新東名120キロ案浮上 県内「妥当」「寝耳に水」 静岡 2014.2.26 02:18

 古屋圭司国家公安委員長は24日、静岡市内で開かれた会合で、新東名
高速道路の速度制限を120キロに見直すことを検討する考えを示した。
これを受けて県内では25日、「120は妥当では」(川勝平太知事)「全員が
寝耳に水。どういう意図で言ったのか」(県警)と賛否両論の声が聞かれた。

 24日に静岡市駿河区のホテルで開かれた岩井茂樹・自民党参院議員の
会合で、古屋圭司国家公安委員長は「新東名の設計速度は120キロ。
現在の速度制限は100キロだが見直しを検討する」と述べた。ただ、
警察庁や国土交通省など関係省庁との調整など、具体的な取り組み方針
については触れなかった。

 川勝知事は25日の定例会見で、「いきなり(速度制限を)100から140に
するのは危険。120は妥当ではないか。制限速度以上の車も多い。実態も
踏まえて、改めて警察で見解を示しても良いのではないか」と、現在の速度
制限にこだわる必要はないという見方を示した。

 ただ、取り締まる側の県警交通部内には、唐突な速度制限見直し発言に
困惑が広がった。

 交通規制課の担当者は「誰も速度制限を見直すなどといった発言を聞いて
いないので、コメントしようがない。これはそもそも県警だけの問題ではない。
警察庁も国交省も何も聞いてないようだ」と話していた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140226/szk14022602180001-n1.htm