>>18
あの動画は飽くまでも村瀬氏の技をわかりやすく説明する為の模範試合なので、相手の選手も本気で技を決めに行っておらず、
村瀬氏も手で押さえる事を主軸に技を繰り出しているが、
実際に手で押さえるのは、基本の使い方で最終的には手で抑えるのではなく、常に正中線の軌道にそって自分の技がで、
また構えもそこに両手を無意識に添えられるようになると一々、手を先に出す必要がなくなる。

正中線の軌道で技が出せるようになられば、最短の軌道で技が伸びるので少なくとも同程度の実力の相手ならば、先に当たるのは自分の突きになる。
また、その場合反応もしづらいので攻撃をフェイントに相手を撹乱などしやすくなる。
守りの点においても常に無意識に両手を正中線の軌道に配置出来るようにしておければ相手の攻撃には反応しやすくなる。

正中線を制すると言うのは、剣道では普通の一つではあるが、空手だと今一つイメージが付かない人間達も多いかと思うが、これを空手で意識して使えるようになれると稽古み重ねる事で、勘や反射やスピードだけに頼らない組手への入口となる。