【カーリング】戦略・作戦総合スレ
マジレスするとダブルテイクみたいな形をヒラコー君は狙ってた
狙い通り決まれば、最初に当てた相手の黄色の石はハウス外にすっ飛ぶから得点にはならず、
ヒットロールで真横にシューターすっ飛ばして黄色石にコツンと当てて、
横へずらした2つ目の黄色は、赤ナンバー1のためのバックガードになる
そうすれば次にピールされたときのキャッチャーになる
(あの配置だと男子でも二つを出すのはまず無理なので平田博士の狙いはダブルテイクではなかった)
ヒットロールで飛ばした自分たちの赤石も6時方向のバックガードになるので、
ちゃんと決まってれば赤、黄の2つのバックガードによって黄色2点がほぼ無くなるし、3失点はまず間違いなく避けられる
ラストショットで愛媛がバックガードをかわすようなテイクアウトを投げると、角度がつきすぎて確実にシューターがロールアウト
シューターを残そうとすると角度が甘くてバックガードに捕まる
もちろん可能性はものすごく低いが、相手がありえないミスをしたときのスチール1点も期待はできる
という平田博士の深遠な作戦だったのだろう
みつきとの違いは3失点のリスクに対する考え方と、自分で決めるか?相手に委ねるか?の違い
前にガード置いた方が楽なのは間違いないが、ちょっとミスっただけで3失点があり得る
ダブルされない位置で、ハウスにナンバー2を置く作戦もやっぱりミスったら3失点があり得る
その点、平田博士の作戦はスルーさえなければ3失点だけはなくなるので、
2失点でもいいと考えてるなら有効な作戦
みつきのは失点1に抑えたい、あわよくばスチール狙いたい、3失点も覚悟のうち、という作戦
点差を考えたら平田博士の方が正解だと思うが、完全試合狙ってたんならみつきの作戦以外にはありえない
まあどっちでもいんじゃねw >>827
必要なのは作戦の再検討ではない
石郷岡1投目がハウスの手前になったことと、その後の石郷岡2投目タップバックが失敗したこと=アイスリーディングか投げミスに関する再検討が必要
先攻3投目までをスルーさせて、そのあとはクリーン展開で石を1個ずつ出しまくるのと、
先攻3投目までをセンターに使って、そのあとはクリーン展開で石を1個ずつ出しまくるのは、
3点差ある場合、考え方では似たようなもん
3投スルーさせる方は作戦がシンプルにはなるし、ダブルが決まれば即コンシードが期待できるが、ワンミスで3失点のリスクもある
3投センターに使う場合は多少コーナーに石を入れられてもナンバー1だけある程度守ってれば大量失点はほぼない
どっちがやりやすいかはそれまで使ってきた作戦と、投げてきたラインと、チームの状況と、対戦相手による 中電vsスウェーデンの3エンド、ハッセルボリのラストショットについてに個人的な考察
右からのドローはダブルタップにするか、タップバックにするかの二つの方法があるが、
どっちにしろ3得点の可能性がほぼないにも関わらずスチール1失点の可能性はそれなりにあるから却下されたと思われる
(ハッセルボリとマクメイナスは1投目を投げ終わったあとで次のプランを話し合っていて、
自分たちが2投目を投げる時には「ドローではなくセンターからのランバック」というプランをすでに決めていた、ので全然迷ってなかった)
センターからのランバックだけが「失敗してスチール1失点のリスクが低いにもかかわらず、3得点の可能性はそこそこある」選択肢だった
ってことじゃないかなあ
あと、あの場面のドローはラインがあんまり読めてなかったってのもある
スウェーデンは3エンドだけで言えば、右からセンターへのドローはサード1投目のマクメイナスが投げただけで、
他の選手は誰も投げてなかったんだ(中電のドローラインを参考にはできるがあくまでも参考程度で、
ウエイトはまだしも、曲がりのラインはリリースがそれぞれの選手で違いすぎるからあまり参考にならないことが無きにしも非ず)
しかもマクメイナスのドローは想定よりも早く曲がって目標よりも前の石にチップしてしまった(ウエイトは合ってた)
あのシルケボーのアイスでタップバックのためのドローラインをハッセルボリがちゃんと把握してたか?と言われれば、
平昌金メダリストといえどそこまでの把握はしてなかった、って感じ
ランバックのウエイトが強かったのはへんな角度で当たっても中電の赤の石がNo.1にはならず、
すっ飛んでくウエイトにしたかったからだね
その動きはブラシでハッセルボリとマクメイナスが確認してた
ハッセちゃんの本当の狙いは「赤→黄→黄のタップバックで2点」ではなくて「赤→黄→赤のレイズテイクアウトで3点」だった、とそんな感じ 多分、石の配置と、選択するショットから考えられる「最悪の結果」と「最高の結果」を天秤にかけた結果、
「3点取れる可能性が1番高くてスチール失点1のリスクも少ないショット」を選んだんだろうなあ、って感じ
それで右からのドロータップではなくセンターからのランバックになったと思われる
まず、ハッセルボリが左からドローを選択しなかった、ってことはNo.1はスウェーデンの黄色だったが、
No.2は中電の赤だった、ってことだと思われる
(No.1、2がスウェーデンなら左からのリスクの低いドローで成功すれば3点、失敗でも2点で十分だったはず)
そしてあの配置は最大で5得点、最悪で失点2のスチールまで考えられる配置だった
で、右からのドローによるダブルのタップバックでNo.3を押し込むショットは、
失敗すると1点止まりどころか最悪1点スチールで中電に点数を献上する可能性が結構あった
タップバックでNo.3押し込むにはNo.4の黄色に当てて左45度に飛ばさなきゃならない
ってことはかなり正確なソフトウエイト(8〜9の位置に止まるようなウエイトのドロー:秒数で多分ホグホグ14.0秒〜13.5秒)でちょこんと押し込まなきゃならない訳で、
最悪の場合、タップ狙いのドローが曲がりすぎる可能性もあった
曲がりすぎたら最後、No.4の真芯に当たっても中電の赤No.2に飛んでって、ラッキー2点ならまだしも1点で終わる可能性もあったし、
更に曲がりすぎてNo.4の芯より左に当たったらスチール1点コースさえあり得る
アイスさえ読めてれば、弱めのタップ狙いのドローだから多少はスイーパーでコントロールできるので楽といえば楽なのだが、
ハッセルボリといえどあの時点でシルケボーのアイスのドローラインをちゃんと読めてたかは微妙
※3エンド、右からセンターへのドローはサード、マクメイナスの1投目で1回投げただけで、
しかもそのドローはライン読みきれずに曲がりすぎて目標よりも前の石にチップした
配置だけ見ればNo.4の黄色の石を飛ばしてNo.3の中電の赤石だけをスコーンと飛ばして3点ゲットの道はある(ように見える)
でも、そのためにはハーフウエイトのテイクでガードすれすれをかわしつつ、最低でも芯、できれば芯より5センチ左に当てる必要がある
そのウエイト(13.0〜12.5秒ぐらい?)で投げると曲がりが弱くてスルーコースもあるし、
No.4の右側に当たるとダブルタップの形にはなるがウエイトありすぎてNo.3の石がすっ飛ぶか、No.1の石がすっ飛ぶコースで2得点すらままならない
というか多分だが、あの曲がり幅のアイスでは右からのレイズで「No.3の黄色→No.2の赤」を狙うのは無理ゲーだったかもしれない
ガードの位置と、当てなきゃならん石までの距離と、ガードをギリギリでかわしてそこから曲げなきゃならない幅を考えると、
多分無理っぽいんだよね(3エンドで投げてたドローやテイクの曲がり幅を見た感じ)
ガードを交わして石一個分の幅を曲げるためにはウエイトを弱くしないとあかん→レイズで赤No.2を押し出しきれない
赤No.2を押し出したい→ウエイトが強くなるのでガード交わした後に石1個分曲がってくれない
って感じで
その辺の理由もあってセンターからのランバック(ウエイト強め)になったのだろう
センターからのランバックだと、逆にスチール1点のコースが結構狭いんだよね
しかもウエイトを強くすれば、スチール1点のコースはほとんどピンポイントコースになるのでリスクが少なくなる
失敗しても1得点はほぼ確保、成功したら3得点、ってことならやっぱりランバックを選択するんじゃないかなあ セミファイナルのカナダ対スイスのEE
後攻のカナダが円内に入れた石にフリーズされて、使われる形になってしまった。
EE後攻はガードはもちろん円内にも、全く石を置く必要は無いと思うんだけどなあ。 >>525
これは自分も同意見ですね
日本もオランダ戦のEEでハウス内に入れてきたけど
その後に完璧なフリーズをされたら最後の日本のドローはハウスが狭くなるだけ
頭の中で色々とシミュレーションしてもスルーが一番勝てる確率が高いと思うのだが
トップレベルのスキップの考えだとハウスの中に入れる方がいいということなのでしょうね ガードも何も無ければスルーでいいが
何かガードあったらそっちじゃなく逆側にドローして相手にそっちを何とかさせるんじゃないかな?
日本対オランダの場合
http://wmcc2019.worldcurling.org/data/CUR_WMCC2019P/play_by_play/7172/11-14.jpg
投げ手から見てハウス右側後方に相手の石がバックガードとしてあり
自分の石がコーナーガード気味にある
もしスルーしたら赤は後ろのバックガードに付けに行くだろう
それをさせないために逆側にコーナードローしてそっちを構わざるをえなくさせた
前にも後ろにも何もない場所で勝負させた
カナダ対スイスの場合
http://wmcc2019.worldcurling.org/data/CUR_WMCC2019P/play_by_play/7232/11-4.jpg
やはりハウス左に赤のガードがあり
スルーすれば当然その裏に赤は隠しに来る
右に黄色をドローした事で右を赤は構いに来た
結果左のガード裏の攻防は最小限で済んだ >>527
>もしスルーしたら赤は後ろのバックガードに付けに行くだろう
そしたら黄色は広々としたハウスに悠々とラストドローすればいいだけ。
そんな端っこにフリーズしたところで相手へのプレッシャーにはならないでしょ。 MDのPPの先攻で、ハウス内の石にフリーズが決まれば
3失点はまず無く、取られても2点という形が濃厚にならないか?
スチールはまず望めないかもしれないが、
「最終エンド2点勝ってるが、後攻の相手がPPしてきた」という場合には
ハウス内の石にフリーズが一番有効な手段と見るが。 >>529
たしかにフリーズが決まれば相手を1点ペースにできるけど
前にとまってコーナーガードになるという大きなリスクがある
最終エンド2点リードならコーナーガードのウィックがいいのでは 世界選手権女子決勝9Eカナダのラストショットで
「ダブルロールインを狙うんじゃないか?」と思っていたらカナダはそのショットを選択し
見事に決めて、それが優勝につながった。
世界で優勝しようと思ったらああいうショットも選択して成功させる必要があるって事かと。