トロント・メイプルリーフス
ベテランのHainseyは、時期的ににそろそろ調子を上げてくるキャリアがあるので 心配はないだろうが、ICING-MAN Riellyは、正直どうにもならないと 諦めるしかないのかと思うくらいプレーの質が悪い。 見どころは第1Pにゾーン・エンターしてきたPastrnakのショットを 阻止したくらいで、スティックを持たない方がいいプレーをするのではないか。 いちばん印象に残ったのは第3PでのPPチャンスで、Kadri、Mernerが素早い ワン・タッチでのパス回しでBOSのDFシフトを振り回しているのに、Riellyに パックがいくと、何を考えているのか無駄な小刻みドリブルでウロウロするばかりで ショット・チャンスへの展開が開けない状況になったことだ。 Mernerに至っては、ついにRiellyに背中を向けたまま、ワン・タッチで足元から パスを通したが、それでも、まだグズグズしてて、どうしようもなかった。 パック・クリアされた後にGardinerがいるシフトに代わり、ようやくMarleauが 2回のSOGを放っただけのPPで終わる。 攻守に相手を翻弄するリズムとスピード感があった前2試合とは比較にならない 鈍重な流れのプレーにイライラする原因のほとんどは、Riellyの頭の回転が遅い プレーにあるのは間違いない。 FW陣の若いタレントに依存したアシスト数は多いが、正直、数字ほどの貢献は していないのではないか。 1年目はPaul Rangerの補助的な役割をこなし、2年目からGardinerとペアを組んで、 途中まではGardinerを凌駕したか?と思わせるほどの成長を感じさせたが、 Carlyleの途中解雇、Horachekによるラン&ガン戦法でのDF放棄で連敗が続き、 低迷期に入ったチームと歩調を合わせるように、プレーの質が粗雑になっていったように見える。 「Babcockの就任で、やる気が出た」みたいなインタビューを見たことがあるが、結局 2年間のチーム低迷時に、何も新しいことを試みることもなく好き勝手なプレーを 続けたツケが今、回ってきているのだろうと思う。 FW陣の大幅な若返り、また2WAYホッケーにフィットしたKadriらが展開するスピードに ついていけず、一人でブレーキを掛け続けているのではないか。 何とか2WAYホッケーに対応しているGardinerはまだしも、Riellyは余りに慎重さが過ぎて 鉛の重石と化してしまっている。多角的に考え直さなければならない時期に入っているのでは。 2月は28日間で15試合を消化する苦しいスケジュール。 特に今季のリーグ最強のTBLと2試合、BOSと2試合、ANA、PIT、NSHという PO常連の強豪が続く。LEAFSにとってシーズン最大の山場だろう。 明日からの2週間、@PIT、@DETを経て、フロリダ遠征までの一週間を ずっとホームで調整できる地の利を生かしたい。 5日のANA戦を前にBorgmanがMARLIESに降格、代わりに ストレッチだったRoman Polakをスタメンに復活させた。 やはり2月の強行スケジュールを乗り切るためには、ベテランの経験が必要と踏んだのだろう。 現在のLEAFSロースターで、スタンレー・カップ・ファイナルに出場経験があるのは JVR(2009年 PHI時代)、Patrick Marleau(2016年 SJS時代)、Roman Polak(2016年 SJS時代) そしてRon Hainsey(2017年 PIT時代)の4人。優勝経験があるのはHainseyのみ。 スタメンに定着した15年ドラフト組のDermottは、今いちばん勢いがあり、安定度だけなら すでにRielly以上ではないだろうかと思える程の動きを見せている。 特にDFゾーン攻め込まれてる時にパックを持った時の判断力がいい。 自分で細かいパック・ドリブルで敵をかわして前進し、そのままの勢いでエジェクトするのではなく、 空いている味方に確実なショート・パスを出して、細かいパス繋ぎで敵を振り回しながら ブルーラインからエジェクトする流れは見ていて楽しい。視野の広さは間違いなくRiellyより上だと確信する。 パスを出す、自分でムーブする一瞬の判断力はもちろん、DFゾーンの狭いエリアでパックを持って 敵を素早くかわしていく動きは、LEAFSのDFでは久しく見なかったものだ。 この期待の若手D-MANに、ファイナル経験のあるPolak、Hainseyの経験を織り交ぜて 破壊力のあるFW陣にテンポよく繋いで行こうという意図だろう。 スピードが落ちただの、優秀な若手の出番を奪ってるだのの雑音が現地でもあるようだが、 Shanahan、Lamoriello、Babcockのホッケー観を考えれば、この時期のベテランの 起用は不思議でも何でもない。 キャリアの長いベテランは、個人差があっても、おおかた2月中旬から3月中旬にかけて 好調期に入るケースが多い。好調期の長さにも個人差はあるが、DFは経験があるに こしたことはない。Hollの大型さと右撃ち、Borgmanのチェック・パワーは惜しい気もするが 大事な時期にミスをして自信喪失されては困るという判断もあるだろう。 シーズン序盤のRosenと同じく、Borgmanも1ヶ月前くらいの試合で、バックスケーティング態勢で 回ってきたパックをファンブルし、敵にTAされ失点を食らった失敗がある。 その失敗をこの時期にやってもらっては、チームにも本人にも痛手という思慮があると思う。 加えてShanahan、Lamoriello、Babcockの3人は、全員が守備に重点を置くトランジション・ホッケー、 パスを繋いで相手にプレッシャーをかける、組織的なポゼッション・ホッケーを好むタイプだ。 旧ソ連の初代、代表監督だったAnatoli Tarasovの個人技に依存しない、組織的な集団ホッケーの 影響を強く受けている。 Tarasovの名言に「カナダのホッケーは、パックを持った選手が主役で、他の4人は脇役だ」 「我々のソ連ホッケーは、パックを持っていない4人が主役で、パック保持者が脇役である」 「つまり、カナダのように、パックを持たない4人が1人のパック保持者を頼るのではなく、 1人のパック保持者が、パックを持っていない4人の主役を頼るのである」 「ボビー・ハルは実に素晴らしい選手で、ハルと1対1で勝てるソ連選手はいない」 「だが、ボビー・ハル2人対ソ連選手2人なら、その差はかなり縮まる」 「そしてボビー・ハル5人対ソ連選手5人なら、我々が勝てる確率が高くなる」 Anatoli Tarasovがソ連代表監督時代に残した世界大会の実績を見れば、 近代化に乗り遅れたどころか近代化をずっと拒否してきたLEAFSが、Shana-Planによって カナディアン・オールド・スタイルから脱する段階の入り口に、やっと辿り着いたと言えるのではないか。 地元ACCでの勝利試合で聞こえるBGMが、どこかで聞いたことがあるとずっと思っていたが 最近ようやく、あのハチャメチャ・ホッケー映画、ポール・ニューマン主演「スラップ・ショット」の ED曲だと気づいた。 連敗続きで身売りどころか解散を噂される、経済も破綻した寂れた街に本拠地を置くチーフスが、 エンフォーサーでありながら得点力もある型破りなハンセン三兄弟の入団で 毎試合、大乱闘をしながら勝ち続け、アリーナも満員になるどころか遠征先に追っかけまで できる人気チームになる。 それでも地元ではスポンサーがなく、フロリダで新天地が開けると身売りに期待した矢先、 身売り話は単なる税金対策で、チームの解散は既定の事実と知らされる。 本拠地での最後の試合、最後くらいはクリーンに勝とうと、乱闘を封印して試合に臨んだが 今まで散々チーフスの乱闘に痛い目に遭ってきた対戦相手は、引退した乱闘要員や プロレスラー、元ボクサーらを臨時選手として雇い、最初から試合はやらず、乱闘一本に絞っていた。 試合は乱闘で一方的にやられ続け、それでもクリーンに勝負…ではなく、我慢の限界にきた ポール・ニューマン演じる監督権選手が、ハンセン三兄弟にゴー・サインを出し、 両チーム入り乱れた大乱闘が続く中、一人乱闘に反対していたエースFWが、別れた彼女との 復縁のお礼に氷上ストリップを始めて終わるという、ワケのわからないハチャメチャ映画だったが、 そのEDで流れるのがACCでの勝ち試合で流されるこの曲だ。 https://www.youtube.com/watch?v=kmllwI7BuR0 Maxine Nightingale/Right Back Where We Started From 現地のオールドLEAFSファンの好みに合わせてる最後の足掻きとも思えるが、 もうオールド・スクール・ホッケーからは卒業の時期だろう。 今日のOTT戦に撃ち勝って3連勝、今季33勝目を上げた。 2月は残り17日で9試合。単に机上の計算であれば1.8日に1試合という 割合なので、厳しいスケジュールなのは変わらない。 苦しいながらも、1月5日から17日@PIT前までの10日強を、地元でプレーできる 地の利を生かすことには成功しつつあるようだ。 次は12日TBL、14日CBJ、17、18日が@PIT、@DETの連戦。 再び地元に帰って20日FLA、22日NYI、24日BOS。 そして26、27日がフロリダ遠征でTBL、FLA相手の連戦である。 2月の残り9試合、何とかROWで4勝して37勝まで持っていきたい。 後の5試合は敗戦でもいいが、OTLが2試合あれば10Pts加算なので、 ATL地区での3位以内、POスポット圏内に残る可能性は高くなる。 3月は、31日間で12試合という緩やかなスケジュールになるので POを確定できれば、またMARLIESの若手を試運転できる機会は増えるだろう。 東カンファレンスは、ワイルド・カード・スポットの2枠が、MET地区の5チームで 争っている状況で、ATL地区の5チームはかなり遅れを取っている。 その中で上にいるFLAとの2試合は何とか1勝1敗、最低でも1敗1OTLで乗り切りたい。 また、今季、圧倒的な強さを誇るTBLとは、2月の2試合を含めて3試合も残っている。 1月2日の@TBLではVasilevskiyに完封され、0-2で敗戦。 Steven Stamkos(NHL10年目/現在55試合 21G 43A +18)、 Nikita Kucherov(NHL6年目/現在55試合 29G 40A +11)という、キャリア充分の リアル・ダイナミック・デュオUを中心とした攻撃力は、リーグ1位の得点力を誇り、 また守備も失点率6位の堅さである。若さでぶつかっていくしかない。 TSNの実況でMatthews-Nylanderの二人を、やたら「新ダイナミック・デュオ」と 持ち上げるのは何か違うと思っている。今季のTBLの強さを体感する方が 逆に若手の財産になると考えた方がいいのではないか。 昨年の新人シーズンから、ずっとBozak、JVRと組んできたMarnerが、 1月24日の@CHI戦からKadri、Marleauのラインに移動し、 ハッスル・ボーイのC・BrownがBozak、JVRと組んでいる。 また、同じ24日に復帰したDominic Mooreが、Komarov、Kapanenと4thラインを組み、 Martinがスクラッチに回るなど、FWラインに若干の手が加わったが、 これが当たったのか、以後、今日まで7勝1敗である。 特にMoore-Komarov-Kapanenは機動力のある守備型FWとして機能していて、 ここ一番の、相手に得点を許されない状況では頼りになる。 Kapanenは守りでのPPシフトでもSHGを決めるなど、Babcockから優秀な守備型FWという 賛辞を頂いていたが、現地ファンの側はKesselのトレード相手ということで、相変わらず Kapanenに30得点ウィンガーを夢見てるのが多いようだ。 WJCで優勝を決めたゴールデン・ゴールのイメージが強いせもあるが、Kapanenは あの大会でもフィンランドの4thライナーで、Laine-Aho-Puljujarviの強力ラインと違い 守備型に徹していた。NHLでの自分の役割を理解し始めているであろうKapanenに対し、 身の丈を越えた過剰な期待は重荷でしかないと思う。 またDFも、1月31日にZaitsevが復帰してから5勝1敗。Justin Hollが出場した2試合が 2試合連続完封だったが、DFの左右のバランスが良くなりパス回しが早くなったのかもしれない。 