佐川先生が「武術は骨だけ、基本だけでは駄目だ」と
言ったのは江戸明治の密教で小坊主が入門して「これはそなたのような幼き者にも出来る行である。これは曼陀羅と申す。まずはこの掛け軸をみやれ」、これが出家僧の基礎ですが、基本が大切式日本流中武の理屈は
他の多くの行を学んで老僧になっても曼陀羅観相が基礎で、これを一日中やれば密教は出来ると言うようなものです。
そのような出家僧はいません。
武術だけが特別ではなくて、何でも同じです。
例えば日本料理で基礎なので、大根のかつら剥きだけやればいいと言うに等しいですね。大事な基礎の一つには違いはありませんが。
素材の選別から煮たり焼いたり炊いたり
盛り付けなども何でも出来なければ
お客はお金を払わない。
陶器の料理を盛る器の深い知識も必要。
これはかつら剥きとは別になります。
和菓子職人は茶道の知識もありますね。
武術に当てはめればわかると思いますが。