詐欺師たちは、これについて誰かに聞かれたら
なにか言い訳の一つでも用意してそうだけど。
「厳周が軍人だった」って設定はあまり使いたくなかったんじゃないかな?
ミリタリー知識について聞かれても面倒だし。
聞かれたら答える覚悟はあったけどけど、あまり
ひけらかしたくない設定だったんじゃないかと思う。


推測だけど、そもそも最初は
厳周 = 三五郎って設定じゃ無かったんじゃないだろうか?

厳周は、最初から厳周であって。
あくまで柳生家の分派のひとつが、まだ新陰流を教えてるって体裁で。
(新陰流全体の宗家でも、尾張の本家でもなかったって設定)

その後、本物の三五郎が世間から音信不通になったとか
子供が無いまま、亡くなったとか。あるいはそれこそ、
名古屋空襲で三五郎と、その周りの人間が絶滅したとかして、
名乗れるチャンスが出て来たと推測。

厳周 = 三五郎ってのは、
身の回りでローカルに騙ってた可能性はあるけど
世間に大々的に言ったのは案外、正伝新陰流からだったりして。
(もしくは、皇宮警察に出向いてた頃か?)

まあ、ここらあくまで推測だけどね。