だが、MARLIESの若手登用より、今は現在のスタメンでプレーオフ・スポットを 勝ち取るのが最優先だろう。 一方で、スクラッチに回されたMartinから「ケガでもないのに出場できないのは納得できない」 という不満が出たり、またMatthews欠場時に穴を埋めていたJosh Leivoからも 「試合に出られないのであればトレードを希望する」という声が出るなどしているが、 彼らの主張はプロとして当然のもの。ファンからすれば選手層の厚さを喜ぶところだが、 現在のシフトで好調な以上、我慢してもらうしかない。 現在がシーズン一番の山場だと思っているが、とにかく主力選手の大ケガ、負傷がないのを 祈るのみ。2〜3日のケガであればスクラッチやMARLIESの主力にも出番が回ってくる。 まだ安定した地盤、地力のある強さを持たないチームなので、とにかく大ケガだけが怖い。 BernierのLAK戦での負傷、次の試合からReimerで5連敗、完治しないまま 復帰を早めたBernierで3連敗と都合8連敗。 最後の望みをかけた4月のBOS戦でもBernierが負傷。残り4試合をReimer、MacIntyreで全敗し、 POスポットから脱落した13/14シーズンの苦い記憶。 前年の対BOS、PO・1st-RD第7戦での逆転負けと並ぶトラウマである。 やりすぎ防犯パトロール、特定人物を尾行監視 2009年3月19日19時7分配信 ツカサネット新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090319-00000026-tsuka-soci この記事で問題になった通称やりすぎ防パトは、創価学会と警察署が引き起こしていたようです 掻い摘んで説明すると ・創価学会は、町内会や老人会、PTA、商店会等の住民組織に関し、学会員が役員になるよう積極的に働きかける運動を 90年代末から開始し、結果、多くの住民組織で役員が学会員という状況が生まれた ・防犯パトロールの担い手は地域の住民と住民組織で、防犯活動に関する会議や協議会には、住民組織の代表に役員が出席する為 防犯活動や防パトに、創価学会が間接的に影響力を行使可能となった ・防パトは住民が行う為、住民が不審者や要注意人物にでっち上げられるトラブルが起きていたが 創価学会はその緩さに目をつけ、住民組織を握っている状況を利用し、嫌がらせ対象者を不審者や要注意人物にでっち上げ 防パトに尾行や監視、付き纏いをさせるようになった ・防パトは地元警察署との緊密な連携により行われる為、創価学会は警察署幹部を懐柔して取り込んでしまい 不審者にでっち上げた住民への嫌がらせに署幹部を経由して警察署を加担させるようになった ・主に当該警察署勤務と考えられる創価学会員警察官を動かし、恐らく非番の日に、職権自体ないにもかかわらず 私服警官を偽装させて管轄内を歩いて回らせ、防犯協力をお願いしますと住民に協力を求めて回り 防犯とは名ばかりの、単なる嫌がらせを住民らに行わせた(防犯協力と称し依頼して回っていた警察官らの正体は恐らく所轄勤務の学会員警察官) ※これに加えて防犯要員が同様のお願いをして回る ・こうして防犯パトロールを悪用し、住民を欺いて嫌がらせをさせつつ、創価学会自体も会員らを動員し、組織的な嫌がらせを連動して行った つまり警察署に勤務する学会員警察官、警察署幹部、創価学会が通称やりすぎ防犯パトロールの黒幕 詳細は下記スレをご覧下さい やりすぎ防犯パトロールは創価学会と警察署の仕業だった https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/bouhan/1516500769/ 2月15日に、Nikita SoshnikovをSTLの2019年R4指名権と交換トレード。 2月上旬にケガから復帰し、MARLIESでは役者が一枚上と思わせる 鋭い動きを見せていたが(復帰5試合で2G 3A 5Pts、+5)、同い年(24歳)の Josh Leivoとの実力、ケガに対する体質の強弱を対比させてのトレードという 見方が多勢を占めてるようだ。 Matthewsをドラフト指名する約3ヶ月前のRSにおいて、Nylander、Hyman、 Kapanen、と共に4人同時にLEAFSに昇格し、4人同時に初出場したのが 2016年2月29日のTBL戦。 Nylander#39、Kapanen#37、Soshnikov#41という背番号の配置だった。 https://www.youtube.com/watch?v=u5T9wmjOw88 この中で誰がNHL初ゴールを上げるか?という期待の中で先陣を切ったのが Soshnikovだったので、現地ファンの思い入れも深く、惜しむ声、 STLでの成功を望む声などセンチメンタルな感情が溢れている。 https://www.youtube.com/watch?v=H5rvf5Qvdog 2016年3月2日@WSH Soshnikov NHL 1st Goal また、元々ドラフト外FAで獲得した選手だったので、豊作が期待される 2019年のドラフト指名権と交換できたのは大きいという、現実的な声も多い。 個人的にも異論を挟む余地はまったくなく、感傷と勘定が入り混じった思いが 共有されている。 SoshnikovをトレードしたことでMARLIESの枠が一つ空いたが、当面は Solar Bearsからの昇格もないようだ。そのくらいMARLIESのFWも充実している。 やはり24歳で、今季ドラフト外入団の新人Miro Aaltonen(FIN)がシーズン後半から AHLにフィットし、どんどんスタッツを上げている。 シーズン中盤から出場が増えてきたJerremy Bracco(US)も、スピードはないが 小回りの利く動きで、正確なパスを武器にアシストを量産している。 また昨年75試合で20G、27A、今季は46試合現在で23G、23AのAndreas Johnsson(SWE)は 既にNHLへの準備は整っていると言っていいだろう。 AHLでのスタッツがC・Brownと似ていること、Kapanenとのコンビネーションが完璧だったので 楽しみは多い。 また、Soshnikovの枠には、来季からYegor Korshkov(RUS)、Carl Grundstrom(SWE)という、 2016年ドラフトR2の、左撃ちFWコンビが入るという噂もある。 Shana-Plan発動後にドラフト指名したロシア選手は、OHLからのNikita Korostelevを除いて、 Yegor Korshkov、Vladimir Bobylev、Nikolai Chebykin、Vladislav Karaと、全て左撃ちの 大型FWを一貫して指名し続けている。 しかし、まだLEAFS傘下に入ったロシア人ドラフト選手がいないのは、ロシア・ホッケーに造詣が深い Lamoriello、Shanahanにとっては不本意だろう。 そして、これら若手の登用は、当然、ベテランの処遇とセットになるのが サラリー・キャップ制の宿命である。 今季で契約切れとなるBozak、JVR、Komarovの3人のうち、最低2人、 場合によっては全員がUFA市場に回ることになるだろう。また感傷的になってしまう。 そして彼らの浮いたサラリーを、今オフRFAとなるNylander、お試し3年契約の 2年が過ぎたMatthews、Marnerに回さなければならない。 昨オフ、やはり3-Year Entry-Level Contractの2年が経過したConnor McDavid(EDM)と Jack Eichel(BUF)が、共に18/19シーズンからの8年契約を締結し、McDavidは1,250万$、 Eichelは1,000万$が、来シーズンからのキャップ・ヒットとしてチームの選手人件費に掛かってくる。 もっともEDMは現時点で782万$、BUFも556万$のキャップ・スペースがあるので サラリー調整は難しくはないかもしれない。今季、成績不振に喘いでいる両チームだが ひとまず先を見越した準備はできているようだ。 しかし、現状でもキャップ・スペースが0のLEAFSは、どうやってサラリー・キャップと 選手の感情、勘定との折り合いをつけるのか、難しい課題を抱え込んでいる。 McDavid、Eichelという先例がある以上、Matthewsに彼ら以下の金額は提示しにくい。 また2年連続で好スタッツを上げているNazem Kadriの単年450万$(2021/2022まで)が 格安さを感じさせるようになると、口には出さずとも選手間の感情に微妙なものが 生じる可能性もある。 Lamoriello、Shanahanの最大の腕の見せ所は、今年のオフかもしれない。 LEAFSは、18日の@DETで苦しみながらも、この試合では不調だったMatthewsが Nylanderとの絶妙のコンビネーションで、残り31秒での決勝ゴールを上げ2連敗を阻止した。 その前日の@PITでOlli Maattaと交錯し、ボードとMaattaに頭部を挟まれるような形になって 途中退場したHymanも、二日連戦に出場してガッツを見せていた。 現在36勝20敗4OTLと、こちらの予想を超えるペースで勝利を重ねていて驚いている。 特に驚いているのがGardinerとRiellyの破綻が減った防衛ぶり。 ほんの2年前の>>でも垣間見える「オレがオレが」のプレーぶりが影を潜め チーム・プレーヤーに徹している。夢なら醒めないで欲しいものだ。 ほんの2年前の>>398-399 でも垣間見える「オレがオレが」のプレーぶりが影を潜め すごくおもしろいネットで稼げる情報とか 少しでも多くの方の役に立ちたいです グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』 A92F7 まずは訂正から。>>384 のスタンレー・ファイナル出場経験者にDominic Mooreを追加。 2014年にNYRの4thライナーとして、Brian Boyleと組んでLAKとのファイナルに出場している。 2月のハード・スケジュールも、フロリダ遠征の2試合を残すのみになったが ここまで10勝2敗。2月3日に完敗したBOSにも、面倒なMarchandの得点力に 振り回されながらも逆転勝ち。22日のNYI戦に続いて、2試合連続で先制された試合を 逆転勝ちに結び付けた。現時点で39勝。個人的に目星をつけていた37勝は既に越えている。 Wilson、Cralyle時代のシーズン最多勝利が38勝だったので、2月の時点で37勝なら上々、 3月の12試合で6勝できれば43勝、43勝ならプレーオフを逃すことはあるまいという 見積もりだったが、想像以上の好調さで逆に不安になってしまった。 案の定、Matthewsの肩の負傷という事態が起きてしまい、好事魔多しの展開。 NYI戦での第3P、Adam Pelechと競い合っていたMatthewsが、死角から入り込んできた Cal Clutterbuckと衝突し、PelechとClutterbuckに挟まれるような サンドイッチ・タックルを食らう形になり肩を痛めてしまった。 スコアは3-3の同点だったがそのまま退場し、OTにもSOにも戻ってこなかった。 次のBOS戦は欠場。FW陣は Hyman-Nylander-Marner JVR-Bozak-C・Brown Marleau-Kadri-Komarov Kapanen-Moore-Leivo のラインで臨んだ。 試合は前述の通り、Marchandに掻き回されたが、今までのLEAFSにはなかった 粘り強さを発揮して逆転勝ち。Hyman-Nylander-Marnerは全員が右撃ちだが、 パス能力とパック・コントロールに優れたNylanderとMarner、体幹の強さを武器にした ハードなブロックと、硬軟織り交ぜたパック捌きができるHymanと合わせて、 なかなかバランスの取れたラインになっていた。 他にもこの好調期に印象に残ったのが、14日CBJ戦でのDermottだ。 2-2の同点で迎えた第2Pの8分過ぎ、右サイドからパック・キープしながら BL中央を背にしてゴーリーに正対し、左に回り込んだRiellyにパス、Riellyから ゴール前方を横切ったMarleauをスクリーンに使い、一度、ゴール前に着いて、再び 右サイドに移動してフリーになったKadriに繋いでゴールしたシーン。 