通過に3回以上信号待ち、渋滞交差点解消へ新計画 兵庫県
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201906/0012418139.shtml

兵庫県は、県が管轄する国道と県道の交差点(神戸市内を除く)で、渋滞の激しい29カ所について2023年度までに解消や緩和を目指す計画を策定した。
通過するのに3回以上も信号待ちをしなければならない交差点など、慢性的な渋滞を引き起こしている道路に対し、バイパス工事などを実施し、交通事情の改善を目指す。
県は02年度に「渋滞交差点解消プログラム」を策定。
「信号がある交差点で、通過するのに3回以上の信号待ちが必要となる場所」「信号のない交差点で通過に2分以上かかる場所」などの要件で県内の交通状況を調査し、対策が必要な場所を選定している。
プログラムは5年ごとに改訂し、これまでに223カ所あった渋滞交差点は57カ所まで減少した。
19年度からは、残る渋滞交差点のうち29カ所の解消や緩和を目指す。
このうち最も渋滞の激しいのは、姫路市勝原区の下太田交差点。
姫路市道と県道が交わる場所で、県が調査したところ、最大渋滞延長は350メートル、通過するのに8分を要し、信号待ちは4回に達したという。
今後、右折レーンを設置する工事を予定している。
ほかの場所についても道路の拡幅やバイパスの整備、立体交差への変更などで対応していくという。
また、踏切についても「踏切すっきり安心プラン」を5年ぶりに改訂。
遮断機がピーク時は1時間のうち52分間下りている阪急神戸線の塚口東第1踏切(尼崎市)など、課題を抱えている全58カ所で安全対策などを実施する。