Kapanenは、PITに1巡指名された後のシーズンでも、FELのKalPa Kuopioで41試合11G10Aの21Pts。
チーム内でゴール数4位、Pts6位。MARLIESでも現在39試合、9G16Aで、スタッツだけなら傑出さはない。

先のWJCでも、Laine-Aho-Puljujarviの強力FWラインで奪った得点を、残りの全員で守り切るという
作戦だったのか、ディフェンシブFWとしての役割が多く、優勝を決めたゴールデン・ゴールまでは1ゴールだった。
しかし、強弱をつけながら、リンクを端から端まで走り回るプレー範囲の広さは、強く印象に残っている
攻撃力の強いチームで冷静な2WAY型、ディフェンシブFWとして試合を支配するのが合っているのかもしれない。
MARLIESでも、その冷静さを象徴していたのが2015年10月30日のこの試合だと思う。
http://theleafsnation.com/2015/10/31/bertuzzi-incident-puts-black-mark-on-6-1-marlies-victory

試合はDET二軍のGrand Rapidsを6-1の大差で下したのだが、終盤に起きた小競り合いで
乱闘相手を探していたGrand RapidsのTyler Bertuzziが、Kapanenに突っかかって行く。

他のオン・アイスの選手も、それぞれ相手がいたので捕まってしまったが、乱闘には興味がないとやり過ごしているうちに
リンクに叩きつけられてしまった。これを闘志が無いとするか、冷静さを失わなかったとするかは評価が分かれる。
試合に大勝していること、Bertuzziが出場停止処分となったことを、どう受け止めるかは首脳陣である。
ちなみに、この試合でのSheldon Keefe(MARLIESヘッドコーチ)は、特に目立ったコメントは出していない。