この後ベンチに戻ったDermottに対して、Babcockが背後から肩を叩き 「よくやった」と鼓舞していたシーンは良かった。 Dermottに対し、当初は機動力は大丈夫だろうが、実際にNHLで戦うとなると パック捌きやチェックはどうかと懸念していたが、試合を重ねる度に着実にアジャストしている。 敗戦したPIT戦では、185p102sの巨漢Ryan Reavesにきついチェックを食らいまくっていたが、 途中からHainseyに代えて、Roman PolakをコンビにつけてReavesに対処させた。 奇しくもPolak vs Reavesという、元STL同士の対戦を見られたのは楽しかった。 ペアリングの相手も当初はHainsey、次に試合中にZaitsevやRiellyで試した後、現在は 右撃ちのCarrick、Polakを一試合ごとに起用し、左右のバランスを重視しているようだ。 この若手D-MANの機動力とパス能力を生かす為に、右撃ちと組ませることで より精度を上げようとしているのかもしれない。 それからKapanenも、スピードで相手を翻弄するシーンが増えてきた。 まだパスに強弱をつけるまでの余裕はなさそうだが、スピードで敵を振り切る、または ストップ&ゴーで、敵二人を置き去りにするスケーティングも見せ始め、目が離せない。 エストニア出身でフィンランド代表でもあるKomarovが、リンクでもオフ・リンクでも Kapanenをフォローしているようで心強い限りだ。 そしてフロリダ遠征の前日である現地時間25日、MTLのセンターFW、Tomas Plekanec(35歳)と、 25歳のRH-DF、Kyle Baunをトレードで獲得。 見返りに今年のドラフト2巡と、Rinat Valiev(DF/22歳)、Kerby Rychel(22歳/C)という、 好調MARLIESの攻守の主力二人をMTLに譲渡した。 MTL一筋で今季14シーズン目を迎えたPlekanecは、年俸300万$でオフにはUFAとなる。 普通に受け取れば、Matthewsの肩が思わしくないということになる。 BOS戦に続いて、今日からのフロリダ連戦も欠場の見込みかもしれない。 3月3日の@WSHにおけるスタジアム・シリーズには間に合って欲しいが、このトレードは Matthewsの長期欠場、プレーオフに向けての調整を見据えていそうでもある。 また、LEAFS、MARLIESを通して、チェコ及び、スロバキアの選手が少ないので、 一時的ではあっても、CZE-SVKとのラインを強化する狙いもあるかもしれない。 実績は充分なのでMooreやMartin、あるいはKomarov、Kapanenとの組み合わせが考えられる。 当然、キャップ・ヒットが頂点に達し、スペースはゼロ。デッドラインまであと一日だが、 今季のチーム態勢は、二軍からの昇格だけになると見ている。 Kyle Baunは地元トロントの出身。ドラフト外FAでCHIと契約した選手なので 第二のJustin Hollを狙ったのかもしれない。 またドラフト2巡を手放したが、2年前にReimer、Polakが絡んだトレードで SJSの今年の2巡、3巡を獲得しているので心配はない。今年は昨年以上の不作年と評判なので 豊作が期待されている2019年ドラフトに向けての準備が、最優先している可能性がある。 Rinat ValievはSoshnikovに続くロシア選手の放出。今季はケガでAHLの開幕に間に合わず 復帰してからも目立たなかったが、2月に入って存在感を出してきた。 2014年ドラフトでNylanderに続いてチーム2番目に指名された選手。MTLでの成功を期待したい。 またKerby Rychelは、2013年CBJのドラフト1巡選手。KesselのPITへのトレードで獲得した Scott Harringtonを放出して獲得したセンターFWだったが、LEAFSでは出番がなく この2シーズン、ずっとMARLIESでプレーしていた。MTLで新たなチャンスを掴んで欲しい。 25日のSTL@NSHで、Nikita SoshnikovがSTLのジャージを着てデビュー。 背番号90を付け、Patrik Berglund、Alex SteenというSTLの主力であり、SWE代表でもある ベテラン二人とラインを組んだ。想像以上に高い評価で驚いている。 Alex Steenと、Polakとの交換トレードでSTLに移籍したCarl Gunnarssonは、今ではすっかり STLの主力に定着し、元LEAFSの面影はない。TORという巨大市場のプレッシャーから解放され 伸び伸びとプレーしているSWE人選手と同様、Soshnikovにも頑張って欲しいものだ。 まずは訂正。Kyle BaunはDFではなくFW。 2月28日からMARLIESの一員としてプレー開始。 移籍後4試合で11SOG、0G 0A -2。 Laval Rocketでのスタッツを見る限り、防衛型FWに見える。 MARLIESは3月10日、Providence Bruinsに4-3で勝ち、AHLで プレーオフ確定一番乗りを決めた。 今季のAHLは、同North地区のVAN二軍、Utica Cometsが序盤から独走していたが 年明けから徐々に失速。それまで2位に付けていたMARLIESが、LEAFSより一足早く 1月から調子を上げ、7連勝を含む8勝1敗で一気に追い抜いた。 DermottのLEAFS昇格と定着、2試合のみではあったがHollのLEAFSでの活躍などで 二軍の方も活発化しており、ハイライトだけでも楽しくなる。 唯一の気掛かりが、今季ドラフト外で契約したMiro Aaltonenの負傷だ。 https://www.pensionplanpuppets.com/toronto-marlies/2018/2/25/17049306/toronto-marlies-recap-loss-to-rochester-amerks-miro-aaltonen-injured 2月24日の、Rochester Americans(BUF二軍)との対戦で、昨年、一時TORに在籍していた Seth Griffithと交錯し、Griffithから力ずくでリンクに頭から叩きつけられ(記事ではGriffithが 殴っているという表現になっている)、脳震盪か首の負傷でそのまま退場。以来、欠場が続いている。 https://twitter.com/JeffVeillette/status/967538048069177345 2月に入ってからAHLにフィットしたのか、10試合で8G 7A +7の大活躍で、カルダー・カッププレーオフに向けて 楽しみにしていたのに残念だ。KapanenのLEAFS昇格後、Andreas Johnsson、Dymitro Timashovとのラインで 一気にブレイクしていたのだが。相手のSeth Griffithが出場停止となったという記事はないが、 なぜかこの試合を最後にGriffithも試合には出ていない。 RCHには、Nylanderの弟、Andrew MacWilliam、Stuart Percyという見知ったメンツがいたが、 実に後味の悪い試合だった。 Aaltonenの早期回復を祈りたい。 そしてLEAFSだが、2月のハード・スケジュールを5連勝、4連勝各1回ずつを含む 10勝2敗2OTLで切り抜けた。 2月28日から3日のインターバルを置いて臨んだスタジアム・シリーズは、数年前の ミシガン大学での吹雪、豪雪の時以上にリンクの状態が悪いように見えて 見てる側の方も集中力を欠いてしまった。 それから一日置いての@BUFでも、足が地に着いていないというか、見てるこちらも まだ頭がフワついているよう感じで、途中で視聴をやめる始末。 2月のスケジュールは選手スタッフはもちろん、ファンにもきつかったようで 負け試合でも大して荒れていなかった。 それから4日空けてのPIT戦で、ようやく心身共にリフレッシュできたのか、PIT相手に 2月17日敗戦の借りを返す猛攻で快勝。前のBUF戦におけるチャレンジが効いたのか、 ゴーリー・インターフェアでPITの得点が取り消しになったのが大きかった。 この試合に勝って05/06、06/07以来、11シーズンぶりとなる2年連続40勝を記録。 この2シーズンは、故Pat Quinn最終シーズン、Paul Maurice(現WPG)就任1年目の シーズンだったがどちらもプレーオフには出られなかった。Mats Sundinの晩年、 Domi、 Tuckerの衰え、Steen、Stajan、Wellwoodら若手への過剰期待による重圧、 ドラフト1位指名権の乱発トレードによる有望な若手不足など、最近までの低迷期に 入る前の最後の抵抗だったと言える。 2月終了時点での39勝など、五輪によるシーズン中断の有無を考慮しても、チーム史において 一度も例がなく、02/03年の36勝を抜くチーム記録らしい。 EXP6が加入して以降、他チームがとっくに実行していたホッケー近代化を、ようやく始めた、 やっと近代化のスタートラインに辿り着いたイメージである。 Matthewsの回復も近づき明るい話題が多いにも関わらず、現地メディアがしつこく プッシュしてくるのは「Lamoriello、今季限りでGM引退か?」という、下らない話題ばかり。 「TORのメディアは、LEAFSが負けることを望んでいる」と言い放ったLamorielloに対する嫌味だろうが まさに「LEAFSの最大の敵はTORメディア」だと再認識できる様相だ。 イギリスの音楽雑誌ライターの口の悪さは昔から有名らしいが、その原動力になっているのは 自分がミュージシャンになりたくてなれなかった怨念を、商才のあるミュージシャン相手にぶつけて 憂さ晴らしをしたがるモノだ、という意見を聞いたことがある。 LEAFS最大の敵であるTORメディアにも同じことが言えるのではないか。 ファンタジー・ホッケーでもやっていればいいものをと思うが、ファンの側にも 1月中旬の4連敗中に「Babcockをクビにしろ!」「あいつはいい選手に恵まれただけの奴」 などという悪口雑言が飛び交っていた。 いちいち相手にするのも面倒な相手だが、MLBの殿堂入り選手であるJoe Morganが かつてESPNの番組で 「自分は、現役時代は普通以上のいい選手だと思っていたし、HOU時代は周りもそう言ってくれた」 「だがCINに行ってSparkey Andersonと出会ってからは、単なるいい選手ではなく勝利者になれた」 「Andersonのことを、いい選手に恵まれただけと無責任に言い放つ連中も多かったが、大間違いだ」 「Andersonの元でプレーすることで並以下の選手は並になり、普通の選手はスターになり、 スター選手は勝利者になれる」 「選手の最大限の能力を引き出し、選手と指導者とのいい部分が交差する相乗効果で チームは強くなっていくもので、これは勝てる監督にしかできないことだ」 「いくら、いい選手が揃ったところで、並の監督ならマグレ勝ちしかできない」 旨のことを滔々としゃべってて、よく口が回るなぁと思ったと同時に、これが普遍的な勝者の姿だろうなと 思った次第である。指導者として、唯一のTriple Gold Medalistであり、WCH2016でも優勝した Mike Babcockが並のヘッド・コーチであるわけがない。 Jim Hiller、D.J.Smith、Andrew Brewer然りである。 3月5日の@BUFでは敗れはしたものの、久々に出場したMatt Martinが、Leo Komarov、 Tomas Plekanecと組んだ4thライナーとして出場し、Martin-Komarov間でLEAFSでは 久しく見ななったTic Tac Toe ゴールを見せてくれた。 Kapanenが昇格してからは、彼のお守り役みたいな役割も担っていたKomarovだが MartinやMooreら、ベテラン同士でのラインの方が、より才能を発揮しそうな感じがする。 またCarrickと交互に出場して体調万全のRoman Polakも、PIT戦において4-0とリードしていた 第2ピリオド終盤、Nylanderに激しいバック・チェックを放ったEvgeni Malkinに激しく掴みかかり、 さらにトラッシュ・トークか何かでMalkinを激高させたのか、双方掴み合いの末、 ダブル・ラフィング・マイナーを奪い、4on4に持ち込んだ。 