>>332
特別な何かというよりも、両方の技法をやっていると柔術の当身の技法には明らかに空手の技と質の違う物ががあるという事。
そういった技法は空手と比べるとより武器術との繋がりを強く感じる。
元々の古流柔術は投げや関節などの技が主体で当身は空手ほど威力を求めない流派も多いが、中には当身もそれなりに重視する流派もあり和道流にはそういった流派の技が入っている様だ。
そういった技法は身体の重さを体捌きを使って打ち込むので、攻防一体で身体の小さな人間でも大きな威力を出す事が出来るが、競技的な格闘を前提にはしていないのでいわゆるコンビネーションや格闘技的な近間での連打とは相性は悪い(やってやれない事はないが)

柔術の当身に限った話ではないが、私は競技的な技法も伝統的な技法もそこに優劣はないと考えている。
所詮技法は使う人間次第でしかないので一長一短でしかない。
ただ、成り立ちの前提が違う事での技法としての質の違いが確かにある。