一方で、15年ドラフト組でCHLプレーオフで勝ち進んでいるのはMitch Marner(R1 4位、LDN/OHL)、
Martins Dzierkals(R3 63位、RNH/QMJHL)、Dmytro Timashov(R5 125位、SHA/QMJHL)の3人。

Marnerは、Christian Dvorak(ARI14年 R2 58位)やMatthew Tkachuk(2016年ドラフト候補)という
強力なライン・メートと相互に影響し合い、プレーオフ14試合現在で15G 22Aと活躍中。
シーズン中も59試合39G 77A(WJCカナダ代表選出)で、OHL最優秀選手であるレッド・ティルソン賞も受賞した。
現地時間5月5日にファイナル第1戦でNiagara IceDogsと対戦する。

ちなみにラインメートのDvorakはRS59試合 52G 69A(WJCアメリカ代表選出)PS現在14試合10G 16A。
TkachukはRS57試合 30G 77A(WJCアメリカ代表)PS現在14試合16G 17Aである。
地区優勝は直接対決の差で、同ポイントながらERIEに譲ったが、プレーオフ4勝0敗で借りを返した。

またQMJHLはDzierkalsが所属するRouyn-Noranda Huskiesと、Timashovが所属するShawinigan Cataractesが
ファイナル(President's Cup Championship)で直接対戦。今日が第1戦で、まずRNHが4-2で先勝。
Dzierkalsが2A、Timashovも1Aをマークした。

Dmytro Timashovは、シーズン序盤に所属していたQuebec Rempartsでは29試合18G 35Aだったが、
Shawinigan移籍後は28試合で4G 28Aと低迷。しかしPSでは17試合現在で12G 14Aと復調した。
SHLからCHLに移籍して2年目、徐々に北米流に対応してるようだ。
WJCのカナダ代表にも選出され、じっくりと成長の後が見て取れる。

Martins Dzierkalsはラトビア・リーグからCHL1年目の今季、59試合24G 43A、WJCラトビア代表選出。
CHLプレーオフは、ここまで16試合4G 11A。両者とも、北米規格のリンクに慣れ、そこでの対応と
成長を見届けたい左撃ちFWである。左撃ちの若手FWが少ないチーム状況なので、
先のAndreas Johnson(左撃ち)と共にチャンスは多いはずだ。