この間、PITはCrosby、Kessel、Oleksiak、Schultz→Brassard、Guentzel、Letang、Dumoulin LEAFSはMarleau、Kadri、Hainsey、Rielly→Nylander、Marner、Dermott、Gardinerと シフト・チェンジしながら戦ったが、ペナルティ・ボックス内のMalkin-Polakの力関係からして 明らかにPITの方が損なイメージだった。 Roman Polakは、スタッツに現れなくともこういう駆け引きができる。 伸び盛りの若手が多いチームだが、シーズン終盤の追い込み時期にはベテランの力が必要。 いくらJustin Hollが、いいD-MANであっても、スーパー・スターのMalkin相手に、両者PB入りなんて 駆け引きは無理だと思う。 下手すれば自分だけがボックス入りで、PITにPPチャンスを与える可能性もあるのでは。 結局4-0のリードを保ったまま第2Pを終えたが、Malkinを自らと共にPBに引きずり込んだ Polakの働きは大きかったはずだ。仮に4-1で第3Pに突入すれば攻撃力の高いPITのこと、 一気呵成に攻め込んでくる勢いを止められたかどうかは怪しい。 またPolakは、DZ、特にネット周辺に攻め込まれている時に、巨体を生かしたボード際での抑え込みで 相手選手とパックを食い止めて敵の攻撃時間を潰すのも得意だ。これもキャリアからくるテクニックの一つで 若手がおいそれと身に着けられるものではない。@PITは、Hainseyのプレー時間も長く、また ペアリングの相手が変わりまくっても全くブレないプレーで安心感を与えてくれた。 若手ばかりではなく、ベテランの年季の入ったプレーに目を配るのも面白いチームに成長した。 メディアの運営ゴッコ記事など相手にする必要はないかもしれない。 2月以降、先制された試合を逆転して勝つ試合が多かったLEAFSだが、今日のDAL戦は 2-0と先制しながら、一時は2-4とされる苦しい試合になった。 NHLで最大の激戦区であり、強豪揃いのCEN地区においても手強い一角であるDAL相手に Andreas JohnssonをNHLデビューさせる思い切った手を打ってきた。 JohnssonはMARLIESで相性の良かったKapanenと両ウィングを形成し、移籍したベテランの Tomas Plekanecをセンターに配置した4thラインでNHLデビューを飾ることになった。 Plekanecにしても、既に自分の型を持っている中堅、ベテランよりは、まだNHL経験の浅い 若手と組んだ方が、今のLEAFSのポジションでは自分のペースと若手の後押しを期待できる、 と踏んでのシフト配置かもしれない。 Jamie Benn(28歳/188 cm-95 kg/NHL9年目)、Tyler Seguin(26歳/185 cm/91 kg/NHL8年目) Alexander Radulov(31歳/185 cm/91 kg/KHL8年、NHL4年目)という年季の入った大型FW、 DFにもSWE代表John Klingberg(25歳/188 cm/80 kg/NHL4年目)やベテランDan Hamhuisら スター選手を多く抱え、CHI、STL、NSH、MIN、WPG、今季復活したCOLらと凌ぎを削っている 強豪チーム相手でのデビューがきついのではと思ったが、早くにNHLの世界を体感させ、 来季から開幕ロースターに入れるかどうかの、素養を見極める狙いもあったのだろう。 このJohnssonの昇格に刺激を受けたのか、JVRの通算3回目のハット・トリックの活躍や 終盤のENアタックの猛攻で、残り秒でMarnerのゴールで同点に追いつき、OTに突入できた。 第2ピリオドにおけるAndersenの途中交代が心配だが、疲労の蓄積による一時的なものと思いたい。 リーグ・トップの被SOGの疲れが、長期欠場に繋がるケガにならなければいいのだが。 OTでMarnerのフッキングによるDALのPPチャンス2分間を、Komarov、Polak、Hainseyのベテラン3人で 死守した展開はシビれまくった。結果は、そのMarnerが3人目でSOを決めての勝ちだったが、 もっとも燃えたのがこの3人対DAL4人シフトでの攻防である。 ベテランの力を侮ってはいけないという思いを、新たにした現地ファンも多かったようだ。 途中出場のMcElhinneyが、3rd STARに選ばれたのも、よかった。 https://i.redd.it/5hijkxd32rl01.jpg BabcockからAndreas Johnssonへのメッセージらしい。 2年前にNylander、Hyman、Kapanen、Soshnikovが同時デビューした時と、ほぼ変わらない 「まずはガムシャラにプレーしろ、そうすれば徐々に自分のスタイルができてくる」という一貫した姿勢がある。 NHLの場に上がれるのは特別な者だけ、その誇りと自覚を持つように、という言い回しもあるが 同じ内容でも、並のヘッド・コーチから言われるのと、Babcockに言われるのとでは、重みは違うだろう。 >>425 残り16秒での同点ゴールは、Patrick Marleau、アシストにMarner、Gardiner。 >>426 Babcockのメッセージには、「Lamorielloが求めるものを発揮して、同時に今を楽しめ」という くだりもあるが、LEAFSのTripletsはShanahan-Lamoriello-Babcock体制であるという 確固とした姿勢が感じられる。 2シーズン連続でプレーオフを逃したとはいえ、その試合巧者ぶりと 25シーズン連続プレーオフ出場と言う輝かしい実績を前に、観戦中でも 畏怖の気持ちが出てしまうDETを相手に、Nylander、Matthewsの息の合った ダブル・フェイクからの同点スコア、そしてMarleauの技ありパスを受けて 決勝スコアを決めたKadriと、第3ピリオド後半は過去に見たことがない 粘り強いホッケーで逆転勝ち。 これでフランチャイズ・タイの45勝まで伸びた。 1967/68シーズンからEXP6が加入し、以後、徐々にチーム数が増加して リーグが拡大され、RSの試合数も70、74、76、78、80、84と増え続け、 最終的にNBAと同じく82試合で落ち着いたが、その間、スタンレー・ファイナルとは 全く無縁のシーズンを続けて52年目が過ぎようとしているLEAFS。 そこで、他のOriginal Sixの67/68〜のシーズン最多勝や、勝ち点数を 調べてみたが、途中で気持ちが萎えてしまうくらい、頑なに近代化を拒否し続けた オールド・ファン気質と、TORメディアに毒されたフランチャイズ体質を 見せつけられる思いになった。 【Boston Bruins】 ・シーズン最多勝利数 (1970/71) 57勝14敗 7T (70/71) ・シーズン最多勝ち点 (同季) 121 ・70/71から4年連続50勝以上。シーズン50勝以上7回。 ・勝ち点100以上、2017/18を含めて22回。2000/01以降で6回。 ・1970/71から1979/80まで勝ち点100以上9回。 ・直近の最多勝ち点 (2013/14) 54勝19敗 9OTL 勝ち点116 ・スタンレー出場9回、優勝3回。 【Detroit Red Wings】 ・シーズン最多勝利数 (1995/96) 62勝13敗 7T ※NHL記録 ・シーズン最多勝ち点(同年) 131 ・05/06から4年連続50勝以上。50勝以上6回。 ・99/00から12年連続勝ち点100以上、うち110点以上7回 ・勝ち点100点以上のシーズン17回。 ・直近の最多勝ち点 (2014/15) 43勝25敗14OTL 勝ち点100 ・スタンレー出場6回、優勝4回。 【Chicago Blackhawks】 ・シーズン最多勝利数 (2009/10) 52勝22敗 2OTL ・シーズン最多勝ち点 (同年) 112 ・50勝以上2回、勝ち点100以上13回、2008/09から100点以上7回 ・直近の最多勝ち点 (2016/17) 50勝23敗9OTL 勝ち点109 ・スタンレー出場6回、優勝3回 【New York Rangers】 ・シーズン最多勝利 (2014/15) 53勝22敗 7OTL ・シーズン最多勝ち点 (同年) 113 ・50勝以上4回、勝ち点100以上10回、14/15から3年連続、勝ち点100以上 ・直近の最多勝ち点 (2014/15) 113 ・スタンレー出場4回、優勝1回 【Montreal Canadiens】 ・シーズン最多勝利 (1976/77) 60勝8敗 12T ・シーズン最多勝ち点 (同年) 132 ・50勝以上6回、1974/75から4年連続50勝以上 ・勝ち点100以上18回、1974/75〜1981/82まで8年連続、勝ち点100点以上 ・2000年以降、勝ち点100以上、4回 ・直近の最多勝ち点 (2016/17) 47勝26敗 9OTL 勝ち点103 ・スタンレー出場11回、優勝10回 【Toronto Maple Leafs】 ・シーズン50勝以上 -無し- (1998/99) 45勝30敗 7T (1999/2000) 45勝27敗 7T 3OTL (2003-04) 45勝24敗 10T 3OTL (03/04) ・シーズン勝ち点100以上、3回 (1999/2000)45勝27敗 7T 3OTL 100 (2001/02)43勝25敗 10T 4OTL 100 (2003-04)45勝24敗 10T 3OTL 103 ・スタンレー出場 -無し- シーズン50勝以上を記録したチームは、EXP6加入以降の新設チームや WHAから移籍したEDMなど、数えるのも面倒なくらい多い。 いかに過去の遺産だけで商売してきたかの証明になってしまった。 今季は残り6試合、うちホームが4試合。 MET地区の激戦とFLAの追い込みで、未だPOは未確定だが 何となく一段落着いた気になったのは、負け慣れが慢性化してるせいだろう。 現地ファンには「勝ち方がつまらない」とまで言い出す奴までいる。 エンフォーサー気質を持っているMatt Martinの出場機会が減っているせいもあり、 乱闘がないことに不満を持っているようだ。 言い方は悪いが、こういうオールド気質のファンは切り捨てるくらいの覚悟も必要かもしれない。 勝つことの気苦労を知らない、知ろうともしないファンにまでサービスする事はない。 そのくらいの割り切りがなければ、プレーオフ常連の体力はつかないだろう。 負け犬/黒字商売の恒常化が目標であれば、Shanahanを招へいする必要はなかったが ここまで改善できた以上、後戻りをする必要はない。 2週間ほど前に、Shanahan本人からLamorielloの地位は不動だという公式発表がなされ やっとTORメディアは人事話題を封印した。 この先、リンク以上の強敵である堕落の元締め、地元メディアと地元ファンとの対決も 制していかなければならない。選手をいかにリンク上のプレーに集中できるかの環境作りが 永久の課題であり続けるだろう。才能のある選手がスポイルされることこそが最大の不幸。 それに比べれば、旧いファンの贅沢な要求など蹴散らして構わないはずだ。 Andreas JohnssonのNHL初ゴール、Matthewsの復帰後の活躍など、色々と嬉しい話題も 多かったにも関わらず、このどこよりも甘く厳しく、かつ堕落したフランチャイズの環境に 振り回されないように、という方に気持ちが行くのが、このチームの存在意義なのだろうか。 >>341 を訂正 【Chicago Blackhawks】 ・シーズン最多勝利数 (2009/10) 52勝22敗 2OTL→8OTL 3月28日に同地区、眼下の敵であるFLAを4-3で下し、フランチャイズ新記録の46勝目を上げた。 3-0のリードからJonathan Huberdeauの2得点、5年ぶりにKHLからFLAに復帰した Evgenii Dadonovのスコアで4-3まで詰め寄られたが、その前のJVRの35ゴール目で奪った 4点目がモノを言った。 ATL地区でLEAFSにいちばん接近していた相手に粘り勝ちしたのは大きい。 