山陰道開通延期で検討会議11/24 20:28nhk
建設中の「山陰道」の鳥取市鹿野町と青谷町の区間で、のり面の一部が崩れる恐れがあるとして、開通時期が延期
されたことを受け、鳥取市で専門家による検討会議が開かれ、今後の対策などについて話し合いました。
国土交通省は「山陰道」の浜村鹿野温泉インターチェンジと青谷インターチェンジの間の4点7キロの区間を来月17日
に開通する予定でしたが、鳥取市鹿野町の道路ののり面で地滑りが起きている可能性があるとして、開通時期を延期
することを決めました。
これを受けて鳥取市で地質や地盤工学の専門家による検討会議が開かれ、地滑りを防止するための工法について
検討が行われました。
会議ではまずのり面の地滑りの範囲を確定するために広い範囲でボーリング調査を行うことを確認しました。
その上で今後の対策としてのり面に打ち込むワイヤーを増やすことや、上部の土を取り除きのり面にかかる負荷を軽く
すること、のり面を埋め戻してトンネルにすることなどが検討されました。
国土交通省では、来月下旬に2回目の会議を開き、工期や工法などを検討するということで、この区間の開通時期は
来年以降にずれ込む見通しだということです。