これはあくまでも俺個人の見解だが
確かに動画で見る掌打は「ペチペチ」だが、生で見る掌打はもっと迫力があるし、これなら本当に人を倒せるというのは判る。
が、だからといって拳より優れているというワケでも無い。
けっこう中途半端な技なんだ。
元々掌打は「素手の顔面攻撃」というきわめて限定された状況に特化した技術。理由は「拳を痛めないため」
拳を痛める心配が無い状況、例えば、グロ−ブを着けていたり、柔らかい胴を打つ場合には、わざわざ掌打を使う必要は無いし、
むしろ拳の方が優れている。
衝撃が浸透するだのというのは、いささか誇張した後付けの理屈でしかない。
が、この後付けの理屈が巧みな弁舌と相まって中二病的な男心をくすぐる魅力に溢れていたから、過大評価され、幻想を膨らませてしまったんだと思うよ。

ここからは想像でしかないが、世間に骨法を売り込み他流には無い独自性をアピ−ルするために掌打を推したら、計算以上にウケたために、拘り過ぎて
しまったんじゃないかな。