Aleksander Barkov(5年目)、Vincent Trocheck(4年目)、Jonathan Huberdeau(6年目) そしてロシアからNHLに復帰したEvgenii Dadonov(NHL2年目)という、スピードと得点力のある FWに加え、大型防衛型FWのNick Bjugstad(5年目、198p)、Mike Matheson(2年目、188p)という ドラフト生え抜きで構成されたトップ6FWを中心に、多彩な攻撃を繰り広げてくる。 DFにもベテランKeith Yandle(12年目)、4年目を迎えた新人王のAaron Ekblad(193p、右撃ち、 4年連続2桁ゴール)の攻撃型D-MAN、Alex Petrovic(4年目)、BUFから移籍して開花した Mark Pysyk(3年目)というトップ4DFも攻撃型、防衛型と役割分担がしっかりしており 攻守にバランスの取れたホッケーで、Shana-Plan以前のLEAFSでは、ほとんど勝てた記憶がない。 特にDFにDmitri Kulikov(現WPG)がいた時代は、試合中にリードを奪ったことも少なかった気がする。 そんなFLA相手に今季は2勝2OTLと善戦できたのは、単に攻撃力の上昇だけでなく トランジションの精度が試合を重ねるに従って上がっているからだろう。 そのくらい、細かいパック繋ぎで敵DFゾーンにプレッシャーをかけるシーンが増えてきた。 これからも同地区の強豪として立ちふさがってくる相手だけに、今季の勝ち越しを自信にして欲しい。 FLAは翌日に@OTTでOT負けを喫し、LEAFSは14シーズンぶりの2年連続PO進出を決めた。 Battle of OntarioのライバルOTTも、Matt Ducheneがチームに馴染む来季以降、必ず 復活してくるはずだ。 30日の@NYIも、Marnerとドラフト同期のMathew Barzal、Anthony Beauvillierという、 2015ドラフトの1巡指名コンビが順調に伸びてきて勢いがあるだけでなく、 John Tavares、Anders Lee、Jordan Eberle、Brock Nelson、Andrew Laddら 実績充分のFW陣、元CHIのNick Leddy、元BOSのJohnny Boychukというスタンレー優勝の 経験があるツワモノが揃っている。 今季は選手のケガが多く、現在MET地区最下位でPOスポットからも落ちたが、 本来はそんなチームではないはずだ。 この試合もBeauvillierに先制され、追いついては突き放されを3度繰り返し、JVRの 今季36ゴール目で勝ち越し。主将Tavaresの同点ゴールで追いつかれたが、最後はMatthewsが Nylander、Hymanのアシストを得て、残り時間4分を切った直後に決勝点を決めた。 Matthews、Zaitsev加入から2シーズン目、まだ粗さは残ってはいるが、トランジション・ホッケー、 全員攻撃、全員防衛の双方向性ホッケーが、細かな失敗はあっても、フォローの速さ、 素早いシフト体制の切り替えで、試合を重ねるごとに進化していると実感させてくれる。 チーム・プレーを徹底した上での個人技の発揮、経験を積み重ねた上での瞬時の判断力も 上がってきているようで心強い。 フランチャイズとしては未知の47勝、ホームでの27勝も新記録で、思った以上に 早い成長を見せてくれている。 DF陣には、まだ課題も多く、今季オフは来年、再来年に向けてのサラリー・キャップを 念頭に置いた選手の再構成もやらなければいけないが、上出来過ぎると思う。 このチーム状態に、相変わらず因縁づけのように文句を垂れてるのはTORメディア、 特に地元ファンにも忌み嫌われているPaul Romanukくらいだろう。 @NYIはMSG+で視聴していたが、実況では凄まじいRomanuk叩きが行われていて、 また何ヒネた発言でケチをつけたんだなと思った。 Babcockの就任直後にMike Babcatと言い始め、何かにつけて辛口でも毒舌でもない 嫌味で絡んでくるという評判の悪さが、30〜40代が中心のファン・フォーラムで目立つが、 恐らく50代以上のオールド・ファン向けのヴォイスだと思う。 クラッチ・シューターのチーム・キャプテンSundinと、キング・オブ・エンターテイメントの エンフォーサーTie Domiが、94/95〜05/06の12シーズンに渡って並列してLEAFSに君臨し、 試合に勝つだけでなく、Domiのファイトをメインとした魅せるホッケーを実践していただけに、 その時代に対する思い入れが深いファン層が多いのは理解できる。 だが、その結果は7回のプレーオフ出場、東カンファレンス決勝敗退2回で終わったという 見方だってできるだろう。更に言うなら、同じSWEのスーパー・スターで、Sundinより3つ年下の Peter Forsbergを二度のスタンレー王者に導いたColorado Avalanche、 Mats Sundinを一度もスタンレー・ファイナルに導けなかったLEAFSという言い方もできるのではないか。 現在のShanahan-Lamoriello-Babcock体制は「勝てなかった栄光の時代」からの脱却を図る 最後のチャンスだと思う。これだけ強化されたフロント陣でもダメなら、相変わらずカビとコケと 蜘蛛の巣の張った、Original Six時代の栄光を反芻し続けるしかない。 Expansion Draft considerationsって何て訳せばいいですか? プレーオフR1は、いきなり2連敗となったが、その機転となったのは 第1戦、第2ピリオドの残り38秒で決められたDavid Pastrnakのゴールだろう。 あれで1-2から1-3になったのみならず、BOSの若手エースPastrnakを完全に 乗せてしまい、第2戦ではハット・トリックを決められるなど手がつけられなくなった。 その原因は明白。Jake Gardinerの自陣ブルーラインでの棒立ちである。 位置的には敵方BOSベンチの近くで、味方のライン・チェンジを待っていたのだろうが 先にライン・チェンジを終えたBOSにチェイスされ、逃げ回った挙句にアイシング。 次の自陣FOスポットでのFOにも負け、速攻でPastrnakにゴールを決められてしまった。 ライン・チェンジを待つのはいいが、なぜBOSのベンチに近い位置で棒立ちしているのか、 なぜ、得意のパック・キャリーでBOSの選手を一人くらい引きつけながら、自分でパックを持って 上がるなり、ブルーラインへのエンター前後までにでフリーの味方を見つけるか、最悪、ダンプで 敵ゾーンにパックを撃ち込むとかしなかったのか、さっぱり分からない。 頭が空白になってたのか、自分の周りだけ時間でも止まってたんじゃないかと、心理テストでも 勧めたくなってくる酷い棒立ちだった。 ここ2年で対BOS戦7勝1敗の驕りがあったと言われても仕方がない。 2010年代の成績でいえば、圧倒的にBOSが格上であり、14シーズンぶりの2年連続プレーオフで 王者気分になっていた現地ファンの怒りと落胆ぶりにも、白けた気分になってしまう。 一方でBOSは、第1戦、第1ピリオドから積極的なフォアチェックでLEAFS勢に激しいヒットを繰り返し まず消耗戦に勝つという強い意気込みがあった。BOS側から見れば2年で1勝7敗という分の悪さを 払拭するには、まず強いヒットで敵を圧倒し続け、そこから攻守の形を作っていく作戦だったのかもしれない。 BOSは、Claude Julienヘッド・コーチの時代から、相手に「腸に響く」と言われるヘヴィ・チェックを武器にしているが 2011、2013にファイナル出場のロースターからDavid Krejci(183p/85s)、Patrice Bergeron(185 cm/88 kg) Brad Marchand(175p/82s)、Zdeno Chara(206p/113s)、Torey Krug(175 cm/84 kg)、そしてゴーリーの Tuukka Raskをコアとして確保し、後はその都度ドラフトで指名した選手の育成とトレード、適材適所のUFA獲得で チーム作りを続けているチームだが、コア以外には必ずヘヴィ・チェックができる選手を要所に配置していて、 コアの得点力を生かそうとする選手構成になっている。 ドラフト組ではJake DeBrusk(LW/183 cm/85 kg/2014年1巡14位)、Charlie McAvoy(DF/183 cm/94 kg/2016年1巡14位)らが 強いチェック・パワーを持っており、UFAで獲得した元STLキャプテンのDavid Backes(RW/191 cm/100 kg)のチェックも激しく強い。 第1戦からの、この激しいチェックにメンタルを乱したのが案の定、Nazem Kadriで、Tommy Winglesへのチャージングで 3試合の出場停止を食らった。その前にもRick Nashへのニーイングと取られても仕方のないプレーもあった。 相変わらずムラの多い、気分屋のメンタルが弱点なのは変わらない。同じく出場停止が多いBOSのMarchandのような 相手に嫌だと思わせるミーンさとは違う、単純な発火型なので困る。 https://www.nhl.com/video/kadri-suspended-three-games/t-277440360/c-59865403 第2戦でも、試合開始直後からのBOSの激しいフォアチェックに対抗できず、Andersenが孤立し第1ピリオド3失点で交代。 第2ピリオドになって、ようやく「点を取ることより相手のチェックに当たり負けするな」という方針に変わったのか、 Polak、Hyman、Komarovが強いチェックを返すようになったが、今度はKomarovがBOSのKevan Miller(188 cm/95 kg)に チェックに行ったところ、自分が負傷退場する羽目になってしまった。 BOSのチェックに当たり負けしていないのはMatthews、Marleau、Hyman、Polakくらいで、改めてスピードはあっても 小柄な選手が多いのだなと気づかされたシリーズになっている。レギュラー・シーズンで誤魔化せた弱点は、DFも含め プレーオフになると敵は徹底的に突いてくる。Kadri不在の第2戦は、MarnerがBOSのハード・チェックの標的になっていたが 第2ピリオドからのチェック返しで、何とか押し返すことができた。 流れ的には、Kadriの出場停止が終わる頃にはシリーズは終わっている可能性が高い。 第3戦でKomarovも欠場ともなれば、シーズン後半に干されたいたMatt Martin(191cm/100kg)が起用されるだろう。 もし出場すれば、Martinのチェック・パワーでBOSのフォア・チェックを潰し返すくらいの勢いを出さないといけない。 今のところ、それ以外に状況を打開する手段は見えない。 現地でもDFはGardiner、Riellyでは限界という声もチラホラ出るようになったが、遅過ぎるにも程があるのではないか。 NBCでは、恐らく、ドラフトの下準備中であろうShanahan相手に、スマホで情報交換をしているLamorielloの姿を 抜いていたが、「チームは強くなったから、もうLamorielloは用無し」報道を続けていたTORメディアが、この2試合の惨敗を どう報道(イチャモン)するのかも見ものだ。生贄にされるのはBabcockだろう。いつもの光景が繰り返される。 一方、MARLIESの方ではPierre Engvall(2014年/R7/188位)、Carl Grundstrom(2016年/R2/57位)という 二人のSWE人FWがAHLデビュー。 共に初出場でリバウンド・ゴールを決め、上々のデビューを飾った。 特にEngvallは191pの長身なので、小柄な選手が多いLEAFSには希少価値があるだろう。 まだAHLのスピードにも着いていけない部分も多いが、Andreas Johnssonが来期以降にLEAFSに定着できれば MARLIESで修業を積めるが、Engvallは来季もSHLでプレーする予定。 Grundstromの来季はまだ未定だが、184pの長身と今季のFrolunda HCでのスタッツから見て フロントからAHLでのプレーを勧められるかもしれないが、ドラフト指名選手は出来る限りハズレを少なくしなくてはいけない。 