度が非国民的であって、かつ革命的であったが故に、特高警察からマークされた存在としての「ワル」