ディレクショナルスイープ(曲げるスイープ)ってのは45度ぐらいの角度でガシガシ擦りまくる訳だが、
通常のスイープ(熱で溶かす的な)とは違って、ガシガシ氷を削って溝を作り、
それによって石を動かしていくようなイメージのスイープなんだ

その昔、氷を削れるほどの強力なパッド(ブラシの先っぽの部分)が開発されて、
それによってスイープ革命(スイープで石の曲がり方を相当コントロールできる)ってのが起こったのだが、
「それはあきまへん」ということになって強力なパッドが禁止され、スイープ革命も終了した

しかし今の普通のパッドでもディレクショナルスイープは多少効果があって、
普通のスイープよりも石を曲げたり、曲がりを抑えたりできる
西室が使ってるあの方法は昔からちょこちょこ使ってる選手がいた
イメージとしては体重をのせまくってパワーで氷を削っていくイメージなのかもしれない

削るっていうよりもペブルを潰すイメージなのかも
だからもしかしたら何度も投げまくられたラインはペブル(氷のつぶつぶ)がそもそも潰れてるから、
あの押しつけるようなスイープでは効果が無く、普通にガシガシ擦りまくるスイープの方が効果があるのかもしれない
が、実際のところは不明

ちなみに「削る」って表現したが実際のところはこれまた不明
どういう物理現象でディレクショナルスイープが石を曲げてるのかは解明されてないんだw
今の普通のパッドでは氷を削るなんて基本無理だろうしな

そして余談だが、
なんでスイープすると石が滑って伸びていくのか?実際にどういう物理現象が起きているのか?もちゃんとは解明されてないんだw

一応「熱で溶かして」ってことになっているが、
「スイープによって生まれた氷の微細な粒子によって滑っていく※」のかもしれない、らしい

※木の丸太を巨石の下においてコロコロと動かしていくようなイメージ:ピラミッド建設的なアレ