仮にNHLで通用せずとも、ヨーロッパとのコネクションを強固にし続けないとならない面もある。大事に育てて欲しいものだ。 この二人のSWE人FWが、AHLプレーオフでどんなプレーを見せてくれるのかが、新たな楽しみになりつつある。 >>448 を訂正。 Carl Grundstromは、昨シーズンのカルダー・カップ・プレーオフでAHLデビューしているので AHL公式戦にデビューの間違い。 2年連続プレーオフR1敗退も、シーズンの勝ち点、勝ち星はフランチャイズ記録を更新する 非常に実りのあるものになった。 若手FWにMatthews、Nylander、Marner、Kadriとトップ6FWのうち4人が決まったと言っていい。 後はMatthews、Nylander、Marnerの3-Years Contact Levelが終了する来オフまでに、 どの程度の金額でどのくらいの長期契約をするのかが焦点になる。 DFに関しては昨年からのZaitsev、今季からのDermottが、TOP4候補の一番手となるだろう。 Gardinerに関してはもう何も言えない。あの状況判断の悪さにはお手上げだ。 来年でUFAとなるので、新シーズンの展開によってデッドラインで放出するか、 そのままUFAでリリースかのどちらかだろう。 Riellyについても、500万$/年で6年契約を結んでいるが、果たしてそれ程の価値があるのか? という疑念は今でも変わらない。 慎重になり過ぎて、若手FWの勢いを殺すもったいぶったパック・キープ、かと思えば、無理に ロング・ストレッチ・パスを通そうとしてインターセプトという、Gardinerの二番煎じ的な プレーぶりには信頼が置けない。 だが、ここはフロントの判断を尊重して、契約年数、年俸に見合うキャリアを積んでくれればという 流しで行こうと思う。あの組織的な煽りも信用できないが。 一方のMARLIESには、2年連続でシーズン終盤、及びカルダー・カップ・プレーオフから参加してきた Carl Grundstromと、2014年ドラフト7巡188位で指名したPierre Engvallの両SWE、LH-Wingが 確実なリバウンド・ショットを拾って得点を重ねていて、またFW陣の楽しみが増えた。 特にEngvallは191cm/86kgの長身。Matthewsを除いて180p前後の小柄な若手FWが多いので この長身は魅力的。プレーぶりからして防衛型FWという感じだが、もう少し体つきが良くなれば 面白い存在になるかもしれない。 Bozak、JVR、Komarovとの再契約話が出ないので、若手FW陣にはチャンスが広がる。 Zach Hyman、C・Brownという、主役のサポートとは昨年、既に4年契約を結んでいるので さらに攻撃力の厚みを増して、攻撃の多彩さを追求することもできそうだ。 そして新シーズンばかりではなく、2〜3年先を見据えた若手DF陣の台頭もじっくり待ちたい。 Dermottの登場が序章になってくれればと願うばかりだ。 カルダー・カップ・プレーオフのND Semi-Final、Best of 5は、2連勝の後、 Utica CometsにReid Boucherがカムバックしたことで、攻撃力を増したUTIに 反撃の2連敗を喫し、2勝2敗のタイになった。 ここでNHL Play Offs R1を終えたLEAFSから、Andreas Johnssonと Travis Dermottが参加して第5戦に望み、4-0と完勝した。 https://www.youtube.com/watch?v=-rSOTE8i92g 先制点となったのは、Johnsson→Engvall→GrundstromのSWEトリオによる 流れだったが、起点となったのはDermottのパスだ。 まずBL中央付近からのロング・ショットで相手ゴールを脅かし、そのリバウンドを UTIがボードサイドに流してクリアしようとしたが、既にBLボード際に移動しており パックを捉えると、BL右サイドに移動していたJohnssonにパス、そこから 速攻でEngvall→Grundstromとつないで、UTIのカバーが追いつけない速さでスコア。 見事な流れだった。 記録上はJohnsson、Engvallにアシスト、GrundstromにPPGでDermottには何もついてないが、 敵側の動きを読み切ったDermottの貢献も大きかっただろう。 以後は、先の2試合で冴えなかったGarett Sparksが体を張ったセーブで1点差を死守。 第2ピリオド、カウンターの速攻からJohnsson→Miro Aaltonen→Johnsson→Grundstromと 繋いで2点目。Johnssonのスピード、Aaltonenの正確なパス後の相手への密着マークが噛み合い、 敵からのマークを外してゴール前に移動していたGrandstromへ正確なスピード・パスが通って2点目。 特筆すべきは3得点目となったDermottのフェイク・ショット・パス。 大袈裟な動きではなく、軽めのスラップ・ショットと見せ掛けてのJohnssonへのパスだったが これがまた正確にJohnssonのショット・ポイントに入り、スピードが乗ったショットになって 見事にネットに吸い込まれた。 PPに限らず、ライン・チェンジ時のDFは、バスケットのPGと同じで重要なパス起点の役割も こなさなければならない。Gardiner、Riellyはショット、パス、ムーブの全てがが直進的で、 力任せに状況を突破しようと謀る動きが多く、その辺が大いに不満のあったところだ。 AHLでのプレーだったとはいえ、Dermottがこのまま順調にNHLでキャリアを重ね、 NHLでも同じようなフェイク・ショット、フェイク・パス、バックハンド・ショット、 バックハンド・パスを武器に、豊富な若手FWと連携できるようになれば期待は広がってくる。 同期ドラフトのD-MAN、Andrew Nielsenにも大きな刺激になっているはずだ。 Shana-Plan以降のMARLIESの充実さは目を見張るもので、二軍の充実が続けば、 LEAFSへの選手供給が豊富になり、トレード、UFAロスト、UFA補強も動きやすくなるだろう。 次の相手は、ここ数年ほぼ互角に戦ってるTBL二軍のSyracuse Crunch。 NYIからMichel Grabnerを獲得する為に放出した4選手のうちの一人である Carter Verhaeghe(TOR 13年 3巡 82位)が、廻り回って現在TBL二軍で頭角を現している。 そして現地時間の5月1日、Lou LamorielloのGM退任、4年契約での上級コンサルタント就任が発表された。 NJDにドラフト3巡指名権をトレードして獲得したLamorielloは、当初からGMは3年、以後は Team Managementに移動するという契約だったようだが、プレーオフ期間中での退任報道の混乱を 収める為に、来季もGMという公式発表をShanahanが行ったようだ。 現在、コーチング・スタッフにも1995年、NJDで気鋭のGMだったLamorielloの下で、Devilsをスタンレー王者に 導いた時のヘッド・コーチだったJacques LemaireがSpecial Assignment Coachとして働いているが、 LamorielloもGM退任後はTeam Managementで同じようなポジションになるのだろう。 現在、Brian Burkeの前のGMだったCliff Fletcherがシニア・アドバイザーとして登録されているが 地位的にはFletcherより上になると思われる。旧ソ連時代からあるLamorielloのロシア・コネクションは 今でもロシア選手ドラフトの大きな武器になっているようで、これを手放す手はない。 新GMはKyle DubasかMark Hunterか、それとも暫定的な新GMを探すのか、現在は情報が錯綜しているので 詳細はいずれ分かるだろう。 Lou LamorielloがGMだった3シーズンで、リーグ30位→16位→7位と着実にステップ・アップした。 彼を譲ってくれたNJDにも感謝すべきだろう。Shanahan-Lamoriello-BabcockのTRIPLETS経営から Shanahan-()-Babcockの暫定体制となるが、プロの経営者、プロのGMも自前で育成する段階に 入ったとも言える。今後も引き続き見守っていきたい。 また、同日、SWEのセンターFW、Par Lindholmのドラフト外でのLEAFS入団が決まったと スウェーデン・メディアが報じた。 http://www.hockeysverige.se/2018/04/30/par-lindholm-valjer-toronto-maple-leafs/ 現在、MARLIESで存在感を発揮しているAndreas Johnssonは13年の指名後SHL1部で3年 Carl Grundstromは16年指名後SHL1部で2年、Pierre Engvall14年の指名後、 ジュニア1年、2部で3年そして今季からSHL1部でキャリアを積んできたSWEトリオだが、 Par LindholmはSHL1部で4年のキャリアを積んだ26歳。 http://www.eliteprospects.com/player.php?player=13091 フィンランド・リーグでキャリアを積み、今季LEAFSと契約、AHLで後半から実力を発揮している Miro Aaltonenとサイズやキャリアの流れ、スタッツが似ている。 年齢が26歳なので少し遅い気もするが、今季ドラフト外入団のBorgmanがNHLでそれなりのスタッツを残し Aaltonenには次期Komarovの期待もできそうなど、質の高い選手が入ってきているので、 ヨーロッパ担当スカウトの眼力とコネクションには今後も期待が持てる。どんな選手なのか楽しみだ。 追記 Par Lindholmは今年2月の冬季五輪、男子ホッケーにもSWE代表として参加し、4試合で1Gを記録している。 MARLIESは、Utica Cometsと2勝2敗のタイで迎えた第5戦に、SC PO 1Rを終えたLEAFSから Andreas JohnssonとTravis Dermottが参加して勝って以降、ND FinalでSyracuse Crunchを、 EC FinalでLehigh Valley Phantomsを、2ラウンド連続でスウィープで下し、破竹のプレーオフ9連勝を記録。 2011/2012以来のCalder Cup FINALに進出した。対戦相手はDallas Stars二軍のTexas Starsである。 11/12のHCはDallas Eakinsで、この時はTBL二軍だったNorfolk Admiralsに0勝4敗の ストレート負けを喫している。現在、TBLのHCであるJon CooperがNorfolkのHCだった。 Admiralsは翌年からAnaheim Ducksの二軍となり、2015年まで継続した後、 ECHLでANA、EDMの三軍だったBakersfield Condorsの後を継いだ新生Admiralsとなり 現在ECHL、EC、South地区に所属。ANAの二軍は新たにSan Diego Gullsが創設された。 Admiralsは、2017年にNashiville Predatorsの三軍アフェリエイトとして提携したが、 19試合後に提携を解消。現在はNHL、AHLのどことも提携していない。 また、Jon CooperはAHL優勝した翌年、新たにTBL二軍アフェリエイトとなったSyracuse Crunchの 監督として、引き続きTBL二軍監督を1年務めた後、2013/14からGuy Boucher(現OTT)の後を継いで 正式にTBLHCに就任。就任2年目にTBLをチーム二度目のスタンレー・カップ・ファイナルに導いている。 2011/12のNorfolk Admiralsロースター。 http://www.hockeydb.com/ihdb/stats/leagues/seasons/teams/0023882012.html Tyler Johnson、Ondrej Palat、Dustin Tokarski、Mark Barberio、Cory Conacherなどが見覚えのある名前。 特にTyler Johnson、Ondrej Palatは現在のTBLでも主力だ。 