「隊長、神さんごとか、仏事か知りませんが、焚き火して盛大に肉焼いて、酒のんで真っ赤になって、神聖さの欠片もない連中でっせ」
「一説には、山のイノシシは愛宕さんのお使いらしいが、焼いて食ったりしたらアカンのとちゃうか?」
「隊長、なんの祭りか、もうワケがわかりません。みんな酒池肉林したいだけやろ」
「ぐるぐる眉の大将、だんだん酒入って、自慢気に弟子たちに話してるな。そういえばさっきから鼻も高うなってきて、なんや天狗みたいやな。カッコつけて、嘘ばっかりついてるから、だんだん鼻が伸びるんやろか」
「そら別の国の童話ですよ。ごっちゃにしたらあきません。隊長、もしかして、例の伝説の大天狗シャカシャカ太郎の正体って!」
「ナカムラくん、気をつけろ!なんや刀振り回しとるど!ナカムラく〜ん!!」
「危ない!ワ〜、隊長〜!!!」
バリバリバリバリ
ガガガガガガ〜