〜とあるバカ君臣の劇場〜

−第一幕−
孫権「ヒャッホー!公孫淵が降伏してきたから使者を送るぜ!。」
張昭「公孫淵は魏を恐れてわが国を利用しようとしているだけなので、
    使者を送っても無事に帰って来られませんよ。天下の笑いものになります。」
孫権「んだとテメエ!俺はテメエを尊敬して意見を聞いてるのに、
   テメエはなんでいつも皆の前で俺の面子を潰そうとするんだよ!もう我慢ならねえ!」(刀を抜く)
張昭「私の意見が陛下のお耳に逆らうのは分かっておりますが、それでも思うところを
    包み隠さず申し上げるのは、亡き皇太后様のご臨終の枕元で陛下の事を託されたからなのです。。。」(泣き崩れる)
孫権、刀を放り出して張昭に駆け寄り、共に泣く。

−第2幕−
孫権「張公はもう八十近いし耄碌してるんだろう。言う事聞いたフリして使者送っちまおう。」
張昭「聞き入れたフリをするとは姑息な!ワシはもう病気で参内できません!」(家に引きこもる)
孫権「ガンコジジイめ!そんなに出たくないなら本当に出られなくしてやろう」(張昭の家の門を土でふさぐ)
張昭も意地を張って、さらに内側からふさいで出るつもりのないことを示す。

−第3幕ー
孫権が公孫淵に送った死者2人が殺害された。
孫権「ヤバいな。。。張公に謝って出てきてもらおう」
張昭「病気が重いのです。」
孫権「手紙じゃ無理か?やっぱ直接行くしかないか。張公、俺様が悪かったから機嫌を直してくれよ〜」
張昭「・・・」
孫権「皇帝が会いに来たのに出てこないのか!そんなガンコな奴にはおしおきだ!火をつけてやれ!」
張昭「・・・」
孫権「わ〜っ!火事になっちまった!早く消せよ!」
張昭「・・・」
孫権「(´・ω・`)」
張承、張休ら「親父頑固すぎるだろ。屋敷に突入してふんじばってでも連れて来るしかない!」

かくして、息子たちに担がれて出てきた張昭に孫権は謝罪して、ようやく仲直りできましたとさ。

こんな面白い事件ないだろ