LEAFSファンから見ればTrevor Smith、Richard Panik、Michael Kostkaが懐かしい。 2011/12のMARLIESロースター。 http://www.hockeydb.com/ihdb/stats/leagues/seasons/teams/0039912012.html Nazem Kadriが一、二軍エレベーターだった時代だが、Kadri以外は突出した選手は見当たらない。 CGYで一時、開花しかけたJoe Colborne以外はMatt Frattin、Korbinian Holzer、Ben Scrivensと NHLに定着できなかったメンツが目立つ。 HCだったEakinsは、EDMで監督失敗の後、現在はANA二軍San Diego Gullsの監督を務めている。 Texas Stars相手のCalder Cup FINALは、第1戦は撃ち合いを制して6-5の勝利。これで10連勝。 第2戦は自慢の攻撃陣が抑えられ1-2で敗戦、プレーオフ連勝は10で止まった。 第3戦は第2戦のお返しで2-1で勝利。防衛戦でも引けを取らない試合ができることを証明した。 FW陣は、1st LineのAndreas Johnsson-Miro Aaltonen-Carl Grundstromの出来が素晴らしく ツボに入ったら止まらないハイパー・オフェンスを展開する。 Johnssonの来季はNHLフルシーズン出場の期待がかかる。Aaltonen、Grundstromも シーズン終盤でのLEAFS入りが期待できる逸材。AaltonenはRFAなので再契約が必要。 2nd LineのDymtro Timashov-Chris Mueller-Ben Simthは、ベテラン二人が若いTimashovを 上手くリードし、攻守に素早く対応する2-WAY Hockeyを展開する。 Ben Simthは、シーズン終了後、ドイツ・リーグへの移籍が決まっているようだ。 3rd LineのPierre Engvall-Frederich Gauthier-Colin Greeningは、Gauthierの巨体、Greeningのキャリアで Engvallにチャンスを回す流れがメインになるが、Engvallの防衛力もかなりのものと見受ける。 4th LineのMason Marchment-Adam Brooks-Trevor Mooreは、ドラフト指名組のBrooksに ドラフト外FAのMarchment、Mooreが絡む苦労人ラインという感じだ。 BrooksもアマチュアのWHL時代とは違い、AHLとはいえプロの洗礼に苦しむシーズンが続いてるだけに ますます苦労人カラーが強くなる。Trevor Mooreに第二のTyler Bozakを期待する現地の声もあるようだ。 DFの方は、ファイナルに入っても第1戦から第4戦までは Justin Holl(右)-Martin Marincin(左) Vincent LoVerde(右)-Calle Rosen(左) Timothy Liljegren(右)-Travis Dermott(左) のペアリングで不動だったが、NHL〜AHLプレーオフと出ずっぱりのDermottに疲れが出たのか TEXに研究されたのか、バック・パスをTAされてからの失点で第4戦を落とした後の 第5戦に欠場。それまでファイナルでは出番がなかったAndrew Nielsen(左)が Vincent LoVerde(右)と組み、Timothy Liljegren(右)-Calle Rosen(左)のSWEコンビが ペアリングを組み、Rosenの2ゴール、Johnsson、GrundstromというSWE勢の活躍で 6-2と大勝、王手を掛けて地元リコー・コロシアムで第6戦を迎えた。 第6戦では再び、第4戦までのDFペアに戻し、NielsenはNot Dressedだったが 先制された後のGrundstromのゴール右下へのプッシュ・ショットをTEXのゴーリー、 Mike McKenna(35歳)にセーブされて流れを掴めないまま、Rosenのゴールも実らず 2-5の大敗を喫した。 明日の第7戦で、2017/18LEAFS組織の全日程が終了する。 第1戦から勝ち負けの繰り返しで連勝、連敗がないが、選手の疲労はピークを越えている。 どんな結果になっても、将来に向けて手応えのあるシーズンになったのは疑う余地はない。 Lamorielloの退団、ISLES行き、Mark HunterアシスタントGMの退団、Kyle Dubas(31歳)の新GM就任、 アシスタントGMにBrandon Pridham(44歳)とLaurence Gilman(53歳)が登用と、 フロントに大きな動きがあったが、全てはCCF第7戦が終了してからにしたい。 LEAFS新GMのKyle Dubas、LEAFSのMike Babcockヘッド・コーチも観戦に訪れたCCF第7戦は、 前半の10分をTEXの猛攻に圧されたが、ポスト直撃やSparksの堅守で耐え、第1P前半過ぎから反撃開始。 BLを割りそうなパックをピックしたAaltonenのパスから、Johnsson-Grundstromの連携で繋ぎ、 Johnssonが先制ゴール。 以後、「ピリオド終盤に失点をしない=ピリオド終盤に得点を取る」流れを実践して 主導権を握り、終始リードを保ったまま試合を支配。4勝3敗で初のCuder Cup Final王者に輝いた。 第1P残り17秒で決まったMoor、Mueller、Marchmentによる2点目が大きかった。 Sheldon Keefeヘッドによる、第2C、第4Cのチェンジが功を奏したかもしれない。 レフリングの酷さ、一定しないファウル基準で、かなりグダグダな試合内容だったが、両チームに 酷い判定が公平に多発していたので、条件は五分五分だったと言えるだろう。 LEAFSの二軍が優勝したのは、1981/82シーズンに、Chicago Black Hawksとの二軍共同アフィリエイトだった New Brunswick Hawksが、Binghamton Whalers(Washington Capitals、Hartford Whalers共同二軍)を 4勝1敗で倒して以来のこと。LEAFSの単独二軍アフィリエイトとしてはチーム史上初の出来事である。 MVPにはAHLプレーオフ16試合で10G、14A、24Pts、+24のAndreas Johnssonが選ばれた。 JohnssonはLEAFSでも、R1でBOSを相手に6試合1G、1Aを上げているので もう新シーズンの戦力として充分に計算に入るレベルまで来たと言っていい。 2013年7巡202位の下位指名選手が、ここまで飛躍してくれるのは嬉しいものだ。 Johnssonは23歳のLHウィンガー。LEAFSの若手はRH-FWが多いので、その点でも貴重な選手。 WPGのNikolaj Ehlersを一回り小さくしたようなサイズだが、スピードを生かして相手を翻弄し、 リバウンドを確実に仕留める技術が似ていると思う。RFAなので、早めに契約したい選手。 2000年以降のAHL Play OffのMVPで、現在NHLで名が知られているのはCarey Price(MTL)や Michal Neuvirth(当時WSH)などゴーリー勢が目立つ。FWであればTomas Tatar(当時DET)が出世頭か。 昨年のTyler Bertuzzi(DET)が、今季は一、二軍を往復しながら少しずつ成長しているようだが、 チームの低迷と歩調を合わせてか目立たない。AHL時代はKapanenへの乱闘仕掛けの件でイメージは悪いが。 Johnssonにはぜひとも、Tomas Tatarのような優れたスコアラーに成長して欲しい。 Dermottは上体のケガで第7戦を欠場し、第5戦に続いてNielsenが出場した。 第5戦のペアはLoVerdeだったが、第7戦はTimothy Liljegrenと組んだ。 やはりDFは左右のバランスがいい方が、対応はしやすいのだろう。 現在、RH-DFで20代の主力と言えるのはNikita Zaitsevくらいで、後に続く若いRH-DFとしては 5月17日に正式に獲得が決まったIgor Ozhiganovが候補となるくらい。 3years contuct levelで契約し、1年が経過したTimothy Liljegrenは、さらに1年契約を延長し 再びAHLでの修行期間に入るので、来年の戦力とは考えられない。 Ozhiganovも年齢制限(25歳)による1年契約なので、NHLでの結果次第で新契約という 16/17のZaitsevと同じ流れになる。 昨年に続いてUFAとなったRoman Polakとの再契約が、昨オフと同じ流れであるのか UFA市場で多少高額となっても主力級のRH-DFの獲得を目指すのかは今のところ不明。 まずは左右に関係なく、NHLに近い若手DFの成長が優先順位となるだろう。 Dermott、Nielsen、Rosen、Borgmanの4人のLH-DFによるLEAFSでのポジション争いが まずDF整備の焦点になるだろう。 個人的には、Travis Dermott(21歳/NHL37試合、AHL87試合/PO:NHL7試合、AHL26試合)と Calle Rosen(24歳/NHL4試合、AHL62試合/PO:NHL0試合、AHL16試合)が、まず第一の競争ペアだと思う。 183cm-94kgのDermott、185cm-88kgのRosenと、サイズ的にはほぼ互角。 プレーもPP攻撃時にはパック・ムーブの拠点となり、機動性、フェイク・ショット、フェイク・パスに優れ、 常に相手の先を読み、裏をかける、プレー選択の幅が広いDermott。 同じく機動性に優れ、PP攻撃時にはパスだけでなく自ら前進して相手を引きつけて味方にパスを出す、 または自らショットに行って得点を上げるRosenと、二人とも甲乙つけがたいプレー内容を見せる。 NHLerとしてのキャリアで先行しているDermottだが、Rosenの巻き返しによって、いつ逆転するか 分からない競争が、8月から表に出てくるはずだ。 そして、Andreas Borgman(22歳/183cm-96kg)とAndrew Nielsen(21歳/191cm-94s)が、第二の競争ペアだろう。 Borgman(NHL48試合、AHL25試合/PO:AHL2試合)、Nielsen(NHL0試合、AHL144試合/PO:AHL19試合)。 サイズはNielsenが上だが、チェック・パワーはBorgmanの方に分がある。NHLでもチェックにきた相手を 逆に吹っ飛ばすシーンも何度もあり、フィジカル的には既にBorgmanはNHLレベルだ。 ゴール裏からのロング・ストレッチ・パスも、NHLで何度も決めており、後はキャリアを積んで細かいプレー、 細かいパック捌き、安定したバック・スケーティングの習得と、課題がはっきりしている。 一方のNielsenだが、出場したファイナル第5戦、第7戦はいずれもチームが完勝。プレー的には目立たなかったが 自陣に攻め込まれた時は、相手のパック・キャリーを上手くボード際に押し込んで 背後から固めて身動きできない状態で、パックを簡単に外に出させないシーンを何度か見かけた。 AHL1年目の昨シーズンはWHLの延長で、リーチを生かしたヘヴィ・ショットによる得点も多く(シーズン14G) 攻撃的DFとしての片鱗を見せたが、AHL2年目の17/18は、守備に重点をおいたプレーに徹底したようだ。 Shanahan→Dubas→Sheldon Keefeヘッド・コーチと連携された指導だろう。 4人の中では、実戦的にDermott、Borgmanがリードしており、Rosenが3番手につく。 Nielsenは4人の中でいちばん出遅れているが、まだ焦る必要はない。 AHLでの実戦を積み続ければ、必ず道は開けると思う。 Shana-Planが開始して3シーズンが経過。FW、攻撃陣の骨格、肉付け、態勢は整いつつある。 次は5年契約の3年目に入るAndersenが健在のうちに、どの程度DFの整備ができるかだが これも安易なUFAに頼らずとも、自前の生え抜き選手で作っていける流れになっている。 後はシーズンの流れによって、臨時助っ人をデッドラインで取るかどうか、その時々の流れに 任せるようになっていくだろう。 