補助金ばらまいて9割に近づけた日本
さっさと諦めて簡易型に移行した台湾


シール状のETC、無料提供開始
来年から全面移行
2012/05/16 14:19
台北 16日 中央社)シール状の新タイプETC「eTag」の無償提供・取り付けが15日から一斉に始まり、申請車両は初日だけで約2万台に達したと見られている。
来年から高速道路通行料の徴収システムが変わり、現行の車載機も使用できなくなるためで、無償提供期間は今年末まで。

フロントガラスなどに貼り付けるeTagは、箱型でカード挿入などが必要な従来の車載機に比べ、手軽さが売り。
15日から今年いっぱいまでは、ETCを運営する「遠通電収」の各支店や提携ガソリンスタンドおよび自動車販売店などで、無料で提供・取り付けを行っている。

高速道路の料金システムは現在、車種に応じた固定料金となっているが、
来年からは走行距離に応じた加算方式に変更される予定で、これに合わせ旧車載機は使用できなくなる。

23日からは、eTag使用車両に限り通行料金が1割安くなるサービスが開始され、同措置は来年の新料金以降も継続される。

台湾では2006年にETC(高速道路の電子料金収受システム)が導入されたが、利用率は44%程度と伸び悩んでおり(日本では9割近く)、
eTagへの切り替えと割引サービスによる利用率向上に期待がかかっている。

来年以降、eTagの購入・取り付けには225台湾ドル(約600円)程度の費用が必要となる見込み。

http://mjapan.cna.com.tw/news/atra/201205160002.aspx