「手つかずの自然」っていうフレーズに多くの人は引き付けられるのだけれど、実はすでに人が手を入れたことで整っている場所って多いと思うんです。
「手つかずの自然」のフレーズを恣意的に使っているようなものも見受けられて残念と言うか、なんというか。
近場だと圏央道の天狗も使われていましたよね。つくばエクスプレス開業時はオオタカの営巣がなんてやっていました。

昨年(だったとおもう)の大雨の際に新横浜の日産スタジアム界隈の鶴見川が氾濫せずに済んだのは計画的に堤防を広げてあったからと聞きました。
グーグルマップや横浜市河川管理課の資料を見てみると、これに加えて上流には地下鉄の車庫があってこの下も水が流れ込むようになりつつ、川の景観・自然を損なわないようになっているようでした。
最近の土木界では自然との共生とまではいかなくても、サンクチュアリのようなものを作って市民に還元するようにやっているんだなと思いました。