今季でRFAとなるNylander、Johnsson、Gauthierの確保、来季オフにRFAとなるMatthews、Marnerの 確保に向けて、UFA市場からの安易な長期契約は避けなければならない。 今年も今年で2年前のSteven Stamkosの時と同じく、地元オンタリオ出身のJohn Tavares祭りで踊ってる 軽薄な現地ファンが多いが、着実に確かなチーム力が身に付いている今、何が最優先なのかは、 全て新GMのKyle Dubasが責任を負うことになる。Dubasの仕事ぶりにも注目だ。 Dubasを支えるアシスタントGMも、Laurence Gilman は選手の人事、選手開発部門を担当、 同時にMARLIESの新GMを担当する。 もう一人のアシスタントGM、Brandon Pridhamは給与キャップの分析、契約交渉、チームの 団体交渉協定を支援する役割を行うようだが、これは昨シーズンから既に開始しているようだ。 MARLIESヘッドコーチのSheldon Keefeは、OHLのSault Ste. Marie GreyhoundsのGMだった Kyle Dubasに発掘され、CJHLからCCHLを経てメジャー・ジュニアの監督となった。 Dubas、Keefe共にShana-Planの発展を請け負う人材としての役割りが回ってきたようだ。 この若いフロントマン、若い二軍監督の下で、二軍の土台はしっかりと固まりつつある。 その結果がMARLIESの優勝で結実した。 この結果を経て新シーズンのLEAFSを引き続き見守っていきたい。 CFLアルゴノーツ…大逆転でグレイカップ優勝 MLSトロントFC…悲願のMLSプレーオフ初優勝 メープルリーフス…好調もプレーオフ1回戦敗退 ブルージェイズ…抑えのオズナDVで75試合出場停止 トロントの確変シーズンが終わった… Kyle Dubasが新GMに就任した5/11以降のTransitionを列挙。 5/17 Pierre Engvall (LW/2014年 R7 188位/22歳)と2年契約 Jesper Lindgren (RH-DF/2015年 R5 95位/21歳)と3年契約 Par Lindholm (C LH/FA/26歳)と1年契約 Igor Ozhiganov (RH-DF/CSKA-KHL/25歳)と1年契約 5/29 Kasimir Kaskisuo (G)と2年、2WAY Contactで契約 5/31 Nicolas Mattinen (RH-DF/2016年 R6 179位/20歳)との契約を見送り 6/8 2014年 R6 158位で指名していたNolan Vesey(LW/23歳/Jimmy Veseyの弟)を EDMにトレード、EDMの2020年ドラフト R7を獲得 6/13 三軍アフィリエイトだったOrland Solar Bearsとの提携を解消 新たに、カナダ、ニューファンドランド&ラブラドール州、セントジョンズ市を フランチャイズとしてNewfoundland Growlersを創設、18/19からECHLで活動開始 6/17 Newfoundland Growlersのヘッド・コーチに、元SJS、NJDで活躍した Ryane Cloweを起用 6/18 Matt Bradley、Brady Ferguson、Josh Kestner、Derian Plouffe、Scott Pooleyと AHLレベルで契約 6/20 Connor Carrick (DF)、Calvin Pickard (G)と1年契約 6/21 Miro AaltonenがKHL復帰 6/22 2018ドラフトにおいて、R1、25位をSTLにトレードし、STLのR1、R2を獲得 Rasmus Sandin(LH-DF)以下、9名を指名 6/25 RFAのMiro Aaltonen、Frederik Gauthier、Justin Holl、Andreas Johnsson、 William Nylander、UFAのMartin Marincin.と再契約の意向を発表、交渉期限は9月一杯の見込み 6/26 8月のDevelopment Campのロースターを発表、2018年ドラフトの上位指名8名を含み ドラフト指名組17名、他29名(内、AHL、ECHL契約者5名)の、計46選手が参加予定 7/1 契約切れのJoffrey LupulをUFAに、Tim Gleasonとの契約をバイアウト UFAのRoman Polak→DAL、Tyler Bozak→STL、JVR→PHI、Tomas Plekanec→MTL、 Leo Komarov→NYIへ移籍 NYIのUFA、John Tavaresと7年7700万ドルで契約 元VAN、LAK二軍のJordan Subban (RH-DF 23歳)と契約 NHL5チームを渡り歩いたAdam Cracknell(RH-FW/32歳)、Josh Jooris(RH-FW/27歳)と契約 UFAのMartin Marincinと再契約 1995年に始まったNHLフリー・エージェント制において、ドラフト第1巡第1位指名の選手が UFAとして前所属のチームを離れたのはTavaresが初ということらしい。 地元オンタリオ出身のLEAFSファンという背景もあって、現地はTavaresフィーバーに浮かれているが キャップの圧迫、Matthews、Nylander、Marnerら、若いタレントを差し置いての地元熱で、 チームに不協和音が起きないか心配である。 が、その懸念を横に置いてTavaresを含めたFWラインを見ると、メンツだけならPIT、WAS、TBLという プレーオフ常連なだけではないワン・ランク上のチームに対し、一見、名前負けするFWではなくなったように感じる。 一方で弱体DFはIgor Ozhiganovの加入があってもまだ不明。 Tavaresと他のラインメートの連携も、シーズンが始まらないとわからないので 現状は何とも言えない。 TavaresはMarner、HymanとのラインがBabcockの口から語られ、Hymanが移動した 1stラインは、Marleau-Matthews-Nylanderで再編するだの、色々と話が喧しい。 もう少しフィーバーが落ち着いてから再見といったところ。 個人的には新シーズンからMARLIESで始動する、スウェーデンの若手FW陣に期待。 Pierre Engvallは新シーズンもHV71と思っていたが、MARLIESの可能性もあるとのこと。 Zaitsevに続くロシアンRH-DF、OzhiganovのNHLへのフィットの可能性、フィットした場合の契約状況など 上手く行っても行かなくてもバタバタしそうだ。 まだ現地ではTavares Feaverが続いているが、Player Transitionは継続中。 7/4 https://twitter.com/TheTorontoSun/status/1014155080248057856 MARLIESがAHLレベル契約でFW5人、DF2人と契約。 7/4 Matt Martinを古巣NYIにトレード。23歳のゴーリー、Eamon McAdamを獲得。 https://www.tsn.ca/leafs-ship-martin-to-islanders-for-mcadam-1.1130090 http://www.hockeydb.com/ihdb/stats/pdisplay.php?pid=134407 同日、UFA移籍が決まったTyler Bozak、Leo Komarov、NYIに戻ったMatt Martinから LEAFSファンへの感謝の言葉が、記事やインスタで届けられた。 For Toronto / Tyler Bozak(STL BLUES) https://www.theplayerstribune.com/en-us/articles/tyler-bozak-toronto-maple-leafs-nhl/ Wanted to share my great thanks with everyone in Toronto / Leo Komarov (NY Islanders) https://www.instagram.com/p/BkueZK7hPGp/?utm_source=ig_share_sheet& ;igshid=b8b3m0hh5vdb Want to thank @mapleleafs organization for the last two years./ Matt Martin (NY Islanders) https://www.instagram.com/p/BkyW4RRgt-K/ 現地でもTavares Feaverの横で、センチメンタルな感情を揺さぶられている層も多い。 彼らのNHLキャリアが、彼ら自身の満足の行くもので満たされることを願いたい。 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:1777ba470a0705a8ff6b3177e04ccfb6) >>474 >6/26 8月のDevelopment Campのロースターを発表、2018年ドラフトの上位指名8名を含み > ドラフト指名組17名、他29名(内、AHL、ECHL契約者5名)の、計46選手が参加予定 これを訂正。ロースター発表は6/25 Maple Leafs Announce 2018 Development Camp Roster https://www.nhl.com/mapleleafs/news/maple-leafs-announce-2018-development-camp-roster/c-299263094?tid=290513744 https://nhl.bamcontent.com/images/assets/binary/299263792/binary-file/file.pdf スクリメージ・ゲームは6/30に行われた。 Maple Leafs Development Camp: Scrimmage Highlights https://www.youtube.com/watch?v=0f75snPdPWU ハイライトだけなんで何とも言えないが、敗れたJoseph Woll (2016 R3 62位)のセービングは Sparksよりスムーズさがあるように見える。 7/4 Jutin Hollと2年、2WAY-Contuctで契約。各年$675,000 https://twitter.com/LeafsPR/status/1014253907953029122 LEAFSでは2試合で2Gを上げるも、スピード、パワーとも今一つとの評価、 ロースターとの兼ね合いでAHLに降格。 AHLプレーオフでも20試合に出場、3G、3Aと活躍し優勝に貢献したが、 DermottやRosenのようなインパクトはなかった。恐らくケガを抱えたままの出場だったと思われる。 26歳なので2年契約は最後のチャンス。 KHLに戻ったMiro Aaltonenは、Vityaz Podolskと2年契約を結んだが、LEAFSからの契約も受ければ 2年後にLEAFSが優先的に交渉できる資格を持つ。シーズン後半からプレーオフにかけて素晴らしい 活躍をしていただけに、センターのデプスとして確保しておきたい人材。 2016年にMatthewsを1位指名して以降は、2年でDFを8人指名しているので、FWの方は現状の戦力を 維持しながら、Aaltonenのような人材を抑えておきたいところ。 これで契約未更改のRFAは、William Nylander、Andreas Johnssonという、LEAFS生え抜きの フランチャイズ・プレーヤーのトップ候補生と、相手を圧倒する巨漢とフェイス・オフの強さが武器の Frederik Gauthierという3人のみとなった。 まだNHLでのキャリアを開始したばかりのJohnssonの潜在的可能性はもちろんだが、Nylander(22歳)、 来年のMatthews(20歳)、Marner(21歳)と、絶対に手放してはいけない若いタレントである。 read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる